あき さん (purple-love@docomo.ne.jp) 2009年 12月 18日 17時 55分 06秒

この時期、欲求不満が抑えられなくて困ってるんですぅ、私のお相手してもらえませんか?心身共に温めてくれる大人の人を求めています!!どうかこの私を気持ち良くして下さい☆勿論、気持ち良くしてくれたらいっぱい奉仕しますよ、ちなみに容姿は気にしません purple-love@docomo.ne.jp

かよこ さん (excellent.lady@docomo.ne.jp) 2009年 12月 11日 18時 31分 25秒

最近旦那とマンネリで全然Hしてません。正直もうかなり欲求不満です…誰か相手してくれる方いませんか?空いている時間は多いと思うので都合は合わせやすいと思います。お互い楽しめる関係になりたいな。人妻でも平気な人いたら是非相手してください☆一応18歳以上の人限定でお願いします。上はどこまででも大丈夫なんで excellent.lady@docomo.ne.jp

スタービーチ さん (megumilk0725@docomo.ne.jp) 2009年 12月 06日 18時 01分 09秒
URL:http://www.ytjcwq.com/

復活、スタービーチ!日本最大の友達探しサイトがついに復活、進化を遂げた新生スタビをやってみませんか?理想のパートナー探しの手助け、合コンパーティー等も随時開催しています。楽しかった頃のスタビを体験しよう

あかり さん (shart.enamorado.de-me@docomo.ne.jp) 2009年 12月 04日 18時 12分 07秒

最近寂しくて困っています。夜一人で寝るのが凄く寂しいです…隣で添い寝してくれる男性いませんか?見た目とか特に気にしません。優しくて一緒にいてくれる方大歓迎☆一緒に布団で温まりましょう♪shart.enamorado.de-me@docomo.ne.jp

松本清張の『点と線』 さん 2009年 12月 03日 17時 53分 03秒

 万年筆で書くとリアリティが増すのかなあ? キーボードをたたくのとでは、緊張感が違うのかなあ? 作者が妙にこだわっている固有名詞、特に地名をYahoo地図で検索すると、実在する地名が小説の話に一致しています。ということは、これは実話なのかなあ? 点が線になっていきます。じっくり読むと、これは怖い小説です。

りょうこ さん (pop-music-lo-ve@docomo.ne.jp) 2009年 11月 28日 10時 18分 25秒

早い時期に結婚してしまって、少し後悔しているんです。私は、今の夫しか経験が無くって、このままでいいのかなって…。思うようになってきてしまって…冒険はしたいんですけど、やっぱりばれたりしたら怖いので…割り切りで会える方って居ませんでしょうか?連絡お待ちしてますね♪最初に年齢を教えてくれるとうれしいです。pop-music-lo-ve@docomo.ne.jp

りか さん (kiss-me.my-love@docomo.ne.jp) 2009年 11月 21日 10時 07分 38秒

私の性格に問題があるのカナぁ、、、そんなに遊んでいるわけじゃないんですケド…男の人に言い寄られるとすぐ落ちてしまうのが私の弱みなんです。だからスグにフラれちゃうんですヨね…こんなアタシでもよかったら誰か一緒になりませんか?勇気を出してアドレスも乗っけてみたょ♪お子様はちょっと経験的に無理です・・・。 kiss-me.my-love@docomo.ne.jp

レミニセンス さん 2009年 11月 17日 18時 25分 27秒

 大原勉さん、力作を拝読させていただきました。でも、大原勉というのはペンネームではなく、○○○さんの憎むべき人物の実名であることが推測されます。私にも実は他人に言えないような犯罪に巻き込まれたことがあります。あなたの力作を読んで、私も書いてみようと思いました。既に時効が成立しているから、書いてもいいでしょう。無意味かもしれませんが。事実は事実として書き残しておくことは大切だと思います。仕事が忙しくて、書く暇がありませんでしたので。
 昔のことを書くのは万年筆がいい。私もそう思います。万年筆はモンブランでも、ペリカンでも、パイロットでも何でもいいでしょう。私は万年筆マニアで100本くらい持ってます。様々な用途に応じて使い分けています。
 今、私が手にしているのはモンテグラッパのレミニセンス(回想)。8角形のシルバーの軸で、長い間使用しなかったので、銀が黒ずんでいます。黒ずんだままのレミニセンスにブルーブラックのインクを入れて、原稿用紙に向かうと、涙が止まらなくなりました。正義とは? 
 この書き込みをしている最中にも、私の涙は止まることがありませんでした。勇気を与えてくれて、ありがとう。ペンは剣よりも強し、と信じたいです。
 

松本清張ファン さん 2009年 11月 16日 16時 48分 07秒

これは、すごい小説だ。サスペンス? 推理小説? 実話? とにかく、つづきを早く読みたい。万年筆で書いた? その万年筆はモンブランですか? ブランドを是非知りたい!

