DOOMゲーの歴史、みたいな 
                                         ぽぽりん 
 
ゲーマーの皆さん! DOOMゲーってたくさんあるけど、これまでどんなのが
出たのかな?どれがサイコーにおもしろいのかな?とかちらっと気になったら
このページを読んでみてね。ここでは、ぽぽりんが製品版を買ったり、お試し版
で試してみたり、トモダチのマシンでプレイさせてもらって体験したDOOMゲー
について、感想とか書いてみましょう。(ゼンブ持ってるわけじゃないんだよ)
※ 並び順は、ほぼ発売順です。
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1.Walfenstein3D(ウオルフェンシュタイン3D)シェアウエア版
   ・舞台は第2次大戦中のヨーロッパ。主人公は、ナチスが監獄
    として使用している古城から脱出するという設定です。
    敵は看守のドイツ兵や機関銃を持った親衛隊で、殺すと
    「マインネーム・・・」とかドイツ語らしいものを叫びます。
    至る所に、総統閣下の肖像や、鷲のモニュメントが飾って
    あり、総統ファンはちょっとうれしいかも? 
   ・DOOMで有名なIDソフトウエア社が、1993年に作った
    この形式の最初のゲームで、DOOMの直接のルーツです。
    壁や通路が皆同じサイズであるとか、天井がずっと同じ高さ
    で、後のDOOMよりずっと素朴な味があります。
   ・ポポリンが保有するのは、10面で終わりのシェアウエア版
    のみです。(けっこう色んなところで手に入るので、持ってる
    人も多いでしょう。)
    少し前、ソフト屋さんで製品版を1000円で売っていたので
    危うく買いそうになりましたが、よく見るとPC98版で、5
    インチフロッピーでした。(せーふ)
    海外送金代行のP&Aを通せば、今でも登録版が買えると思います。
    (95年のカタログでは6000円となっています。高いネ)
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2.Spear of Destiny(スピアオブデイステイニ)デモ版
   ・DOOMにDOOM2があるように、WolfensteinにはSpear of Destiny
        がある、という関係です。つまり前者がシェアウエア製品で、
    後者が店頭用のパッケージ製品であり、敵やマップが改良され
    ていますが内容的にはほぼ同じです。
   ・保有しているのは2面で終わりのデモ版です。店頭用パッケージ
    製品なので、入手するには海外製品のショップに注文するしか
    なさそうです。
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3.Blake Stone 3D(ブレイクストーン3D)シェアウエア版
   ・時は未来、英国情報部のスパイ、ブレイクストーンとなって
    ドクター・ゴールドファイアの野望を阻止するため、手下や
    変な怪獣がウヨウヨのビルに突入して最上階を目指すという
    設定です。
    人物(兵士・科学者)の描写は4等身で漫画チックですが、
    怪獣は奇抜で種類もいろいろいて楽しめます。
   ・シェアウエア業界の大手APOGEE社が、Wolfenstein3Dに刺激
    され、その3Dエンジンを使用して作った製品で、全体の雰囲気
    はWolfenstein3Dによく似ています。(いわゆる類似作品)
   ・保有しているのはシェアウエア版で、10面まであります。
    (このころのシェアウエア版はみんな10面あって、お得ですね)
    難易度をあげると、たった10面でもちょっとやそっとでは
    ゴールできません。
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4.Ken's Labyrinth(ケンズラビリンス)シェアウエア版
   ・主人公ケン少年は、エイリアンにさらわれた愛犬スパーキーを
    救出するため、単身エイリアンの巣窟となっている屋敷に
    しのび込みます。頭部だけで、羽の生えた青いエイリアン
    とか、銀色の蜘蛛状のロボットとかをゼリー(というか何か
    ゲル状のもの)を投げつけてやっつけて進みます。
    敵はなぜゼリーが当たると死ぬのか、地球侵略が目的の
    エイリアンは、なぜスパーキーをさらったのか、謎は尽きません。
    誰か製品版を買って確かめてください。
   ・手元に資料が少ないので、製造元や登録方法等詳しいことは
    分かりません。m(__)m 陳謝
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5.Corridor7(コリダー7)デモ版
