黄金色の空の向こうに〜第7幕〜

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00:24 塹壕にもたれかかり座り込んで目に包帯を巻いた原西がいる。それを足に包帯を巻いた竹若が看護している
高橋は胸に包帯を巻いた星田の膝枕でもはや瀕死の状況である。木村も腕を首から吊し、高橋の看護をしている。
そこへ…下手から島川が戻ってくる。

木村「島川君」
島川「木村君」
藤本「脱走兵のご帰還か」
宮川「なんで…なんで戻って来てん…」
星田「女神なんておるわけないのに…」
竹若「なんで、なんで戻って来てん!」
星田「なにが黄金色の空や…」
木村「島川君…地図は」

島川は胸元から地図を出す。

木村「やっぱり、やっぱり女神様はいてたんやね。」

木村は島川から地図を受け取り、宮川に渡す。宮川は地図を広げるが、その顔は苦渋に歪む。

宮川「あの空の向こうにおる奴は…どこまで意地が悪いねん…」

傍らの竹若にその地図を渡す。竹若地図を見て茫然とする。横から覗き込んだ藤本が

藤本「ただの紙切れやないか!」
宮川「竹若、われたと思てた殻、俺、まだ残っとったわ。」
竹若「そやから言うて、この先どないすんねん。」
宮川「…」
原西「行くしかないやろ。」

突然、原西が口を開いたため皆は彼を見る

原西「俺はもう俺を惑わすあの空を見ることはない。行くぞ。」
竹若「どこへ」
原西「空はどっちや?」

竹若が原西の体を黄金色の空の方へ向ける。原西は黄金色の空の方向を確認するとゆっくり反対方向に体を向けその前方を指さす。皆は原西の指さす方向をゆっくりと見つめる

M〜
下手の片隅に花が咲いている緞帳静かに下りてくる

カーテンコール1
緞帳上り悲惨な兵士の一群が土嚢を越えやって来る。

そこへ天使の羽をつけた島川が魔法のスティックを持って現れる。魔法のスティックを悲惨な兵士たちにちょんと当てるごとに兵士たちはもとの無傷の兵士に戻っていく。最後の木村が島川のスティックを受け取り島川に当てると島川は天使の羽を取り、もとの島川に戻る。
ポジションへ移動し〜ダンスへと移る





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