大原勉 さん 2009年 11月 16日 13時 55分 40秒

 万年筆は、過去に実際にあったことを詳細に思い出させてくれる。

大原勉 さん 2009年 11月 16日 13時 48分 37秒

  有 料 道 路……新居浜発12時の女

 これは万年筆で書き綴った小説である。

 平成六年一月二日の午後五時、私は新居浜の南海屋で行われる同窓会に出席するために、車で家を出た。車を使ったのは、タクシー代を節約しようということもあったが、私は二ヶ月ほど前に山で転んで、腰の尾骨にひびが入ったので、医者から飲酒を止められていたからである。同窓会でアルコールは飲むつもりは全然なかった。それで車を使ったのだが、車の運転中は腰が痛む。それにもかかわらず、車で三十分ほどかかる新居浜まで行こうと思ったのは、私にとって初めての教え子の同窓会には絶対に出席しようと是が非でも思ったからである。
 三時間ほどの同窓会は盛り上がり、私もカラオケで歌い、何人もの教え子たちと話ができた。同窓会の終わりの頃になって、私は好意を抱いていた女の子に会いプロポーズした。彼女も私に好意を持っていることを私は知っていた。七年ぶりの再会であったが、このプロポーズは成功する可能性が高いと思った。私も三十三歳になり、そろそろ身を固めなければと周囲もうるさくなっていた。
 彼女の返事は非常に奇妙だった。私と結婚できると畳の上を一メートルほど飛び跳ねて喜んだと思えば、その後アダムとイヴの話が始まったと思ったら、急に「結婚できん」と泣きだした。私には訳がわからなかった。さきほどまで結婚できると大喜びだったのに、彼女は「結婚できん事情が私の方にある」と言って、その事情を詳しく訊(き)こうとしても「それは誰にも言えん事情なんよ」の一点張りだった。それでも訊こうとすると、挙げ句の果ては「先生、なんであの晩来てくれんかったんよ! 私、死ぬほど淋しかったんよ!」と怒鳴り散らされ、頬を張られた。痛かった。「あの晩……?」私には思い出せない。彼女と夜に会ったこともなければ、そういう約束をした記憶もない。「あの晩って、いつの晩? 晩にお前と会ったことなんかないぞ?」
「思い出してくれんの?! 先生なんか、もうええわ!」
「二次会ででも、詳しいことを訊かせてもらおうか?」
「先生が来るんなら、私、二次会には行かんよ!」
 彼女にとりつく島もない。「あーあ、振られた!」と私は嘆息した。そのとき彼女は怒ったような声で「私は先生を振ってない! 先生には言えん事情がわたしにあるだけ!」とそれまでも何回も聞いた言葉を繰り返すだけだった。
「二次会がだめなら、先生の車に乗って話をしてみんか?」
 彼女は思いきり首を横に振った。そして思い詰めたような声でこう言った。
「先生、……たった一つじゃけど、いい方法がある」
「どんな方法?」と私は話に勇んで飛びついた。
「あしたから他の女の人を探して、その人と先生は結婚するんよ。あしたから……。うん、それが一番ええ。それが……。そして、あしたから私の名前を絶対に言うたら、いかんよ! 絶対に!」
「なに? 他の女の人と結婚しろ? あしたから名前も言うたら、いかん? これのどこが一番いい方法だ! そんな上手な男の振り方をどこで覚えた?!」
 私はがっかりした。勇んで話に飛びついた分がっかりした。そんな変な言葉では納得がいかない。私がいやなら、「いや」というだけでいいと彼女には何度も言ったのに、「いや」とは言わず、何度も「絶対に振ってない」と言い、そのあげく「あしたから他の女の人を結婚相手として探せ!」……どういうことだ? 理解できない。
「お前、そんな上手な男の振り方をどこで覚えた!」
「私は先生を振ってないと何回も言うたろ?」
「なんでこれで振ってないと言えるんじゃ! そんな上手な男の振り方をどこで覚えた!あしたまでなら、今まだ十時じゃ! 明日までには、まだ二時間もある。じっくり話をする時間があるんじゃないか?」
「いいや。さっきの話をいい話にするためには、先生は今から東予市に帰ってからじゃないと、今度は私が困るんよ!」
 なぜ彼女が困るのか? いくら彼女に訊いてみても、「それ以上言えん」の一点張りだったので、もう貴重な時間をこれ以上割くわけにはいかないと思った。タイム・リミットは二時間か。新居浜市のここから東予市までの往復なら、一時間余りで十分可能だろう。往復してから新居浜に着いて彼女と話の続きをすればいいのだ。それはそれほど難しいことではないが、彼女の説得は非常に困難だと感じた。
 後ろ髪を引かれるような思いとは、こんなことを言うのだろう。もう私がどんなに彼女を説得してみても、彼女がこれ以上私と話をする気がないことは明らかだった。諦めるしかないのかとも思った。同窓会にやってきた皆が見ている。引き際が悪いのも、みっともない。その上、私は彼女から初めて聞く不可解な言葉の連続で、すっかり頭の中が混乱していた。後で気づいたのだが、その時確かに聞いたはずの二次会の場所を記憶していなかった。初めて聞く名前の場所だったが……
 私は仕方なく車のエンジンをかけ、彼女に命令されるままに帰路に就いた。磯浦を通り、県道13号線に出て、数キロ直進して、坂を越えたところの交差点で左折して西条高校の横を通り過ぎ、西条南中学校の前で右折して、国道11号線へ出た。坂を越えたところの交差点を直進すれば、有料道路に出る。三百十円支払って有料道路を利用すれば、もっと早く東予市に帰れることを知っていたが、この時間帯の交通量なら、ほんの数分しか違わない。そのほんの数分のために片道三百十円も払うのは馬鹿馬鹿しいと常々思っていたから、国道11号線に出たのである。私は既に半分近くの道を帰っていたが、しかし、このまま帰ってはならないような気がしていた。でも、ただ帰るしかなかった。私には彼女のところへ引き返すための理由も口実もなかったからである。
 加茂川の橋を通り、イレブンパークの近くの交差点で信号待ちをしている時に、彼女が妙にこだわった「あの晩」が急に気になってきた。「先生、あの晩、なんで来てくれんかったん?」「あの晩、私、死ぬほど淋しかったんよ!」と私を激しく殴打しながら泣き叫ぶ彼女の言葉が不意に生々しく甦ってきた。しばらくは、この言葉だけが私の胸中を去来していた。
 あの晩? ……彼女が言った「あの晩」とは、いつの晩のことだろう? 転勤してから何度か彼女の家へ行ったはずなのに、彼女に会ったことが一回もない。これはどういうことだ? しかも私が彼女の家へ行ったのは、絶対に夜ではなかったはずだ。では、彼女は留守だったのか? それもおかしい。留守なら留守だと彼女の家族の誰かから聞いた記憶があるはずだ。しかし、その記憶がない。記憶がないということは、行っていないのか? いや、そんなことはない。私は絶対に何度か行っている。いくら考えても、おかしい。おかしい! でも、思い出せない! 夜に彼女と会ったことなんかないと思うけど……。間違いなく絶対に夜には行っていない。行っていないということは、行く約束をして……、あっ、思い出した! 私が転勤して一年目、彼女が高校二年の時に夜遅く私を電話で呼び出そうとしたことがあったのを、私はようやく思い出した。夜十時過ぎだったので、私は家の者に咎められて新居浜へ行くのをやめたのだ。あの晩はテストの採点をしていた。一学期の期末テストだったから、七月の上旬の頃だ。あの晩、彼女に断りの電話を二度入れたが、二度目は彼女が電話に出なかったのだ。そういえば、昔、確かにそんなことがあった。二度目の電話を彼女が取ろうとしなかったので、それが心配で翌朝早く私は彼女に電話をかけた。今度はすぐに彼女は出た。私が「近いうちに行こうか?」と言ったのに、彼女は「かまん。先生、忙しいんじゃろう?」と言った。あの時、次に行く約束まではしなかったけれども、それ以後に私は彼女の家へ何度か行ったことがある。絶対に行ったことがあるはずなのに、今はそれが思い出せない! 一回も思い出せない自分が歯痒かった。でも、私はこれで新居浜の彼女のところへ引き返す格好の材料か口実を手に入れたような気がした。
 その瞬間、私は思いきり急ブレーキを踏んだ。私の車は激しくスリップし半分スピンして、タイヤからは火花が飛び散った。ブレーキを踏む時、力み過ぎたのだ。恐ろしかった。車はセンターラインを越えて横転するかと思った。対向車もなくて良かった。私の車はセンターラインをまたいで車体を大きく揺らせながら止まってくれた。私は国道の左側にちょうどよい空き地を見つけたので、そこへ慌てて車を乗り入れた。その時になって、初めて気づいたのだが、私が突然急ブレーキを踏んだので、私のすぐ後ろを走っていた車を急停止させてしまったようだった。あの車の運転手もさぞかしびっくりしたことだろう。信号も何もないところで私は急ブレーキをかけたのだから。その黒い車はその時ライトを点け(それまで無灯で走っていたのか?)、私の前を怒ったように乱暴な運転で通り過ぎ、すぐに左折してスーパーマーケット・サンライフ神戸店の駐車場に入って行った。店の明かりは消えていたが、私が車を入れた場所は、サンライフの隣の消防団の前の空き地であることが赤い電灯でわかった。すぐに私は車を反転させて、再び新居浜へ向かおうと思った。この時、国道11号線はまったく混雑していなかった。一台のトラックと数台の乗用車をやり過ごしたくらいの交通量だった。
 ただ時間だけが気になった。急ブレーキをかけた時、車のデジタル時計が十時二十分だったことを私は今でもはっきりと覚えている。この時刻から残りの時間の計算を始めたのだ。タイム・リミットの十二時までには、まだ一時間四十分もある。ここから新居浜へ引き返しても、一時間はたっぷりある。一度東予市に帰ってから来たのだと彼女に嘘をついてでも、この残された時間をむざむざ家に帰って無意味に使い切ってしまうことは愚かしい。私が彼女の名前を言うことが許される最後の時間なのだ。でも、昔のことがどうしても思い出せない。彼女の家を絶対に私は訪ねているはずだが……。しかし、思い出すのは後でもいい。とにかく急いで新居浜の彼女のところへ行くことだ。今、新居浜へ引き返さなければ、私は一生後悔するだろう。きっと試してみる価値はある。彼女にまだ脈はある。急げ! たぶんうまくいくだろう。
 しかし、依然として私の頭の中は混乱したままだった。少し整理する必要がある。今から南海屋に戻り、そこにいる誰かに二次会の場所を聞いて、そこへ駆けつければ、まだ十分に間に合うだろう。でも、南海屋に誰か残っているだろうか? 皆、帰るか、二次会に行ったのではないか? あれから二十分以上の時間が経過している。確実に店に残っているといえば、南海屋の店主や店員くらいなものだ。果たして店主や店員は二次会の場所を知っているだろうか? 後片づけでてんてこ舞いで、二次会の場所など気にとめていないかもしれない。いや、それより、彼女は確実に二次会へ行ったのか? それが不確実ならば、いっそのこと彼女の家へ直接向かうのが、今は最善の策のように思える。彼女のお父さんがだめなら、お母さんがいるではないか。お母さんを味方につければ、なんとかなるかもしれない。彼女の話ではお父さんはだめということだった。……あっ、彼女は高校の時、引っ越しをしている。以前住んでいた家しかわからない。ならば、彼女が行っている可能性の高い二次会へ行くしかない。あの様子なら彼女はたぶん二次会に行っているだろう。それでダメなら、仕方がない。ダメでもともとではないか。あしたから彼女の名前も言ってはいけないのだから、もう今夜十二時までしか残された時間はないのだ。ここであれこれと考えているより、とにかく新居浜へ引き返すことが先決だ。引き返しながら考えることだってできるのだ。
