1月号

四日市霞ヶ浦埠頭     山口 一郎太


 四日市霞ヶ浦埠頭の一帯は,チヌをはじめアイナメ,ガシラ,セイゴ,カレイ, ハゼ,アジなど多様な魚種がほぼ四季を通じて釣れる。 釣り方は特に決まったものはない。釣りたい魚に応じて自分の好きな釣法と餌で 気軽にやればよい。

 ■霞ヶ浦埠頭
 テトラ積み,足場の高い埠頭,突堤などバラエティに富んでいる。テトラの 穴釣りや,テトラを磯に見立てた磯釣りスタイル,埠頭からの飛ばしウキ釣法から サビキ釣り,突堤からの投げ釣りやチヌの落とし込み,ヘラブナ釣り風ウキ釣り など,実にさまざまな釣り方が行われている。

 こうした霞ヶ浦だが,ここを専門に攻めても奥の深いものがあると思う。
 私が最近やっているのは,脈釣りと落とし込みの中間ともいえる釣法だ。これで チヌを狙っている。餌にはカニを使うことが多いが,ボケや生きエビなど, その日の気分や前回の釣行での状況から決めている。

 今シーズンは,お盆過ぎごろからチヌが活発になってきた。
ほぼ毎週釣行しているが,毎回必ず25〜45センチのチヌを拝ませてもらって いる。
 場所は図中の突堤である。水深は大潮の干潮でも4メートルはある。 底は砂地と泥,大きなゴロタ石が転がっているところとが混在している。 突堤の側面にはイガイがびっしりとついており,堤防ガニが這い回っている。  突堤は根元から灯台がある先端まで500メートルある。 ただし,チヌのポイントは両側で数箇所しかない。
 1ポイントの幅は10〜20メートルでこの数ポイントを順次探っていく。
 堤防の際だけではなく,前打ちでもコツンとアタる。問題は,合わせの タイミングである。これをマスターすることを当面の私の目標としている。 ポイントの詳細はあえて図示しないが,チヌ釣り師はほぼその周辺に 集まっている。

 竿は4.5メートルのUガイド仕様,リールは小型両軸か,フライリール, 道糸2号,ハリス0.8〜1.5号を1〜1.5メートルの長さとし, チチワ結びか極小サルカンでつなぐ。 オモリは2〜3号。また突堤から水面まで3〜4メートルあるので,4メートル ぐらいまでのびる玉網を忍者のように背負う。
 ハリスやオモリなどの小道具類は,ウエストポーチか釣り用ベストなどに コンパクトにおさめ,片手に竿,もう片手で餌の入った逆さオケを持つ。
 これでポイントを探っていけば,必ずやチヌが釣れるハズ・・・ なのだが。

 ●釣行メモ
 東名阪・四日市東ICから車で約10分。
 なお,土・日・祝日などはPM4時半からAM8時ごろまでゲートが 閉まる。夕まずめか朝まずめの釣りのときはゲートの外に車をとめる。 ゲートから釣り場まで約2キロある。
 釣況問い合わせは,釣り餌『ポピー』(0593-64-2717)。
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