SINGAPORE !

シンガポールツアー(1999/9/29 掲載)

 1999年9月3日からシンガポールにいきました。
 「シンガポールオープン見てみないな」と数ケ月前に企画開始。結局男子の試合はなくなってしまい少々残念。それでも、学生選手、初心者、キッズ、ベテランおじさんまで、取り揃え多様に15人が参加。
 出発日、いきなりパスポート忘れて飛行機に乗れない者あり、ワイワイがやがや珍道中。カランのスカッシュ&テニスセンターとホテルでスカッシュが好きなだけできました。シンガポール元チャンプ、有名人ザイナル師匠のレッスンあり、地元キッズやおじさんたちと交流試合、女子ワールドチャンプの試合観戦、スカッシュ三昧。

9月3日(金)

 16:30に成田集合、総勢予定15名(浜本さん、杉さん、山本さん、石黒さん、丹埜さん、池田さんご夫妻、芹沢さん、ハーディングご夫妻、鈴木さん、平塚家3名と、私)BEN&史ちゃん、鈴木さんは、別便。残り12名は19:10発シンガポール航空SQ11便。私はほぼ定刻に待ち合わせ場所に到着。石黒さんが一番遅れてやって来た。しかしロンkunは成田空港駅についてから、パスポートを忘れたといって新宿の家まで取りに帰り、結局当日便に間に合わず、翌日便に変更。はるみちゃんブツブツ。

 座席を固めて取ろうと、やや早めの集合。出発時刻まで、コンビニでビールを買い、出発する前からすっかり完成状態。座席は喜代登さん、石ちゃんと私で横並び。こりゃまたスチュワーデスがチョー綺麗。国内航空会社と全く違います。顔つきは日本的、ガンジロ。思わず日本人かと思い、尋ねてみるとシンガポール人とのこと。中国系シンガポーリアンなのね。SQは普通席でもカードで使える電話までついていて、なかなか。こりゃJALよりいいかも。酒があって、綺麗なおねーさんがいりゃー文句なし、機内食のヒレステーキもなかなか旨いじゃん。うつらうつらしながら深夜のチャンギ空港へ着く。深夜でも暑い。もわーとしているが、今年の東京と同レベル。マリーナマンダリンに宿泊、喜代登さんと同室。

9月4日(土)


[べンちゃん]


手前左から、晴美ちゃん、喜代登さん、史ちゃん、池田夫妻、慶彰くん、ザイナル氏、平塚氏、寛彰くん、(杉さんどこ?)、浜本さん、おいら、撮影者:BENちゃん

 8時頃起床。時差は1時間しかないが、約7時間の飛行機は少々疲れる。コートは午後からBOOKしているとのことで、ホテル内で朝食会、午前中喜代登さんとホテルのプールで寝てすごし、ホテル近接のセブンイレブンで飲料水を仕入れ、タクシーでカランへ。スカッシュコートは5面、ダブルが1面、ザイナル師匠のショップがあって、テニスコート他多数。土曜のせいか、夏休みなのか、キッズが大勢練習している。コートはとても綺麗で冷房も利いている。土日と平日18:00以降が時間あたり10シンガポールドル他は5S$ドル。

 最初、ザイナル師匠はみんなのレベルをチョットみて、学生選手とベテランはOVER-E-GRADE、他はフレンドリーに分割し、フレンドリー組からザイナル教室のはじまり。喜代登さんは上級だけど、UNDER-Fにも自主参加。BENちゃんが1次通訳、史ちゃん、鈴木さんが2次通訳で、訛りのきついザイナル英語も完全通訳。

 1つ目。「ストレートの1バンド目はどの辺をねらうべきか」を各自に答えさせる。みんな、2バンド目がバックウォールに当たるような位置を答える。はずれ。正解はノーバンドでバックウォール、床から15cmくらいのところ。師曰く、「パーフェクトなボールをいつも打てる訳ではない。ゲームになると十分な体制はなかなかとれないことが多い。ボールは短くなりやすい。練習は高め狙え」というもの。ザイナル師匠自身が「自分は完全ではないので、常に正確なショットができない」を連発する。彼がそう言うから、説得力がある。短くて、壁に当たったりすると、一気に不利になりかねない。「ぶれも考慮し、リスクの少ないショットを打つべき」とのこと。一人10球くらい玉出しし(アングル玉出し)てもらったが、数球しか後ろまでとどかない。山なりのボールでは意味がない。ある程度相手が忙しくなるスピードが必要。10球中全部しっかり後ろまで届かないとダメ。うーん、できない。師匠はこの10球で、みんなのレベルを的確に捉えている様子。