 空き地に車を停めてから、私は長い間思案にふけっている自分に気づき、ふと時計を見た。時刻は十時二十三分になっていた。こんな場所でじっと考えているだけで三分も無駄にしてしまったことを私は後悔した。その時、時計は十時二十四分に変わった。私は考えるのが嫌になってきた。焦りの気持ちで一杯になった。もうぐずぐずしてはいられない。何も考えずに行動している方がましだ。ああ、こんなところまで帰るんじゃなかった! 何度も新居浜へ引き返そうかと思い続けていたし、すぐに決心することもできたのに、とひどく後悔した。
 空き地から右折の指示機を出して国道11号線に再び入ろうと左右の安全確認をしていた時、私は変なことに気づいた。私の車の左三十メートルくらい向こうで、黒い車が私と同じように国道に右折のランプを点滅させながら入ろうとしているのが見えた。ヘッドライトは点けていない。先ほど私が急停止させてしまった黒い車ではないのか? 今にもサンライフの駐車場から出ようとしている。あの車はサンライフに用事があったので、左折して駐車場へ入って行ったのだと私はてっきり思っていたのだが、どうやらそうではないらしい。3ナンバーの車のようだった。小松方面から走ってくる車のライトで、黒い車の前席に二人の姿が見えた。黒い車に二人の黒い人影。指示灯を点滅させているのにヘッドライトは消しているのが、無気味だった。ヘッドライトは故障しているのだろうか? それにしても、こんな夜、そんな故障した車に乗っているというのは、明らかに不自然だった。あの車は整備不良できっと警察につかまるぞ。……まさか、あの車は私を尾行していたのではあるまいか? それで、目立たないようにヘッドライトを消しているのか? まさか? ……でも、あの車は間違いなく、先ほどまでは私の車の後方に付けて走っていた。私を追跡していて、これからも私を尾行しようとしているように見える。悪いようには考えたくなかったが、あるいは、私が急ブレーキを踏んだことで、あの車に何か迷惑をかけてしまったのかもしれない。たとえば、私があの車のヘッドライトを故障させたとか? しかし、あの車に追突された訳ではない。それなら、大きな音や衝撃でわかるはずだが、そんな音は絶対に聞かなかった。いや、カーステレオの音で掻き消されたのか? しかし、車が当たったとか、車内の物が壊れたとかいうのなら、何か文句を言って来るはずだ。こんな至近距離で先ほどから私はじっとしているのに、その車から人が降りてこちらへ来る気配がいっこうにない。とにかく、あの車はおかしい。不自然なことが多すぎる。私はなんとなく嫌な予感がした。
 小松方面からの車が途切れた。あの車の方が国道の向こう側の車線に入りやすいタイミングだったのに、しかし、あの車は国道に入ろうとしなかった。それで、私は躊躇せず国道へ滑り込んだ。と同時に、黒い車が私を付けて来た。やっぱりあの車は私を尾行しているような気がした。国道を走りだして、しばらくしてからも、私はこの車の存在がとても気になっていた。ルームミラーやドアミラーでこの車を何度も確認した。やはり尾行している。やはり私に何か用があるのだろうか? ヘッドライトを点灯していないことが、さらに無気味だった。私は同じ道を引き返し、西条南中学校の前で左折し、再び県道13号線に向かった。例の黒い車は相変わらず私を尾行していたが、西条高校の近くのニュースポーツという運動具屋の前の交差点で急に猛スピードで、私の車を追い越して行った。
 驚いた。信号は青だったけれども、交差点の中で追い越しをするなんて、あの車はどうかしている。そんなに急ぎの用事でもあるのだろうか? 私の方が急いでいるのだ。おや、今、あの車のヘッドライトは点いていたぞ?! 本当にあの車なのか? さっきの車とは違うのではないのか? 私の頭の中は黒い車のことで再び混乱した。
 次の信号は赤だった。そこには、私を追い越して行った車はいなかった。停車中に後ろを振り返って見たが、私の後方には一台の車もなかった。信号の向こう側にも車はないことも確認できた。尾行されていると思った時は寒気を感じたが、とにかく尾行されていない。あの車のヘッドライトを壊した訳でもない。もう大丈夫だ。私はようやく尾行されている不安から解放された。十二時までには、まだ一時間三十分ほどある。これだけの時間があれば、なんとかなりそうな気がしてきた。
 私は、新居浜へ無事にたどり着くこと以外、もう他に何も考えまいと思った。考えるだけで無駄な心配をする。無駄な時間を使ってしまう。急いでいる時、いろんなことに細かく気を使い過ぎるのは、事故の元だと自戒した。だから信号が青になっても、急に右の方から犬が飛び出してきたのだが、私は十分な距離をとって犬を避けて、左右の安全を十二分に確認してから、用心深く道を進んで行った。もうすぐ県道13号線だ。あと十五分もあれば、南海屋へいける。たとえ二十分かかったとしても、十一時までには楽に着くではないか。焦ることはない。事故でも起こさない限り、絶対に間に合う。私は先ほどまで時間に非常に神経質になっていたのに、信号待ちに使った時間は全然気にならなかった。犬が不意に飛び出してきたおかげで、安全運転しようと慎重になり、黒い車に尾行されているという不安を完全に払拭することができたのだから。おまけに犬も轢き殺さなくて済んだのだ。犬に感謝されてもいいくらいだ。もしも彼女がいい返事をしてくれたら、我が家でも犬を飼おうかと思ったりしたくらいで、私は完全に落ち着きを取り戻していた。今は、それが自分にも余裕として感じられた。
 県道13号線に入る交差点を右折しようとしていた時、突然一人の男が私の車の前に立ちふさがってきて、びっくりした。私が車を停めると、窓をノックしてきたので、私はカーステレオのスイッチを切った。何か話があるらしい。私は嫌な予感がした。私が窓を開けると、その男は私にこう言った。
「事故です。ここは通れません。あっちへ行ってください」その男は、東予市へ向かう有料道路の料金所の方を指さしていた。
「えっ、事故?」
 私はびっくりした。事故のことを考えていた時だけに、嫌な予感が的中してしまったような気がした。その男がやって来た方を見ると、新居浜へ向かう側の二車線の路上で、白いワゴンの後ろに黒い車が追突しているように見えた。窓ガラスは割れていない。あまりひどい事故ではないようだった。二台の車の向こうのナイトショップの前で、二人の男が大声で口論しているようだった。……ん? あの黒い車は、先ほど急いで私を追い越して行った車ではないのか? 時間的にみて間違いないだろう。だから、言わんこっちゃない。あんなに急いだら、事故になるんよ、と私は心の中でつぶやきながら呆然と事故現場を眺めていたが、ふと我に返った。こんな事故のことよりも、今は一刻も早く新居浜へ行きたかった。
「いや、事故だというのはわかったけど、あっちへ行ったら、新居浜へは行けんのじゃない? 僕は新居浜へ行きたいんよ! あっちへ行ったら、東予市へ行くことになるんよ!あんたは知らんの?!」
 その男の服装を見ると、警察官か交通整理員のように見えた。手には誘導用の指示灯まで持っている。
「それはよく知ってます。でも、事故ですから、すみません。後ろの車も詰まってきましたので、とにかく、あちらへ御願いします」
 確かに私の車の後方には何台もの車が連なり始めていた。クラクションを鳴らす者もいた。男にそう言われると、私は何も言えず、とても困ったことになったと思ったけれども、仕方なく私はその男の指示に従うことにした。私に向かって手で敬礼しながら「御協力に感謝します!」と言う男の力強い声を耳にした時、時計が十時三十分になっていたことを覚えている。
遠回りしなくてはならなくなった。私は右折したかったのに左折させられ、しばらく県道13号線を料金所の方へ走った。私は事故のことよりも、残り時間が少なくなったこと方が遙かに気になっていた。しかし、あの道が通れないといっても、あの交差点の一部分だけではないか。あの道の、事故現場の向こう側へ出ることができれば、新居浜へ行けるのだ。脇道を通って、もう一本か二本東の通りに出れば、間違いなく新居浜へ行ける。夜でも迷うことはない。時間のロスもそれが一番少ない。ちょっと時間はかかるかもしれないが、まだ大丈夫だと私は気を取り直した。
 ん? あれっ、後続車がいない? おかしい。あっ、あの男は後続車を新居浜の方へ誘導している。事故現場はもう復旧したのか? もう少し粘れば良かったのだ。私はなんてついていないんだ。
 まあ、いいか。次のガソリンスタンドのところで左折すれば、先ほどのニュースポーツの前の交差点まで戻ることができる。と再び気を取り直して、その脇道へ左折しようとすると、通行止めの看板! ガソリンスタンドの前の横断歩道上で二人の作業員が横断歩道のペイントの塗り直しをやっていて、道路が封鎖されていた。え? ここも通れない! こんな夜遅くにペイントの塗り直し作業? ペイントは乾かすのに時間がかかるから、交通量の少ない時間帯を選ぶのだろうけど、今日は一月二日だぞ! この国は道路工事の予算を、こんな日のこんな時刻に無理して使わないと気が済まぬのかな? 作業員だって、正月のこんな時間は休んでいたいと思うけど……。税金の無駄使いもいいところだ! この時ばかりは腹が立った。
 次の脇道は一回も通ったことがないので、気が進まなかった。点滅式の信号のところから斜めに入る細い道で、もうこの道を迷ってでも行くしかないかと思ったのだが、入り口に暴走族がたくさんたむろしていたので、すぐにその道を私は敬遠した。
 残る脇道は、料金所の直前のところしかない。あそこを通るのは、有料道路の職員に通行料金をケチっているのを見られているみたいで、とても嫌な気分になるのだが、今はそんなことぐらいでぐずぐずしてはいられない。もうあそこ以外に脇道はないのだと私は観念した。
しばらく直進して、車のヘッドライトで遠くを照らして見ると、料金所の手前の脇道には誰もいなかったが、ここにも先ほど見たのと同じ通行止めの看板が立てられていた。理由は「道路工事」。理由を考えても仕方がない。こうなったら、最後の手段だ。私は料金所の手前七十メートル辺りの、最終の中央分離帯のところで、Uターンしようとした。
その時、中央分離帯の向こうから、突然一人の男が現れた。また急ブレーキ! その男は私の車の進行方向に立ちふさがり、両手で顔を隠していた。車に危うくぶつかりそうだった。私は事故だと思い、すぐに車から降りた。今夜は変な出来事がやけに多い。これで何回目だろうか? まさかケガをしているのでは? この男を今から病院へ運ばなければならないとしたら、相当な時間がかかるだろう。もう絶望的だ。また嫌な予感がした。いや、彼女どころではない。
「どうかしましたか?」
