スペイン
- ESP -
情熱の国の血が複雑に流れ、肝心なところで勝てない、無敵艦隊。
出会いは、2002年のワールドカップ。ラウルの華麗なシュートに魅せられてファンになり、アイルランドとの壮絶な戦いに感動して熱心に応援するようになりました。そして、あの韓国戦…「出場停止になってもいいから、あの審判を殴りたい」というエルゲラの言葉に私も泣きました。
スペインチームは「無敵艦隊」と呼ばれますが、下の戦歴を見て判るように肝心なところで負けることが多く、ゼンゼン無敵じゃない（笑）。しかし近い将来、逃し続けてきたタイトルを獲得できると私は信じています。
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| スペインにフットボールが伝来したのは19世紀後半のこと。（それ以前にも地方でフットボールに似たゲームが行われていたとも言われています。）スペイン北部の沿岸地方にやってきたイギリスの船乗りたちが、イベリア半島で最初のアソシエーション・フットボールを行うようになったとか。（バスク地方を代表するチーム「アスレティック・ビルバオ」のクラブ名にイギリスのルーツをうかがうことがでます。） 1904年のFIFA（国際サッカー連盟）創立にも参加したスペインで、最初に設立されたクラブが「レクリエティボ・フエルバ（Recreativo Huelva）」。1898年のことです。その後、「アスレティック・ビルバオ」「レアル・マドリード」「アトレティコ・デ・マドリード」「バルセロナ」といった名門クラブが続々と誕生していきました。 1902年にはスペイン・カップが開始。この大会は、何度か名称が変わったものの現在でもヨーロッパ最古のサッカー大会の一つとして開催されています。 「リーガ」の名で親しまれているスペインリーグがはじまったのが1928年。当初10チームだったリーガ・エスパニョーラも、現在ではヨーロッパでも屈指の強豪20チームでトップ・ディビジョンを構成しています。 クラブ・チームでは世界トップクラスのスペインも、代表チームの戦績は芳しくありません。FIFAワールドカップでは決勝戦に進出したことが一度もなく、最高成績の4位を記録したのもはるか昔の1950年。1964年のUEFA欧州選手権で優勝し、1992年にはオリンピックで金メダルを獲得していますが、これはどちらも地元開催。内弁慶さは否めません。 94年のアメリカWCから98年の1月のフランスとの対戦まで32戦無敗（1度のPK負けは記録外）ここから「無敵艦隊」と呼ばれるようになりますが、98年のワールドカップ・フランス大会は20年ぶりに予選リーグで敗退。2000年のUEFA欧州選手権では準々決勝でジダン率いるフランスにラウルが試合を決めるPKに失敗して1対2で破れています。近年のスペイン代表チームは、常に優勝候補の一角に上げられながら大きなタイトルを逃し続けてました。 地域間の対抗意識が強いスペインでは、ファンも代表チームよりクラブチームの方に力を入れる傾向があると言われています。が、近年は代表チームにも関心が高まり、観客も大勢集めています。優秀な選手が揃ったチーム編成と熱い声援を送る観客。もう、スペインがタイトルを獲得するお膳立ては充分にできているのです。 |
| スペインチームの戦歴 ■ 1950年FIFAワールドカップ・ブラジル 4位 ■ 1986年FIFAワールドカップ・メキシコ 準々決勝進出 ■ 1994年FIFAワールドカップ・アメリカ 準々決勝進出 ■ 1964年UEFA欧州選手権スペイン大会優勝 ■ 1984年UEFA欧州選手権フランス大会準優勝 ■ 1920年アントワープ・オリンピック銀メダル ■ 1992年バルセロナ・オリンピック金メダル ■ 2000年シドニー・オリンピック銀メダル ■ 2002年FIFAワールドカップ・コリア・ジャパン 準々決勝進出 （2003.4.1現在）私の知っている限りの戦歴です。間違っているものがあれば教えてください！ |
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