   ・主人公は未来の海兵隊員となって、異次元から突如侵入してきて
    軍事基地(コリダー7)を占領してしまったエイリアンと戦い、
    これを解放するというシナリオです。(海兵隊とか、異次元とか
    どこかで聞いたような・・・超有名なアレと同じですネ)
    画面は、原色のグラデーションを多用していて、お世辞にも
    リアルとはいえませんが、空飛ぶ大きな目玉とか変な怪獣がでて
    おもしろいですヨ。
   ・ポポリンが保有しているのは1面だけのデモ版です。秋葉原を
    巡ると、時々コリダー7の製品版を見かけますので、今でも
    探せば見つかると思います。(ただ、古いソフトの割に高いです。
    発売当初は正当な値段だったのでしょうが、あとのものほど
    高度な画像・音楽で、安くなっていくみたいです。)
   ・それと、コリダー7はモデムで通信対戦ができるそうです。
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6.Nitemare-3D(ナイトメア3D)登録版
   ・悪の科学者ドクター・ハマーシュタインに拉致されてしまった、
    恋人(ペネロープ)を取り戻すため、怪しげな洋館で戦うという
    設定です。
    洋館内部は、2階建てに見える外見からは想像できないほど広く
    複雑で、フランケンシュタインやらミイラ男、骸骨や魔女、
    後半ではロボットだのゴブリンだの訳の分からない敵がゾロゾロ
    でてきます。
    DOOM風に、主人公の顔がでてきて(体力が減ると骸骨状になる)
    悲壮感モリモリって感じですか。
   ・このソフトは、ポポリンがパソコンを買って初めて作者に送金した
    思い出のソフトでもあります。作者はデービッドPグレイという
    アメリカ人なので、ポポリンは海外送金代行のP&Aを利用しました。
    30面もあって、ペネロープ救出に半年近くかかったのに、代金
    はわずか4000円で、かなりうれしい作品でした。(P&Aの
    代行手数料込みの値段です。)
   ・また、DOS用とWIN用のシェアウエア版もあります。登録版はWIN用
    ですが、DOS用はモンスターのデザインが若干違うみたいです。
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7.DOOM・DOOM2・FINALDOOM(ドウーム)製品版
   ・今更ポポリンが説明するまでもなく、皆さんご存じのあれ、
    宇宙海兵隊になって異次元からきた丸い怪獣やヤギみたいのや
    牛みたいのやゾンビ兵士を撃ちまくる、アレです。
    ところで、タイトルの「DOOM」というのはどういう意味でしょう。
    爆発音のアメリカ式の表現なのでしょうか?(ふつうは「BOMB」
    とか、「BOOM」では?)DUKE3Dで、海兵隊員の死骸を見つけた
    DUKEは、「フーン、イッツアドウームドスペースマリン!」
    とか言っていたので、今は「爆死する」みたいな意味があるの
    かもしれません。
   ・ところで、このタイプのゲームを「DOOM型」とか「DOOM風」
    とか言うように、一時は最高峰と謳われたIDソフトウエア社の
    大ヒット作ですが、流石に発売後数年を経て、今更DOOMにはまろう
    という人は少ないかもしれません。
    しかしDOOM95の高解像度でプレイすると、攻略しつくした
    マップが再び新鮮に見えるので、パワーのあるマシンを使って
    いる人は是非試して見てください。
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8.Rise of the Triad (俗称 ROTT:ロット)製品版
   ・主人公は特殊部隊「ハント」のメンバーで、悪の新興宗教を撲滅
    するため、その本拠地の孤島に潜入するストーリー。
    「ハント」は、黒Tシャツ、黒パンツの5人組(白人・黒人・
    おかっぱの東洋女性などいろいろ)で、一人を選んでスタート
    します。選んだキャラクターによって、攻撃力や回復力が違う
    という仕組みです。
    敵は新興宗教の私設軍隊や、魔法を使う僧侶、ドラム缶状のロボット
    たちです。ロボットは、見かけによらず相当手強い相手です。
   ・この作品は、APOGEE社が今度はDOOMに対抗して作ったもので、
    雑誌での紹介やパッケージなどで盛んに「DOOMを超えた!」と
    宣伝しているのですが、残念ながらDOOMほどの人気はないようです。
    画面や背景の色調などはDOOMによく似ていますし、トランポリン
    でジャンプできる点、対戦で11人参加できる点など、確かに
    DOOMより優れている点もあります。
    しかし、なんと言っても敵のキャラクターが地味すぎること、