「ちょっとまぶしいから、車のライトは消して! ああ、もう、急にあんたが飛び出して来るもんじゃけん……」
「はい、消します。ああ、ライトをずっと上に向けていたんですねえ。さっきまで遠くを照らして見ていたものですから……。まぶしかったですか? それは、どうもすみません。ところで、どうかされたんですか? こんな所で……」
男は走って来たのか、息を切らせているようだった。右手で額のあたりを押さえていた。ケガでもしているのだろうか? 私は絶対にぶつかっていないぞ。
「もしもし、お客さん、ここはUターン禁止ですよ!」
お客さん? この男は何者だろう? 私は男がケガをしていないことで、まずはひと安心した。
「え? ここは確かUターン禁止じゃないと思うけど……」
「いいえ、Uターン禁止なんですよ! ご存じじゃなかったんですか? お客さん」
「それは知らなかったけど、私は新居浜へどうしても行きたいのですが……」
「だめです!」
「すみませんが、ちょっとUターンさせてください。とても急ぎの大事な用事が新居浜にあるんです。私は今晩中に、どうしても新居浜へ行かないと大変困るんです」
「私もUターンされると、立場上、仕事上、大変困るんです」
「あなたのお立場はわかるんだけど、お願いです! 私とある人の命がかかっているんです。これは人命に関わるような大事なことなんですよ、本当に!」
「あんた、お医者さんですか?」
「いや、私は医者ではないんですけれど、私が新居浜へ急いで行かないと、人が一人本当に死ぬかもしれないのですよ。どうか私を新居浜へ行かせてください! お願いです。もしも私を新居浜へ行かせてくれないのなら、あなたは人殺しになりますよ!」
「まあ、よかったら、落ち着いて、ぼくにもわかるように事情を説明してみてくれんかろか?」
「そんなことをしていたら、時間はかかるし、第一、それを聞いて、あなたは一体どうするんですか?」
「協力できるかもしれんよ」
「あなたに話せるような内容じゃありません! 御協力なら、ここを通してくださるだけで、十分です!」
「さっきからぼくが下手(したて)になって聞いていたら、挙げ句の果てには、ぼくのことを人殺し呼ばわりまでしてからに。あんたはええ気になって話しよるけど、あんたの言うことは嘘やら本当やら、わからん! ぼくはさっきあんたが医者かと思うて、医者なら通してあげんといかんと個人的には思うたけど、あんたは医者じゃないと言うし、何も知らんぼくには全然訳がわからん! 一体どうなっとるんぞ?! とにかく、あんたは相当にしつこいなあ!」
「しつこくて申し訳ないんだけど、頼むから、わかってもらえんかなあ。別にええ気になって話しているんじゃないし……、とにかく新居浜へ急いでいるだけですよ。ああ、もう時間がない!」
「わからん! ここはUターン禁止じゃ! 交通ルールはルールで守ってもらわんといかん。皆がルールを守ってくれんから、最近も事故が増えとるんじゃ!」
「いや、十分注意していれば、絶対にここでは事故にならないでしょう? あなたがそこで左右の安全確認をしてくれたら、なお心強い!」
「うるさい! ここはUターン禁止じゃ! これ以上、あんたが文句を言うんなら、本当に警察を呼ぶぞ! 警察を! あんたの言うことが正しいかどうか、今、この場でぼくには判断できんから、そういうことは、ここをUターン禁止にしとる警察の前で、あんたは言うてみんかい! 警察がUターン禁止にしとるんじゃから。あんたが新居浜に急いどる事情をぼくの前ではそんなに言いにくいのなら、警察の前で言うてみんかい? あんたも警察の前でなら、言えろが! これ以上ごちゃごちゃ訳のわからんことをあんたが言うんなら、今すぐにここに警察を呼ぶぞ! 話があるんなら、警察に聞いてもらえ!」
「えーっ、こんなことを警察になんか言うてみても、時間はかかるし、わかってもらえるかどうか……。んーーーーー!」
後に続く言葉を私は呑み込んだ。今夜十二時までに私が彼女のところへ行って、彼女を説得できなかったら、彼女が他の男と結婚してしまうから、私は新居浜へ急いでいるのだとは言いにくい。警察にも、もちろんこの男にも……。私はしばらく唸り続けてから、黙り込んだ。
「ほれ、みい! そういう奴が最近多くて、わしも困っとるんじゃ! わしも何も好きでここに寒い中を立っとるわけじゃないんよ」
「ああ、それはそれはご苦労様です。でも、こんな所でUターンする人がそんなに多いんですか?」
「多いよ。あんたもそうじゃろうがな! 有料道路の料金を払わん奴が多いんよ」
「いや、ぼくはそんなのとは違う!」
「えっ、何が違うと言うんぞ?! 言うてみい!」
「……ぼくは、ただ新居浜へ急いでいるだけなんですけど……」
「ここで曲がる人は、皆そう言うんよ。新居浜まで行くのに、ただになるけんのお! あんた、料金を払うんか払わんのか? さあ、どっちぞお!」
男がいかにも勝ち誇ったような声で、私を怒鳴りつけてきた。私は、男の「ただになる」という言葉に立腹した。この男は私の言葉を故意に悪意をもって解釈している。私の場合は、お金の問題ではないのだ。
「払うよ! 料金は払うけど、新居浜へ行かせてもらえないでしょうか?」
「あれっ、まだあんたはそんなことを言いよるんか?」
「だから、ぼくは料金を払いたくないので、料金所を避けて、Uターンしようとしているじゃない! ただ新居浜へ急いでいるだけです。決して料金をタダにしてもらうつもりはありません。なんなら、料金はこの場でお支払いしますから、新居浜へ行かせてもらえませんか? こんなことを、ここで曲がる人は皆言うんですかねえ?」
「それは、どういうこと?」
「だから、ぼくは料金所は通っていないけど、料金所を二回通って、今ここへぼくが戻って来たということにするんですよ。料金は二回分払うから。なんなら、金はもっと出してもいい」
「えっ、ほんなら、あんたは料金所を通ってないのに、料金を出すと言うんか?! おかしいことを言うもんじゃのお! 料金所を通らん者から料金はもらえんよ」
「そこをなんとか、あなたの裁量で、実際には料金所を通っていないのだけれども、こっちから一度料金所の向こうへ行って、またあっちからここへ再び戻って来たということにするんですよ。この場で二回分の料金、六百二十円お支払いします。ああ、もうこの千円でお釣りは要りませんから、受け取ってください。そうしたら、ぼくはこの道のそちら側を通れることになるでしょ? それで、どうですか?」
「ああ、それができんのよ!」
「なぜですか?」
「まあ、あんたはこの道のことを何も知らんみたいじゃから、ついでに教えておいてあげるけど、ここもUターン禁止じゃけど、実は料金所の向こう側の道もUターン禁止なんよ! これは大事なことだから、ぜひあんたも覚えておいてよ!」
私を馬鹿にしたような、うれしそうな男の口調に私はまた腹を立てた。つい大声になった。
「あんたに教えてもらわなくても、そんなことぐらい知っている! ぼくは今までにこの道を何回も通ったことがあるし、Uターン禁止の標識だって何回も見たことがあるよ! わかっているけど、今、緊急事態だから、そこを何とかしてほしいと、ぼくはさっきからあんたに頼んでいるだけじゃないですか?! わかってくださいよ! ああ、もう新居浜まで行く時間がない……。あんたとの話で、もうこれ以上時間を使いたくない……」
 最後はわざと涙声を出してみた。これで、通じるか? 私は最後の抵抗だと思って、男の返事を待った。すると、私の声よりも大きな怒鳴り声が返ってきた。
「いいや、あんたは全然わかってないぞ!! こんなにしつこい奴に会(お)うたのは、わしも長いことここでこんなことをやってきたけど、初めてじゃ! あんたはしつこい! わしももう怒ったぞ! 本当に警察を呼ぼうか? あんたはこの道でUターン禁止の標識まで見とるのに、Uターンすると言うんか? そんなら、あんたは警察に罰金を払(はろ)うてでも、Uターンすると言うんじゃのお! おう、やれるもんなら、やってみんかい! そんなことをしよったら、あんたは今から警察の取り調べを受けてからになるから、今晩中に新居浜には行けんことになるぞ! それでもええんか? 新居浜へ急いどるんじゃろうが!」「ええ、急いでますよ」
「そんなら、Uターン、やるんなら、やれ! 警察に言うぞ! さあ、早うやれ! やらんのか?!」
「え――! そこまでする勇気はぼくにはないですよ」
私は思わず長い溜息を吐いて、頭をかかえてその場にしゃがみ込んだ。無意識のうちにつぶやきながら考えていた。
「おい、どうしたんぞ! あれっ、やらんのか? さっきまでの元気はどこへ行ったんぞ?!」
「警察と話をするだけでも、相当時間がかかる。それくらいなら、いっそのことものすごく遠回りにはなるけれど、一回東予市へ帰ってから新居浜へ戻る方が早いかもしれん。でも、そんなことをしていたら、遅くなってしまう。ぼくは十一時には着くと思っていたのに、十一時半には絶対間に合わん……、十一時半、十二時……、十二時では、もう間に合わん……」
「何をぶつぶつ言いよるんぞ? さっきから」
その時だった。私は変なことに気づいた。この男の声に聞き覚えがあるような気がした。暗がりの中で、ずっと右手を額に当てて、顔の大部分を隠しているので、この男の顔がはっきりと見えない。こんな時に、私は耳の錯覚なのかもしれないと自分の耳を疑った。私は静かに男の声を待った。
「ほんならの、そんなことをせんでも、わかってや! あんたは、この道をよう通ってくれるお客さんなんじゃろ? それはぼくにもわかる。ぼくも実はお客さんにそんなことはしたくないんよ。仕事上、立場上、仕方なく、ここでこんなことをやっとるだけなんよ。お客さん、ぼくを恨んだりしたらいかんよ」
「別に恨んだりはしませんけど……」
「よかった。ああ、寒なってきた! わかってくれた? お客さん!」
やっぱり、どこかで以前聞いたことのある声だ。気のせいでも耳の錯覚でもない。昔、どこかで何度も聞いたことのある声だ。間違いない。でも、すぐには思い出せない。時間も気になっていたが、この男の声がとても気になってきた。この男は一体誰なのだろう? 有料道路の職員のようだが、私は絶対にこの男を知っている。
「ええ、わかりました。まあ、なんとか……」
「なんとかじゃあ、いかんよ!」
「いや、それよりも、今、何時何分ですか? もう十時半は過ぎていると思うんだけど……」
「暗いし、時計は持ってないから、わからん。それより、あんた、さっきから十一時半とか十二時とかしきりに言いよるけど、それは一体何のこと? 気になる。ひとつ、ぼくにも教えてくれんかろか?」
「赤の他人のあなたにも、ぼくの言うことがそんなに気になりますか?」
「ああ、気になる」
「では、それを言ったら、Uターンさせてもらえますか?」
「いや、Uターンは絶対にさせる訳にはいかん。もうこんな時間になってから変更する訳にはいかんのよ。わし一人の判断だけでは……。そうすることに決まっとるから……、けど、気になる。新居浜で一体何があるんぞ? 十一時半、十二時? ……ん? まさか爆弾か?」
「爆弾! あなた、最初からいきなり、いい線ついてきましたねえ! 本当にいい勘してますよ。違うけど、惜しい! あと、もう一歩! がんばって!」