 2つ目。「ただしいレシーブ位置」。これも各自にラケット持たせ構えさせる。みんな横向き、バックショット体制。喜代登さんのみ正面向きだが、やや後ろすぎ。結局正解者なし。答えは「サービスボックス後ろライン付近、体は正面を向く」えーッ。確かにやってみるとこっちのほうがいい。速くレシーブしてしまうほどサービス側は忙しいし、なによりT位置に近い。

 3つ目。ボースト。2通りのコースの解説。両方とも強いボールは禁物。DEMOをみせてもらうと、納得納得。ボーストはストレートで返せない時、追い込まれて仕方なく打つもの。速いボールで返せば、さらに余裕が無くなる。できれば1バウンドするやいなや勢いが途絶えてしまうボールが最もよい。

 Fチームはそれぞれ、遅めのランチ、少しスカッシュ、上級組はザイナル教室。シンガポールOPEN女子準決勝観戦など、会場が一緒なので、便利。この日は早めにホテルにもどり、シャワーを浴び。やや明るい内に夕食会へ移動。ザイナル師匠も交え、十数人でテーブルを囲み、まーみんな、食べる食べる、一部は飲こと飲むこと。やがて三々五々ホテルに帰り、各自自由行動。
 私と喜代登さんはセブンイレブンで、ビールを買い込み。部屋で飲む。ロンkunも到着。そんなに夜更かしできず、いつの間にか寝てしまった。


左より、おいら、はるみちゃん、喜代登さん

9月5日(日)

[ザイナル師匠]

 10時にはカランに集合、午前中、ザイナル師匠のパートナータイム、上級Eチームのコーチング。通訳はロンくん、きちんと通訳してなかった様子。

 ランチ、またスカッシュ、夕方からは、オープン女子決勝観戦。昨日のディナーがいけなかったか、2人ほど体調不良に。ザイナル師匠にひっぱーをしてもらう。ほんとザイナル師匠はどこに打ってくるか全く解らない。何回もボールを見失う。.

 シンガポールオープン女子決勝、世界ランキング1位vs3位。スコアーは3-0だけどすごいすごい。ふたりとも速い速い。これがスカッシュていうやつか。身長は自分より少し小さいけど、ステップが大きいこと。スカッシュって、パワーとスピードの差がチョット違うとまるで歯が立たない。

 この後、ホテルにもどってからも軽くコートも入いる。BENちゃん夫妻に招かれ、VIPバーで軽く潤し、夕食はどうしようかといっている内に、日曜なので、市中は終わりが早く間に合わなくなってしまい、結局ホテルの中華へ。池田ご夫妻、ロン&はるみちゃん、鈴木さんは、お出かけ。紹興酒をたらふく飲み、おいしい中華でした。BENちゃんがおごってくれました。ごちそうさま。ウエイトレスの"チャイナのスリット"はとってもGOOD。足がながーい。日本人なら、下着が見えそうな位置までスリットが入っている。ちょうど想像力をかき立てる位置って事。食事もお酒もよけいおいしくいただけました。

9月6日(月)

 またまた10時にはカランへ、BENちゃん夫妻は9時から来ている。相変わらず朝には強いご夫妻。杉さんは体調が改善せず今日は見学。残念。今日はザイナル師匠のアレンジで地元のスカッシャーと交流試合。殆どが中学生で、お兄さん、お姉さん、おじさんも少し混じっている。まーっ、中学生の強いこと。とにかく諦めないで拾う拾う。上級組もたじたじ。ロンkun、宏美さん、はるみちゃん、さすがに上手。史ちゃんや石黒さんも健闘。全員に組み合わせをいろいろ工夫してくれている。私はなんと逞しいおじさんとお相手し、一試合目あっさり負け。外見でもう負けている。2試合目は13才。喜代登さんや、池田さんが中学生に苦しめられていたのを目の当たりにした後だったので、ビビッて最初は緊張ーっ。なんとか勝たせてもらいました。

