■JIF-1.0 [I’M ON FIRE] について
44MAGNUM 35th Anniversary
Boot-Leg.と初めての開発で、前回リリースした 『WILD BEAST』 の特徴は、きめ細かく繊細なHigh-Gainとサスティーンだった。自分流に表現するなら、デリケートにコーティングされたオーバードライヴサウンドというニュアンスになる。
その使い勝手と守備範囲は非常に良く、普段から交友の深いプロギタリスト達にもその評判が広がっていたようで興味を持っていた。彼らの中には実際使ってみて気に入り、後にBoot-Leg.へオーダーしてきたケースもあったようだ。
そして今回、44MAGNUMデビュー35周年記念エディションである 『I'M ON FIRE』 は種別として 『WILD BEAST』 がオーバードライヴ系であるのに対し、いわゆるブースター系という新たなラインである。
『WILD BEAST』 の繊細にコーティングされたGAINという方向とは反対に、実践的なバンドアンサンブルでの抜けの良さ、濃厚リッチな倍音やサスティーンを得られる事を重視するよう設計を依頼した。
特筆すると、一般的なブースターペダルとの違いは、コンプレッションが繊細且つボトムが太くしっかりしている点だ。丈夫なボディもライブ現場には欠かせない。試作品が作られて約一年、殆どすべてのライヴ現場で実際に使用してきて、今や手離せない絶品となった。
どのようなタイプのギターアンプにプラグインしても、それなりに快適な歪みは得られるが、ハイゲインアンプ使用時のブースターとしての基本的な使い方一例としては、FIREダイヤル→9~11時、DANGERダイヤル→12時過ぎ、がお勧め。
あと最後に、今回のこだわりのひとつである、イルミネートダイヤルやマグナムロゴなど装飾デザインは、コアなFanには音以外にも結構楽しんでもらえるかも!
HIROSE SATOSHI "JIMMY"
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