「えっ、何ぞお?! 爆弾に近い物というたら……。人の命がかかっとるとあんたは確か最初に言うたな?」
「ええ、確かに言いましたよ!」
「わ――! 新居浜にはぼくの家があるんじゃ! 頼む! あんた、教えてくれ!」
男は私の胸に顔を押しつけ、泣きつくような声で私の腕を揺さぶった。予想だにしなかった急展開で、二人の立場が突然逆転してしまったので、私も驚いて一時は呆然としてしまったが、私はこの男に対する怒りと反抗心に燃えてきた。この男は、私がUターンさせてくれといくら頼んでも聞き入れてくれなかったくせに、なぜ架空の爆弾一個に脅えて私に泣きついてくるのだろうか? 思いがけぬ反撃のチャンスが私に転がり込んできた。爆弾という発想自体も私には思いがけなかった。面白い。私にとって好都合な材料だった。その時、「もうこんな時間になってから変更する訳にはいかんのよ」とか「もうこんな時間になってから変更する訳にはいかんのよ。わし一人の判断だけでは……。そうすることに決まっとるから」という男の言葉にも私は奇妙なニュアンスを感じ、違和感を覚えていた。では、もう少し前の時間ならば変更の余地もあったということなのか? つまり、Uターンできたということになる。この男は自分一人の判断だけでは私にUターンを許可することができない立場のようだが、私もこの男に一矢報いておきたい。私は非常に腹を立てていた。あっ、上からこの男の顔が少し見える。この白髪の男は……? 私にも見当がついてきた。でも、確信はない。
「どうしたんですか? 急に脅えたりして……。あなたは新居浜の方だったんですか? こんな所にいるから、ぼくはてっきり西条の人かと思っていましたよ。よろしいでしょう! お教えしましょう!」
「えっ、本当にぼくにそんなことを教えてくれるん? あんた、本当にかまんの? あんたにとって大事なことじゃないの? それをぼくに、ぼくに……。ああ!」
この男は実に演技が上手(うま)い。奴も演技は上手い。奴である可能性が高くなった。
「ええ、とっても大事なことですけど、いいですよ。もうそんなに感激しなくても、かまいませんよ。では、あなただけに特別に教えてさし上げましょう! ――(十秒くらいの間)―― では、簡単に、何も知らないあなたにもできるだけわかりやすく、ご説明いたします。ご準備はよろしいでしょうか?」
「おう」
うまくいった。こちらの準備もできた。この男の顔から手をどかせるために、私はこの男をカンカンに怒らせるようなことを言ってやればよいだけだ。既に目星はだいたいついていた。あとは男の顔を確かめるだけだ。この男をとことん怒らせてやろう。
「十一時半と十二時というのは、実は……、時計の長い方の針の位置のことなんですよ。長い針が真下から真上に行くと、なんと三十分も違います。言い方を変えれば、十一時半から三十分が経過すると、ちょうど十二時になるという訳なんですよ。おわかりになりましたか? 本当に簡単な説明だったでしょ? 時計の針の読み方ぐらいは、いくら愚かなあなたでも知っていたんじゃないですか?」
「なんぞお! それぐらいのことかあ!」急に声が低く変わった。この声はあいつの声だ。間違いなさそうだ。どおりで聞いたことがあるはずだ。しかし、まだ手が顔から離れない。とにかく顔を見ないことには……。
「それぐらいのこととは何ですか! 人がせっかく親切に教えてあげたのに! 私にとって大事なことを、あなたが私に泣いて教えてくれとせがむから、私は私の言える範囲、最大限のことを教えてあげたまでのこと」
「どこが大事なんじゃ!」
「これは驚いた! これは文明生活を送るすべての人間にとって大事なことですよ! 十一時半と十二時の区別のできない人間なんて……」
「それはわかる。常識じゃ!」
「常識でわかるんなら、ここでUターンさせてくださいよ!」
「それはできん」
「どうしてですか? 私は今、私にとって大事なことを、あなたが私に泣いて教えてくれとせがむから、私は私の言える範囲、最大限のことを教えてあげたんですよ」
「最大限じゃなかろが! わしにまだ言うてないことがあんたにはあるじゃろが!」
「そりゃあ、あなたにも言えないことがあるように、私にだって言えないこともありますよ。あなたは、まさか、そのくらいのことで、大の大人が泣きついたり、特別料金を払ったりしてまでも、ここでUターンさせてくれなんて頼むと思いますか?」
「それはわかる」
「それがわかるんなら、ここでUターンさせてくださいよ!」
「だから、理由は何ぞお?! それを聞いとるんじゃ!」
「Uターンさせてくれない理由を、こっちがあなたに聞きたいくらいですよ」
「それは言えん。あんたには言う訳にはいかん。こっちの都合もあるから……」
「いくらそっちの都合が悪くなったって、あなたのご判断でUターンさせることはできるでしょ? ここにはUターン禁止の標識も見当たらないし、絶対にUターン禁止区間じゃないと思うけどなあ……」
「いいや、絶対にUターン禁止になっとるんじゃ! あんたはそれを知らんのじゃ!」
しばらく沈黙が続いた。この男はまだ顔から手を離さない。不自然な言葉が次々と男の口から出てくるが、私には理解することができなかった。それに、この男を怒らせるネタが尽きてきている。気まずい沈黙が続いている。私は急に時間が気になってきた。気まずい長い沈黙を私の方から破った。
「あのう……、ずいぶんお怒りになってらっしゃいますよねぇ?」
「ああ、怒っとるよ!」
「私の方は、少なくともその三倍以上は怒ってますよ、今!」
「だから、理由は何ぞお?! それが気になる! それを言わんかい!」
「いくら気になると言っても、あなたには何も関係がないかもしれないでしょうが! それなのに、今度はあなたの方がしつこく聞いてくるものだから……」
「だから、理由は何ぞお?!」
「あなたには関係がないでしょう!」
「そりゃ、そうじゃけど、何か気になる」
「赤の他人のあなたにはたぶん関係はないと思うけど、あなたがそんなに気になさるのなら、そのことに体中の全神経を集中させて、大いに気になさってください! それはあなたの勝手ですから。そして、それを気に病んで、気に病んで、気に病んで、病気にでも何にでもなって死んでください。それもあなたの自由ですから。さらにあなたが死んでからも、苦痛だらけの地獄へ迷わず堕ちることを、私はこの地球上のどこかで必ず心よりお祈りいたします。……ひとつ、あなたに言っておきたいことがある。あなたはここで私をUターンさせなかったことを、きっと一生後悔するでしょう! 私が責任をもって保証いたします。……あーあ! こんな所で馬鹿なあなたを相手にくだらん話をしていただけで、ぼくは貴重なダイヤモンドのような時間をたくさん使ってしまった! 絶対に十分以上は使(つこ)うとるな。こんなことなら、最初から料金所の方へ行った方がよかった!」
捨てゼリフだけは、自分でも驚くくらいすらすらとよどみなく口から出た。もうUターンすることは諦めた。今は、この男の正体の方が気になっていた。あっ、手が顔から離れて、男の顔が見える! やっぱり、大原勉だ!! 新居浜東中学校の元校長、大原勉に間違いない。どおりで声に聞き覚えがあるはずだ。やっぱり私の推理は間違っていなかった。私は七年前、一年間だけ新居浜東中学校に勤務していたのだから、顔も声もよく知っている。しかし、それにしても、なぜ大原勉がこんな所にいるのだろうか? 退職して、有料道路の職員にでもなったのだろうか? 大原勉は、私が出会った校長の中でも抜群に性格の悪い校長だった。中学校に諸物を納入する業者からも、公然と高額のリベートを要求する悪徳校長だ。だから、ここで私の通行妨害をしているのだろうか? ええい、ちょっと試してみよう。
「おう! そしたら、わかったんじゃのお! こんなに手間を取らしやがって、クソ馬鹿が、もう!」間違いなく大原勉の声だった。
「クソ馬鹿でも、わかりました」
「よっしゃあ! 早う行って!」
「でも、ぼくにはまだ気になっていることがある」
「何ぞお! まだあんたはわからんのか?! しぶとい! 本当にしぶとい! まだUターンするというんか?! もう、わしも怒った! 本当に警察を呼ぶぞ!」
「その話は、もういい! Uターンはしません。そんなことよりも、私はあなたと以前どこかでお会いしたことがあるような気がするんですけど、これは私の気のせいってやつでしょうかねぇ? あなたの顔を見せてもらえませんか? こんなに長い無意味な時間を共に過ごすことができたあなたのお顔を是非とも拝見したい」
「いや、それは……、顔にケガをしとるから、あんたには見せられんのよ!」
「別に顔にケガをしていても……」
「いやあ、あんたをびっくりさせたらいかん!」
「ぼくはケガぐらいで驚いたりしませんよ」
「いやあ、それでもいかん! ……それに、あんたを見るんは今日が初めてじゃ! 似とる人も世の中にはおるもんよ。あんたの言うとおり、それは絶対に気のせいというやつよ。あんたに似とる人だって、わしは何人か知っとるよ。この辺だけでも五人は知っとる!」
明らかに男が慌て始めた。私が近づいて男の顔を見ようとすると、今まで片手で顔を隠していたのに、急に男は両目を両手でごしごしこすり始めた。私はそれを非常に不審に思った。この男は絶対に大原勉だ。もう疑いの余地はない。私はもう時間をあまり使いたくなかったが、この男が大原勉であることを決定的にするために、彼の揚げ足を取りながら、この男に迫ってみた。あるいはUターンが許可されるかもしれない。
「えっ? ぼくに似た人がこの辺だけでも五人もいるんですか?」
「そうそう」
「そういえば、ぼくも人違いされることが多いんですが、それは知らなかったなあ!」
「そうそう」
「へえー! この辺だけで五人も! しかもあなたが知っているだけで五人もいるんですかねえ?」
「そうそう」男はとても苦しげな声を出している。
「ほおー! この辺だけでぼくに似ている人が五人もいるんなら、日本中では大変な数になりますよねえ?」
「そうそう」
「それでは、あなたが人違いされるのも無理はありませんよねえ?」
「そうそう」この男は機械的に返事をしているだけだ。完全に思考力を失っている。誘導尋問のチャンスだと私は思った。
「ぼくに似ている人が日本中にそんなにたくさんいるんじゃあ、人違いされても仕方がないということか?」
「そうそう。そうよ、そう!」
「それなのに、今日、ぼくと初めて会ったことが、あなたによくわかりましたねえ?」
「そうそう」
「ぼくはそれが不思議でたまりません!」
「そうそう」
「え?!」やっぱり完全に思考力を失っている。私の誘導尋問に見事に引っかかった。これで、この男が大原勉であることが確定した。
「そうそうっていうことは、やっぱり以前どこかでお会いしている……」
「あっ! 何を馬鹿なことを言うんぞお!」
「それなら、やっぱり、お顔を見せてもらえませんか?」
「いや、それは見せられん!」
「お顔を見せてもらえれば、初めてだということが、ぼくにもはっきりとわかるんですけどねぇ?」
「それは見せられん! どんなことがあっても。あんたに会うんは、今日が絶対に初めてじゃ!」
