・タイユヴァン ミシュラン ★★★ たろちゃん ★★★
3ツ星レストランの代名詞ともいわれるタイユヴァン。
確かに玄関を入って席に案内されるまでにその風格を感じることができる。
ギャルソン達の振る舞いは洗練され、しかし客に緊張感を与えることのない優雅なもの。
テーブルの間隔もゆったりと取られており、それがまたこの店の落ち着いた風格を醸し出している。
今回選んだ料理は
・オールドビネガー風味 森のきのこの盛り合わせ
・アルモリカ風ソースあえ山羊のチーズのラビオリ
・卵巣と香草添えロブスターのソテー
・スモークサーモンたたき添えイシビラメ切り身のロースト
どれも完成度が高く非常に美味であった。
ただ、前回(4月)とメニューの内容があまり変わっておらず、また料理に使われているソースが
ややマンネリなのではないかという感想を持った。
ワインは相変わらず安くてうまいのを選んでくれる。
(今回ソムリエに任せて出されたのは290F。日本円にして約6000円)
このへんはぜひ日本のレストランも見習ってもらいたい。
今回で3度目のタイユヴァンだが、料理、サービス、雰囲気、どれをとっても相変わらず堂々の横綱相撲で、
まさに非の打ち所なしの印象であった。
’98.10
・タイユヴァン ミシュラン★★★ たろちゃん★★★
名実共にパリを代表するレストラン。特に洗練されたサービスとワインリストの充実ぶりは世界一とも
言われている。
店は意外と地味な場所にあり、店構えもまた地味。しかし1歩店内に入るとそこはもう社交界である。
クラシカルで落ち着いた店内は「さすがタイユヴァン」といった風格がある。
まずは食前酒にキールをオーダーするとわざわざ白ワインのボトルを見せてくれ、了承を得る丁寧さ。
そして目の前でカクテルしてくれた。
ほどなく心憎いタイミングでオーナーのヴリナ氏がメニューを持って現れる。ヴリナ氏にメニューを
手渡されるのがステイタスだという人もいて、実は筆者もその一人なのである。「ああ、今年もタイユヴァン
に来たのだな」と感慨に耽ってしまう。
冷えたキールを飲みながら料理選び。料理を選ぶのにたっぷりと時間をかけるのは常識。
以前来たときにはアラカルトでオーダーしたので今回は650Fの定食を選んだ。ワインはソムリエに
こちらの希望を伝え、選んでもらったのがChateau Bellegrave’93。
さて、料理はこれまた堂々とした王道を行くフランス料理。と言ってもけっして胃にもたれるような
重い料理ではない。素材の持ち味を十二分に活かした、むしろ今風の軽いめの料理といえる。
伝統をふまえつつ現代風な味付けといえばいいのだろうか。
スペシャリテのクリームとクレソンのスープキャビア添えや、オマール海老のソーセージ風などは
この定食で頂くことができる。
サービスは常に客をリラックスさせ、食事や会話を楽しめるよう気が配られている。日本人をぞんざいに
扱うようなことはない。
この日は3時間半かけてのディナーであったが、料理、雰囲気、サービス、共に素晴らしく、贅沢な
時間を過ごせたという満足感が大であった。
’98.4
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