 また、ランチのあと、チョット休憩、自由解散でしたが、私は18:00までカランに残留。石黒さんははるみちゃんがお気に入りの様子。私はザイナル師匠のお店でシューズ、ウエア、ボール、ガットなど買い込み、喜代登さんとホテル近接のマリーナ地区の屋台で、「チキンライス」を食べ、露天へ出てビールをぎりぎりまで飲む。ここの雰囲気はお気に入り。石黒さんは、カランにGパンを忘れたとのこと。

 BEN&史ちゃんと鈴木さんは翌日の便。ロンkunとはるみちゃんはあと約1週間滞在。その他は18:30ごろ、空港へ。平塚家キッズのよしあきくんが、ちょっと迷子に。空港でも残金のシンガポール$を全てビールに替え消費後、搭乗開始。またまた、スチュワーデスさん大当たり。ちょっと話しかけて、聞いてみると、チャイニーズとのお答え。なんて、綺麗なんだろう。今度の機内食は和食をチョイスしてみましたが、これはいまいち。でも、やっぱり次回もシンガポール航空しかないでしょ。

9月7日(火)

 機内では寝られず、お酒の飲みすぎも相まって、もうろうとして成田着。朝7:30解散。各自様々な手段にて帰宅。私は通勤時間帯の京成から都営地下鉄にはいり、10時ごろ部屋にたどり着く。池田ご夫妻は空港から「プライム」のコートに直行。好きだなぁ。私は昼ねしてから、いこ。

 カランのコートは良く冷房きいていて、施設もGOOD、シャワーがあるので、帰国日もぎりぎりまでプレー可能、営業開始は7:00〜、確かENDは22:00くらいだったハズ。ただ、コートを出ると、そこはオープンエアー。いつまでも汗が止まらない。ベンチの下に汗がたまるぼど。ザイナルショップで、全て必要なものは揃うので、手ぶらで行っても大丈夫(OPEN10:00〜20:00)。日本より多少安い。ランチには数件のファーストフードチェーン店が近接しマリーナ地区から、タクシーで5〜6S$くらい(ホテルに直に乗り入れするとチョットよけいにかかる)。土日以外なら、ほぼ使いたい放題。汗の多い人は飲み物持参のほうがいいかも。マリーナマンダリンホテルのコートは1面(OPEN7:00〜22:00)、ちょっと古く、私たち以外で使ってる人は見かけなかった。時間帯で料金が全く違って5〜18S$。簡素なフィットネスもある。
スカッシャーにはとってもGOODな、シンガポール。

 初めてのシンガポール。以外と日本語は通じない。
 英国植民地時代が長く、第二次大戦時には市街戦になった。強襲上陸地点のジョホール水道付近は激戦地。英連邦軍約8万5千、主力はイギリス、オーストラリア、インド。日本軍3万はマレー半島を南下して、北部からシンガポール島に上陸した。日本軍は海軍力、空軍力で圧倒、英連邦軍は地上軍でやや優勢だったが、約100万人の一般市民、避難民を抱えていた。市街戦は約1週間で終了したため、街の壊滅的破壊は免れた。マリーナ地区は最終到達地域。ラッフルズ広場を行進する日本軍の写真を見たことがある。日本軍は占領時代(1941年2月〜1945年8月)、特に、中国系住民に対し残虐な行為を行ったという。きっと高齢の人たちは、苦い記憶が鮮明のはず。
 現在も軍事的な要衝の地であることにはかわりない。ツアーの最中にも、ホテル内でアメリカ軍の将官クラスの人を見かけた。

 人や車の混雑なく、街にゆとりと清潔感が感じられる。真夏の東京の人混みや渋滞の方が、どれだけ暑苦しいことか。片道飛行時間は約7時間、東京都心部からだと殆ど半日かかってしまうのが少々難。今度はのんびりいってスカッシュ以外のことも・・・。

シンガポールでは"Tigerビールを飲もう!

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