「いや、いや、顔を見せるだけで、こんなに抵抗するということは、やっぱり以前どこかでお会いしたことがある人ということでしょう? ……それに、ぼくにはあなたが誰なのか、もうわかっていますよ」
「そんなら、わしが誰だとあんたは言うんぞ! 言うてみい!」
「おお、その声はやっぱり大原さんだ! 新居浜東中学校の校長だった大原勉さんでしょ?」
「オオハラ! 誰ぞお! そんな名前、わしは知らん! 人違いじゃ! 声が似ているというだけで、いい加減なことを言うな! わしは中学校にも行ったことがないぞ!」
「え? 違うんですか? いやいや、そのお声、その言い方は絶対に大原さんだ! それに中学校にも行っていない人がこの世に存在しますか? 中学校は義務教育ですから、中学校で勉強くらいはしているはずですよ!」
「わしは小学校しか行ってない! 中学校では勉強もしてないぞ!」
「え? そんなことがありますか?!」
「あんたは若いから知らんのじゃろうけど、昔はそういうこともあったの! 中学校にも行けんかったわしみたいな者も多いんじゃ! わしらの年代には」
「そうですか? でも、ぼくは先ほどあなたの顔を見てしまったんですけど……」
「……」
「ところで、大原さん」
「わしは大原じゃないというのに」
「いやいや、大原さん、正月のこんな夜遅くに、しかもこんな所で何をしているんですか? 有料道路の職員にでも転職されたんですか? 大原さん。私は以前、新居浜東中学校でお世話になった○○○ですよ。もうお忘れになったんですか?」
「○○○! そんな名前は知らん! 聞いたこともない! そんな名前を聞くのは生まれて初めてじゃ! あんたの名前は○○○というんか?」
「そうですよ。大原さん!」
「知らん! わしは大原じゃない! 第一わしはあんたの世話なんかしたことがないぞ! 人違いじゃ!」
「それなら、顔を見せてください! あなたが大原さんじゃないと言うのなら、顔ぐらいは見せられるでしょ? それで、すぐにわかりますよ。疑いを晴らすには、顔を見せることしかありませんよ」
「いや、それは見せられん! 顔にケガをしとるから……」
「たかが顔にケガをしているくらいで……。ますます怪しい!」
「何が怪しかったりするんぞお! 本人がこれだけ人違いじゃと言うとるのに、あんたは勝手に決めつけるな! 怒るぞ!」
「怒るところをみると、ますます怪しくなってきた! まあ、そう怒らずにぼくに顔を見せてください。簡単なことでしょ?」
「それはできん!」
「なぜできないんですか? こんな簡単なことが!」
「……」
「まあ、それができんのなら、やっぱりあなたは大原さんですね? 何か明かせない、深いご事情があるんですね? 大原さん。それなら、それでいいんですけど……」
「わしは大原じゃない! 人違いじゃ! 本人がこれほど言うんだから、間違いなかろが! 本人が違うと言うんだから、これほど正しいことはない!」
「いや、それは絶対におかしいですよ」
「何がおかしかったりするんぞお! わしの言うことのどこがおかしいんぞお! 本人がこれほど人違いじゃと言うとるのに……」
「いや、絶対におかしいですよ! あなたの言葉もおかしいけど、先ほどからのあなたの様子や態度がもっとおかしいですよ。明らかに! 何か心にやましいことでもあるんじゃないですか? 大原さん」
「心にやましいことなんかないぞ! 何がおかしかったりするんぞお! あんたを見るんは初めてじゃ! もう、なぐ……」
「え? 殴る?」
「いや、人違いだとわかったのは、あんたとこんなに話をしたから、あんたに会(お)うたのは初めてということがわかったんよ。話をせんかったら、こんな夜には間違うかもしれん。昼なら、わかるけど……。あっ、目にゴミが入ってしもうた! この辺はホコリが多い。あんた、さっき、わかったと言うたろ? これ以上、あんたの長話を聞かされたら、大変じゃ! あんたも新居浜まで急いどるんじゃろ?」
「ええ、急いでますよ」
「それがわかっとるんなら、頼むから、早うあっちへ行ってくれんかろか? それとも、まだUターンするつもりなんか? もう本当に警察を呼ぶよ!」
男は私から逃げ始めた。といっても、三メートルくらいの距離を確保しただけだった。もう少しで顔が完全に見える場面もあったのに、残念だった。この話をしてから、男は顔を徹底的にガードしていた。しかし、この男の正体は私にはわかったも同然だった。でも、大原勉がなぜこんな所に立っていて、わたしになぜ正体を明かさないのか? Uターンさせないのは、奴の意地悪な性格の表れという解釈で理解できるが、校長だった者が有料道路の職員になったということが、奴のプライドをそんなに傷つけることなのか? 私には理解できなかった。だが、私もこれ以上は時間を無駄にすることはできなかったので、この男に対して精一杯憎々しげに言葉を吐き捨てることにした。人の恋路を邪魔する奴は馬に蹴飛ばされて死んでしまえ、という言葉があったのを思い出していた。
「そうですね。ぼくも新居浜まで急いでいますから! 料金所の方へ行くと、新居浜とは完全に逆方向になるんですけど、あなたがUターンさせてくれないものだから……。どうやら、あなたにすっかりお手間を取らせてしまいましたねぇ! 本当にすみません。大原さん、今度あなたにお会いする日がとても楽しみだ! 今日のところは、ぼくは急いでいますから、いずれはゆっくりと、大原さん!」
「いやあ、いやあ、そ、それはかまんのよ。あ、あんたがわかってくれたら、ね。わ、わかってくれたんなら、早く、あ、あっちへ行って、料金を払(はろ)うてくれる? お、お、客さん、ありがとう!」
男の動揺はひどかった。何度もどもっていた。それだけで、この男が自分自身で自ら大原勉だと言っているようなものだった。先ほどまでの立て板に水を流すように私を畳みかけてきた威圧的な口調は完全に消えてしまって、ひどくぎこちなかった。
私が車に乗り込もうとした時、男が慌てて言った。
「あっ、お客さん、ライトはまぶしいから、すまんのじゃけど、車の方向を変えてから点けてくれる?」
変な指示をするものだ。暗がりの中で、男は相変わらず両手で顔を隠したままだった。この不自然さ! これだけでも、この男の正体は間違いなく大原勉だと思った。彼はいつから有料道路の職員になったのだろうか? ああ、そうか、彼はもう定年退職している年齢だ。校長のなれの果ての姿が有料道路の職員か……
私はしぶしぶ料金所の方へ向かった。私の前方には、緑色のランプと、料金所のボックスの光の中で有料道路の職員が私を手招きしているのが見えた。大原勉の動きと明らかに連動している。私はそれを見ると、ますます大原勉が有料道路の職員のように思えた。
しかし、Uターン禁止と言われたあの地点が、やっぱり私にはまだ気になっていた。車のルームミラーの中で、バイクのライトが二つ、あの地点で止まった。先ほどたむろしていた暴走族のバイクのようだった。私と同様にやはりあの地点で止められた。男と話をしているようだ。なるほど男が言ったように、Uターンする奴が多いのだなと一瞬私は思ったのだが、あれれっ? バイクは何台もそのまま次々とUターンしていく。驚いて、私は後方を振り向いた。え――っ、私にはUターンさせなかったくせに、暴走族はUターンしてもいいの?! 私はあの男に腹が立ってきた。まだあの地点に立っていた。男はもう顔を隠していなかったが、白髪の老人であることくらいしか遠くて見えなかった。しかし、私は既に料金所に着いていた。もう、あの地点に引き返して、男に文句を言うこともできない。
私は料金所で金を払いながら、遠くのあの男の方をにらみつけていた。三百十円がこんなに惜しいと思ったことはなかった。今度は料金所の職員が私に話しかけてきた。時間が一秒でも惜しい時に……
「寒いですねぇ、お客さん、お仕事で、新居浜から、こんな遅くにお帰りですか?」
「ええ、いや、仕事でもないんだけど、まあ、仕事みたいなもので、仕事……」私は少ししどろもどろになった。
「いいお正月を! では、お気をつけて!」
料金所の職員は愛想よく笑いながら、私に釣り銭と領収証を手渡してきた。私は無言でそれを受け取りながら、自分の気持ちが海の底へ沈んでいくように感じた。重い疲労も感じた。先ほどのUターン禁止の押し問答に十分以上の時間を費やしてしまったことを非常に後悔した。時計は十時五十五分になっていた。あの交通事故を見てから二十五分も経過していることになる。新居浜へ戻るのに、とんでもない遠回りになってしまった。今から私は新居浜とは逆方向に五キロほど走ってから、そこから二十キロほど走って再び新居浜へ逆戻りしなければならないのだ。こんなことなら、料金所へまっすぐに向かっていた方がよかったくらいだ。通行料金程度の金のことよりも、今は時間の方が遙かに惜しかったのだが、私には両方ともが惜しくて無性に腹立たしかった。それでも、私は不運だと自分に言い聞かせる以外なかった。
料金所を出ると、いつの間にか、私の後方には黒い車がつけていた。私に「急げ!」とでも言うかのように、ヘッドライトを二回上向きにした。その光が車内のルームミラーなどに反射し、まぶしかった。私は一度極端にスピードを落とし、その車に追い抜いてもらおうとしたが、その黒い車は一向に私を追い抜こうとしなかった。それどころか、黒い車はヘッドライトを消して停車したようだった。待てよ。私の方こそ急いでいるのだ。他人に道を譲る余裕なんかないのだ。とにかく急ごう! 正月のこんな遅い時刻だから、警察のスピード違反の取り締まりなどないだろう。私はそれに賭けてみることにした。
いけないことと知りつつも、私は車のスピードを八十キロ以上に上げた。さらに上げたかもしれない。スピードメーターよりも時計を私は見ていた。十一時を過ぎてしまっている。それでも、間に合うかどうかは微妙であるような気がした。先ほどまでの時間的な余裕は、もう完全になくなっていた。心の余裕さえなくなったような気がした。交通事故が今は何よりも恐ろしい。事故を起こせば、新居浜へ十二時までに戻ることが絶対に不可能になってしまう。彼女に会えなくなってしまう。落ち着け! そうだ。有料道路の中でUターンする手がまだ残っている。今はそれが最も早く新居浜へ行ける方法だ。でも、有料道路の中は完全にUターン禁止区間だ。先ほど有料道路の職員と少し話をしたので、私の顔を覚えられている可能性が高い。大原勉も料金所にいる可能性もある。またUターン禁止の押し問答もしたくない。もっとまずいことになりかねない。それならば、有料道路の途中から抜けて、田の中の農道を通って西条へ出るか? その道があることを私は知っていたが、しかし、私はその道を一度も通ったことがない。こんな夜中に田の中の細い道を迷ったり、脱輪したりするくらいなら、一直線の有料道路を猛スピードで東予市に戻ってから、小松町へ出て再び国道11号線を通って新居浜へ行く方がましだと私は判断した。結局、急がば回れということだ。でも、三十分以上の時間がかかりそうだ。完全に十一時半は過ぎてしまう。でも、十二時までには間に合うだろう。
私は気分転換に音楽でも聴くことにした。あの男に出くわしてから、カーステレオのスイッチを切ったままだった。中島みゆきの『歌でしか言えない』の「渚へ」という曲が流れてきた。今の私の気分にぴったりの曲だった。私は思いきりボリュームを上げて、曲を聴いた。

