2.2回の狂犬病予防注射、そして抗体検査


2005年5月14日に無事にマイクロチップを挿入できたので、これに続いて狂犬病の注射もしてもらいました。マイクロチップ挿入後、2回の狂犬病予防注射を受けないと次のステップに進めません。

獣医さんに相談すると、5月14日に1回目の狂犬病注射をうち、次は30日後に再度注射を打ち、血清を作ってこれを厚生労働省が指定する検査機関へ送り、血液中の抗体価検査を依頼することになります。シャーリは6月18日に2回目の狂犬病注射をしに行くことにしました。

抗体価検査を行う機関は、これまでは外国にしかなかったので、手続も大変だったようですが、日本(神奈川県)で検査を受けてくれる機関ができて、便利に。詳細は(財)畜産生物科学安全研究所のホームページの「犬・猫の狂犬病抗体検査に関するご案内」へ。

6月18日に2回目の狂犬病注射をしてもらうことにして安心していたけど、狂犬病の抗体検査をしてもらうための血清は、2回目狂犬病注射後、すぐに作れるんだろうか?ふと思って、獣医さんに聞くと、血清は、頑張れば血液を採取した日のうちにも作れるけれど、検査機関に送るための血清は、狂犬病の注射を打ってから抗体価があがるのを3〜4週間待ってから血清を作って検査機関に送るんですよ、と説明を受けました。3〜4週間後?
 6月18日 2回目狂犬病注射
 7月17日 4週間後に血清をつくり、検査機関へ送る
 7月29日 検査結果がでる
シャーリのドイツ行きは7月19日の予定でした。それってやっと血清が検査機関に届くくらいの日ではないですか。あれ、間に合わない???

あきらめきれずに5月16日、直接(財)畜産生物化学安全研究所の企画調整室に問い合わせをしてみました。すると、意外なことが。実は、シャーリはマイクロチップを入れる前の4月に、例年通り、狂犬病の注射を受けているのです。つまり、6月18日に受ける予定の2回目の狂犬病注射の時点ですでに2回狂犬病の注射をしていて、この時点ですでに抗体価があがっているだろうということを教えて頂いたのです。マイクロチップを入れる前にしてしまった狂犬病の注射は無駄になってしまったなぁと思っていたけど、いやいや、こんなところで威力を発揮してくれたのでした。
 6月18日 2回目狂犬病注射
 6月20日 すぐに血清をつくり、検査機関に血清送付
 7月1日  検査結果が出る
上のようなスケジュールで間に合うことが分かりました。ちなみに、抗体価が0.5IU/mlを下回る例は200例中2例だけで、これは狂犬病注射を前年度に1回のみ受けていた場合であったそうです。それから、ホームページで、血清を受領後12日以内に検査結果が出るとあるのは、連続した12日であって、12営業日ではないことも教えて頂きました。

さて、6月18日の朝、シャーリと獣医さんに行き、2回目の狂犬病注射を打ちました。それに続いて血液採取、それを血清にしてもらい、夕方4時半頃取りに行きました。その際に、検査申込書、ドイツ入国時に必要な書類にサインを頂きました。
できあがった血清は黄色味を帯びた液体で、これを夕方クール宅急便で検査所へ発送しました。
(←血清。これをクッションつき封筒で送りました。)


7月1日、予定通り、抗体検査の結果が速達で届きました。
抗体価は0.5IU/mlを下回ってはいけません。おそるおそる封を開くと、7.8IU/ml。
高い数値なのかどうかの判断もつかないけど、とにかく0.5IU/mlは超えたからOKです。


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