lost souls


Doves

 

どこからともなく襲ってくる轟音と気が狂いそうなほど素晴らしいメロディセンス。
そして瞬く間の静けさとリズミカルな打ち込み・・・
そういつもDovesはシングルを出すごとに見事にいい方向へと裏切ってきてくれた。
ほんとにダンスシーンで一発屋で終わった元Sub Subのメンバーって言うのが信じられません。

そんなDovesの待ちに待った1stが出たのも今年。
先方に出た3つのEP(CEDAR ROOM EP、SEA EP、HERE IT COMES)がとてつもなく素晴らしい内容だっただけにこのLPが悪いわけがない。
さてアルバムの方だがまず1曲目の「firesuite」。
どことなく懐かしく、そして浮遊感。 全体を通してもそうなのだがとてもアンビエンタルで気持ちが良い。
M-9の「the man whotold everything」も同様に感動ものです。ただもっとインスト多いかなって。この期待だけ外れました(笑)
M-10の「the cedar room」。
この10曲目に置いたのは何かメッセージがあるのか?

そんな事を考えながら選曲の流れを一通り聴いたわけだが自分の中で納得。 最後の2曲が映画のエンドロールのようにアルバム全体を落ち着かせ、眠りに入っていく。
やはりこの曲がメインなのだろう。だってまさに最高傑作だもんね。この曲を初めて聴いた時はほんとに衝撃を受けた。
とにもかくにも一度Dovesの扉を開いてみてくだ
さい。text by カズキ

 

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