♪ 裏切りなんかじゃないというのに 謝られたのが何より辛(つら)い
くえない奴よ
  追いかけて手練手管は裏目のダイス
  誰か教えてよ大人しくしてりゃ戻ったの
  渚へ 渚へ 渚へ あいつを恨みたくない  ♪

ふだん聴く倍以上の音量だったが、私には聞き慣れた音楽の中にはない、大きな音が混じって聞こえてくるのが気になった。爆音のような音だ。ドラムスの音ではない。この夾雑音は何だ? それに猛スピードで走っているせいか、小石をタイヤが巻き上げて、車の底に当たっているような音が聞こえた。
 道路の両側が防音壁で仕切られている辺りで、私は車の前方三十メートルくらいのアスファルトの上に幾つもの火花が散っているのを見た。タバコの投げ捨てか? それにしては数が多すぎる。一台の車に何人もが乗っていて、皆がタバコを吸っているのだろうか? それにしても、不自然だと思った。私は車のヘッドライトを上下させて、遙か前方の暗闇の中に車が走っていないか、何度も確認してみた。前方に車は存在しない。先ほどのように、ライトを消して走っている黒い車もあるのかもしれないのだが、黒い影すら見えない。猛スピードを出しているので、私の方が黒い車に追突しても大変なことになる。しかし、どんなに目を凝らして見ても、私の前方には車は走っていない。私は変だと思った。あまりにも変なことが連続している!
 では、私の後方はどうなのか? 右のドアミラーを見ると、驚いたことに、ヘッドライトを消した黒い車が私のすぐ後ろをつけて来ていた。私と同じく猛スピードで走っているはずだ。また、ライトを消した黒い車? 先ほどライトを上下させて私をあおった車に違いないとは思うが、あの車はそれほど急いではいないはずだが……。それとも、あの車は先ほど私を尾行していた車なのか? いや、先ほどの車ではあるまい。あの車は事故を起こしたのだから、違うはずだ。私にはわからない。気になったので、後ろを振り返って肉眼で確かめると、薄明かりの中に左ハンドルの黒の外車に二人が乗っていた。車の右の窓から手を出して、そこからもオレンジ色の火花が散っているのが見えた。車の窓から出した手には、火の点いたタバコがあるのだろうか? 私も先ほどからタバコが吸いたいと思っていたが、こんなにスピードを出していては、運転が危なくなるのでタバコを吸うことができない。右の席に乗っている男は相当なヘビースモーカーなのだろう。吸っているのはタバコではなく、葉巻か? それにしても、火花が大きく、投げ捨ての回数があまりにも多い。タバコか葉巻の投げ捨てにしても、不自然だと思った。しかし、私には何度も振り返って見る余裕はなかった。
 そんなことよりも、今にもあの黒い車に追突されそうだ! あまりにも接近し過ぎている。私はさらに加速した。あの車に追突されない程度にスピードを出しても構うまい。事故防止の非常手段だ。この時、時速百キロを軽く超えていたが、私には許されると思った。猛スピードを出しているのに、車間距離が狭すぎる。それに、あの大きな音は何だろう? 遠くから響いてくる和太鼓のような音だ。中島みゆきの曲の中のドラムスの音とは全然質が違う。打ち上げ花火の爆発音に近い。中山川の橋の上にやって来た時にも、まだタバコの投げ捨てが続いている。こんなにスピードを出しているのに、依然として私の前方に車の存在が確認できない。変だ。
 まだあの黒い車が私の車の直後を、まるで神風特攻隊のようにぴったりと尾行し続けている。今にも追突するかもしれない。あの車は一体どういうつもりなのだろうか? ルームミラーで見ると、車の右の窓から手を出して、タバコに火でも点けているように見える。私の車は既に百キロ以上のスピードを出しているのだから、その行為はあまりにも変だ。私は試しにブレーキペダルを何度か踏んでみたが、あの車は執拗に私の車から離れようともしなかった。追突することも恐れていなかった。この道の対向車線には車が走っていなかった。私は思い切って対向車線に車を走らせた。それでも、あの車は対向車線に移動し、私の車の直後を至近距離で尾行し続けていた。
 私はあまりにもしつこく危険な尾行を続ける黒い車に対して、ついに堪忍袋の緒が切れた。私は隣の席に置いてあったリポビタンDの瓶を車の窓を開けて、リポビタンDの瓶をそっと夜風に乗せた。もしもあの車が私の直後を猛スピードで尾行していたのなら、あの車のフロントガラスが割れたかもしれない。私は黒い車が止まったような気がした。私は怖くなって、さらにスピードを出して逃げた。
 中山川を越えた辺りで、あの黒い車の姿がルームミラーから消えていた。私の車の前方にタバコの投げ捨てもなくなった。もう追いかけられている気配は感じられなかった。私はそれで少し安心した。
 ようやく有料道路も終わりが近づいてきた。もう東予市だ。私はやっとのことで、これから新居浜へ引き返すことができると思った。時刻は十一時近くになっていた。ここから新居浜まで約三十分はかかるだろう。十一時には新居浜へ引き返せると思ったのに、十一時半も難しくなってきた。それにしても、私はなぜ新居浜へ行くのにこんなに遠回りしなくてはならないのだろうか? 考えてみれば、今夜はあまりにも変な出来事と不運なことが連続している。単に不運だったと片づけられるものだろうか? でも、私はそんなことをいくら考えても仕方がないと思った。とにかく最終のタイム・リミットの十二時までに新居浜へ行くしかない。
 有料道路の出口の信号は、ちょうど青になっていた。私は、そのまま一時停止せずに行ける、時間を少しでも節約できると思った。しかし、私の車はまだ時速百キロ近くで走っている。スピードを落とさなければ横転してしまうかもしれない。今度は用心して先ほどのように車をスリップさせないように、ポンピングブレーキを踏み始めることにした。その瞬間だった。突然、私の車のフロントガラスの前を大きなオレンジ色の火花が右から左へ横切った。鼓膜が裂けそうなくらいの大きな音を聞いた。私は座席で思わずのけぞった。咄嗟に私は急ブレーキを踏んだ。また、私の右後方で火花が散って、大きな爆発音がした。今度は急アクセルを踏んだ。私は何が起こっているのかわからないまま、その場から逃げるように一時停止もろくにせず、交差点を左折し、一直線の道路に出て猛烈に車を加速させていった。その間に、車の後方から大きな爆発音が三回たて続けに聞こえた。そして、車の底に鶏卵くらいの小石が当たったような気がした。
 何だ、今の音は?! 今までこんな猛スピードで走ったのは高速道路で数回あるだけだけれども、私は私の車からそんな奇妙な音を一回も聞いたことがない。急ブレーキと急アクセルを踏んだので、エンジントラブルを起こしたか? 車のエンジンの音が明らかに変化していた。車の振動が急に大きくなって、いくらアクセルを踏み込んでも、四十キロくらいしかスピードが出なくなった。エンジンの調子がおかしい。先ほど車が火を噴いたような気がした。こんな時にエンジントラブルだなんて、今すぐ修理してくれる所もあるはずもないし、もしもあったとしても修理に時間がかかるだろう。部品を取り寄せるとか言って……。まあ、この車も今のところ四十キロくらいで走ってくれているから、この車でタイム・リミットの十二時までに新居浜へ行くのが一番早いだろうと思った。
 でも、今の音は……? 火花が出たのは、確か信号の手前の植え込みの辺りではなかったか? この辺りは田園地帯だから、雀の脅しのガスの爆発音という可能性もあるが、それにしても、一月二日にそんな物を道路の真ん中に仕掛けることがあるのだろうか? いや、九月でも、こんな深夜には鳴らさない。迷惑だ。安眠妨害になる。あるいは冬の深夜に農作物を食い荒らす害獣でも出没しているのだろうか? でも、道路の真ん中に仕掛けることがあるのだろうか? それも変だ。では、あれは一体何だったのだろう?
 この時、私はもう一度後ろを振り返って見たが、あの黒い車は尾行していないようだった。それで安心した。あまりに不自然な出来事の連続に私の思考能力は麻痺しかかっていたが、すぐに我に返った。私は今、彼女に会いに行こうとしているのだ。不自然な爆発音の謎の究明などは、もうどうでもいいことだ。不自然な出来事もいちいち考えてはいられない。そんなことがそんなに気になるのなら、明日にでも見に行けばいいのだ。農作物の被害状況を憂慮するよりも、彼女をもう一度説得するための気の利いたセリフでも考える方が有意義だと思った。私の人生が変わるかもしれないのだ。
 とにかく残り時間が少なくなっていることが非常に気になった。もう十一時を少し過ぎている。Uターン禁止の押し問答によるロスタイムがとても痛い。約三十分もかけて、こんなに遠くへ来てしまった。もう時間はないのかもしれない。私は新居浜へ戻る決心だったが、ここから国道11号線経由で磯浦の南海屋へ行くとしたら、四十分ぐらいかかりそうだ。そこから彼女のいる二次会の場所へスムーズに行けたとしても、到着予定時刻は十一時五十分? 下手をすると、明日になってしまうのではないか? 明日からは名前も言うことができないのなら、今夜中に、その十分かそこらの時間にでも彼女と話をするしかないのではないか? 私はこの時点では諦めていなかった。
 私は有料道路から一直線の道を走り、国道196号線に出て小松へ向かい、そして国道11号線に出た。車のエンジンの音がやっぱり気になっていた。エンジンの音がふだんよりも大きく響いているような気がした。新居浜へ行こうと焦っているのに、私はいろんなことが気になった。私はもう一度後方の確認をした。もう、あの黒い車はいなくなっていた。私の不安はある程度解消されてはいたが、今は唯一の大きな不安は時間が残り少ないということだった。
 国道11号線の車の流れがとても悪くなっていることに私はすぐに気づいた。先ほどまではあんなに空いていたのに、今はなかなか進まない。信号待ちも多くなった。たとえ信号が青になっても前へ進めないこともあった。反対側の車線はほとんど車が走っていないのに、新居浜行きは渋滞していた。時間が気になっているだけに、私は非常にイライラした。例のサンライフの前で十一時二十分になった。私が新居浜へ反転しようと思ってから、ちょうど一時間が経過している。それが正確なロスタイムだ。あの交通事故さえなければ、私はとうに新居浜へ着いている時刻なのに……。しかし、今はそんなことを考えても仕方がない。この国道の渋滞がどうにかならないものかと私は思った。今夜は新居浜方面へ行くのに時間がかかる夜なのかもしれない。
 のろのろと進んでいる間に、道順を考えておくことにしよう。磯浦の南海屋へ行くには県道13号線を通って行く方が距離的には一番近いけれども、あの道は先ほどの交通事故で通行止めが続いている可能性が高い。その通行止めの影響で、新居浜行きの国道が渋滞しているのかもしれない。同じ場所へ戻って、同じ失敗は繰り返したくない。今度は西条南中学校の前で左折しないで、この国道を直進することにする。私は我慢して、渋滞の続く国道を通って新居浜へ向かうことにした。
 松下寿西条工場の前を通り過ぎた辺りで、十一時二十五分。西条市の飯岡小学校が見える辺りで、十一時三十分。新居浜市の大生院の辺りで十一時三十七分。私の車はほとんど進まなかった。市街地へ出るまでに、まだ二十分以上はかかりそうだった。私は渋滞を恨んだ。こんな日の、こんな時間に限って、なぜ……?
 そんな渋滞の中で私は車の異変に気づいた。私の車の後方から、ものすごい黒煙が吹き出している。ルームミラーを見ると、私のすぐ後ろにつけている車の女性が、その黒煙に顔をしかめているようだった。女性の車のライトが時々見えなくなるくらいだった。どうやら先ほどのスピードの出し過ぎで、この車のエンジンの調子が予想以上に悪くなっているらしい。残り時間もさることながら、車のエンジンの不調のことまで、私は二重に不安になってきた。もしも車が動かなくなったら、どうしよう!
 私の心の中で、諦めの気持ちが強くなってきた。車のエンジントラブルが重なって、ほとんど絶望的な気分だった。十二時までに新居浜へ行くことはできても、彼女と話をする時間まではもう残されていない。引っ越した彼女の家は知らない。彼女のいる二次会の場所へ行くには、やはり南海屋で尋ねるしかない。それからということになると、もう絶対に不可能だ。諦めるしかない。彼女に再び会うために私が引き返したことも、もう無意味なことになってしまったと悟った。悪いことには悪いことが重なるものだと思った。
――あーあ、私はとうとう新居浜の彼女のところへ行くことができなかった! あんなに苦労したのに! 彼女のことは忘れるしかない。
 私はもう絶望的で自暴自棄的な気持ちで、その夜は東予市へ仕方なく引き返すことにした。十二時のタイム・リミットは、その間に過ぎてしまった。


 それから数日後、私は車を六ヶ月点検に出した。その日の夕方、トヨタ・オート小松店の二人の者が私の中学校に点検を終えた車を運んできて、引きつったような表情で私にこう言った。
「先生の車のマフラーからピストルの弾丸が出てきました。警察に届けてください」
 そばで聞いていた先生もいた。驚くどころではなかった。
(……つづく……)

さやか さん (my-love.darling@docomo.ne.jp) 2009年 11月 14日 09時 55分 15秒

一人ぼっちのクリスマスは寂しいです。。。寂しがりで、甘えん坊なあたしですが、一緒に過ごしてもいいと思う方は連絡下さい。my-love.darling@docomo.ne.jp

匿名 さん 2009年 11月 07日 14時 01分 54秒

こりゃーひどいですね・・・。

さん 2009年 10月 24日 23時 37分 13秒

もはや閉鎖すべきでは?

Pol84 さん (jjn9lpkfi.@gmail.com) 2009年 10月 23日 03時 26分 35秒
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Encourage Peer-to-Peer Support and Mentoring Leaders need support, too. ,

まずはご相談! さん (cashingogo@gmail.com) 2009年 10月 04日 12時 53分 53秒
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七誌 さん 2009年 10月 03日 02時 14分 42秒

管理人さん
時々は見てください。
かつてのよき日々を知る者には、あまりに悲しくなります。

まずはご相談! さん (cashingogo@gmail.com) 2009年 10月 02日 15時 05分 34秒
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まずはご相談! さん (cashingogo@gmail.com) 2009年 09月 29日 16時 19分 56秒
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まずはご相談! さん (cashingogo@gmail.com) 2009年 09月 27日 18時 56分 05秒
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和郎 さん 2009年 09月 19日 20時 40分 11秒

このあいだ、三越本店でパイロットのペンクリニックがありました。
もう広沢さんが担当じゃなくて、滝沢さんという人でしたが、丁寧な
人でしたね。おなじみなんで、「もー、鈴木さんはずるいなー」って
よく広沢さんには言われてました。というのは、一本はゴム式の吸入
不良のを持っていって、その場で部品交換をしてもらっていたから。
部品交換っていっても、パイロットは1000円しかとらないし。
でも、今年は滝沢さんに、パイロットスーパー500を「お預かりさ
せてください」って工場に持ってかれてしまいました。

それで、今日受け取って来たんですが、もうびっくり。
スーパー500が、磨き上げられて新品同様に!!
すごく感激しました。
これって三越本店からだから? それとも、パイロットのペンクリ担当
の滝沢さんって、実はすごい人なの?

とにかく、感激しました。
やっぱりいいなー、パイロット。80周年記念の四神、ひっぱりだして
また使うかな。
とにかく、うれしかったです。自分の好みはパイロットですね。

バランス型の金魚の蒔絵のペン、みかけたら情報もとむ。ほしくなって
きました(三越に84万円の50号の金魚がある、っていうのはわかって
います)。

松田 さん (matsuda.acareer@gmail.com) 2009年 09月 19日 12時 46分 41秒
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わしざき さん 2009年 08月 11日 23時 53分 01秒
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>赤堀オーナーが話して下さったのは、もうひとつの万年筆にまつわる風習。
「イギリスには、大学教授達の間に仲間が教授になった時、自分たちが使っている一本をお祝いにあげるという風習がある。それも新品ではなくて、自分たちが使っている一本を選ぶ。大切なものをあげる、つまり大切な人という意味なんですよ」

これってどう見ても「ビューティフルマインド」での創作された風習ですよね?
書斎館館長とはいってもこの程度か

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ココからメールできます さん (ishi3dayo@mail.goo.ne.jp) 2009年 07月 25日 16時 46分 00秒
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ココからメールできます さん (ishi3dayo@mail.goo.ne.jp) 2009年 07月 25日 15時 24分 16秒
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全国可能 さん (pipipi_info@mail.goo.ne.jp) 2009年 07月 13日 13時 49分 34秒
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パチンコ・パチスロ サクラメンバー募集。
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詳細はメールにてごお知らせ致します。

モリソンキング さん 2009年 06月 20日 21時 56分 02秒

文字化けをしましたので、もう一度書きます。
万年筆コレクションに注意書がありました。
日常用の筆記具として作られたものではありません。と書いています。
その他、かなりの量の注意書きが書いてあります。
万年筆としての機能は、あまり期待できないのでは。
見て楽しむための万年筆のようです。
では、では。

モリソンキング さん 2009年 06月 20日 21時 54分 19秒

∨ナh」灰譽D轡腑鵤に注意書がありました。
トシ鑞僂良ウU颪箸靴萄遒蕕譴燭發里任呂△蠅泙擦鵝Bと書いています。
その他、かなりの量の注意書きが書いてあります。
万年筆としての機能は、あまり期待できないのでは。
見て楽しむための万年筆のようです。
では、では。

モリソンキング さん 2009年 06月 20日 05時 50分 15秒

大阪の書店に「万年筆コレクション」という雑誌の創刊号が置いてありました。
ラピタのミニ万年筆を大きくしたような万年筆も付いていました。
発売元は、アシェット・コレクション・ジャパン株式会社というところです。
これから定期的に発売されるみたいです。
デアゴスティーニみたいな雑誌です。
では、では。

和郎 さん 2009年 04月 12日 18時 26分 47秒

初日のペントレにいく。
 こないだ他で買ったモンブラン24赤軸をラストルム氏に
調整してもらう。中古で買ったので、ニブの状態は最悪だった
が、調整の結果、とても良いものになった。24は、基本が
144に近いので、ニブの状態がよければ日常の利用には最高
だと思う。

 知り合いに頼んでモンブランの0号のゴールド張りの繰り
出しとか、パイロットの20号(ステンレスペン先)、オノト
のマグナとかを出しておいたが、値段のつけ方が悪かったらし
く、ひとつも売れなかった。
 町井さんのところでラミーの吸入式万年筆、買う。素晴らし
いバランスと書き味でびっくり。そういえばどこかでとても高
い評価を受けていた。LAMY2000、恐るべし。

 某渡辺さんのブースでインクを買う。
 身内同士でやりとりしても、と笑われる。オノトの初期型
の両べろとか、ほしいものはあるんだけど、使わないものは
買わない、ということに最近はしているので、買えない。
 エボナイト軸のパイロットのペン軸を渡辺さんに譲っても
らって、愛用しているが、ふと気づいたら、去年のペントレ
で買ったんだった。

モリソンキング さん 2009年 03月 18日 21時 41分 23秒

奈良県御所市にあるモリソンファクトリー(元・モリソン万年筆)がついに『幻の金無垢万年筆』を販売することになりました。ボディが18Kでできており、30年より昔に製造されたものだそうです。とても貴重な歴史的遺産です。くわしくは、『モリソン万年筆図鑑』に出ております。
では、では。

kochi さん 2009年 03月 12日 17時 22分 09秒

通りすがりさん、ありがとうございました。
試してみます。

通りすがり さん 2009年 03月 09日 06時 29分 27秒

kochiさん、遅くなりましたがそれはペリカンのコンバータが適合します。

kochi さん 2009年 02月 15日 15時 49分 53秒

ひょんなことから、モンブラン マイスターシュテュック 144を手に入れました。
14金シングルカラーのニブですので、80年代のモノのようです。
しかしコンバーターが無い状態で、カートリッジしか使えません。
純正コンバーターの現行品は、ネジ山が切ってあるので適合しないようです。
他社コンバーターで、代替できるものは有るのでしょうか?

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