    (兵士・僧侶はただの人間で、地味な服装ですし、ロボットは
    円筒形のドラム缶ですし・・・)武器・アイテムの種類が少ない
    こと、(基本的にピストル、突撃銃、大砲の3種類しかない)
    3Dエンジンが、DOOMエンジンでなくWalfensteinエンジンの
    改良版らしいため、壁の厚みが一定で、曲がり角が皆直角なため
    マップが単調なこと、等々負けている点の方が多いです。
    ポポリンは、購入後半年くらい毎日チャレンジしたのですが、
    いけどもいけども同じ敵・似た風景の連続で、ついに飽きて挫折
    しました。
    Apogee社が、本当にDOOMに対抗できる製品を完成するのは、96
    年になってからです。(系列の3D-REALMSがDUKE3Dを発売します。)        
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9.Heretic・Hexen(ヘレテイックとヘキスン)ヘキスンのみ:製品版
   ・この2作は、中世を舞台にしたDOOMといった趣向です。
    首が二つある棍棒をもった怪獣だの、緑色の巨大なトカゲ状の
    怪獣だのといった敵を、飛び道具をほとんど使わずに殴り殺して
    進まなければなりません。(超シビヤですよ)
    最初に、戦士・魔術師・騎士から選んでスタートするので、
    魔術師を選べば飛び道具(魔法の光線)を使えるのですが、魔術師
    は殴られると戦士や騎士より大ダメージを受ける、というような
    仕組みになっています。
    それと、マップの仕掛け(というか、脱出の謎解き)が、他の
    作品より抜群に複雑にできています。怪獣との戦いより、むしろ
    謎解きの方がメインのような感じです。(雑誌などでは、RPG
    的な要素を取り入れた・・・みたいに紹介されています。)
   ・DOOMのIDソフトウエア社が、その3Dエンジンを使って、同じく
    シェアウエアで有名なRAVEN社と共同で制作した作品です。
    例によって、「Heretic」がシェアウエア製品、「Hexen」が店頭
    パッケージ製品です。ポポリンは、Hexenのみ保有しています。
   ・ところで、すでにHexen2も発売されているらしいのですが、ウイン
    ドウズ版でDX2では超重いという噂なので、ポポリンは買うのを
    躊躇しています。(実は、手持ちのヘキスン1の謎が複雑すぎて、
    1年たってもまだクリアできていないので、2を買う自信がない
    のです・・・(T_T)・・・) 
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10.Dark Force(ダークフォース)製品版
   ・ルーカスアーツ制作の、「スターウオーズ版DOOM」という趣向の
    作品です。
    主人公は元帝国軍人で、今はフリーの賞金稼ぎのカイルカターン
    という人物。このたび反乱軍に雇われ、帝国軍の施設を破壊したり
    捕虜を奪還したりといった任務に赴きます。
    敵は、映画でおなじみの白いトルーパー兵士とか、変なヘルメット
    の兵士・将校たち、それに三つ目の宇宙人などです。(ダース
    ベイダー卿は、合間のムービー部分にしかでてきません。残念!)
    あと、映画にない新兵器という設定で「ダークトルーパー」という
    超強力なトルーパー兵士もでてきます。
   ・これも、「ついにDOOMを超えた!」みたいにさんざん宣伝された
    作品ですが、通信対戦機能がないため、さほど大ヒットはしなかっ
    たらしいです。(この頃の同型式のゲームは、そろって「DOOMを
    超えた」とか、「DOOMよりここが優れている」みたいな宣伝を
    していました。ポポリンは、最初割と正直に信じていたのですが、
    試す度に「やっぱDOOMの方がいいじゃん」感を強め、そのうち
    この手の宣伝はただのはったりと確信するようになりました。
    そしてついにDUKEが出たときも、パッケージに「DOOMは死んだ!」
    と書いてあるのをみて、「かなり吹くじゃん」とか思ったものです)
    しかしこのDark Forceは、対戦こそできませんが、謎解きは易し
    からず難しからずで、一人用には最高と言ってよい出来映えです。
   ・ところで、これも「ダークフォース2」がすでに発売されています。
    2では対戦機能も追加され、グラフィックも数段きれいらしいので
    ポポリンはちょっと興味を感じているところです。
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11.Terminator Rampage(ターミネーター:ランページ)デモ版
   ・Bethesdaソフトウエア社(あまり聞いたことない)が、シュワ
    ルツネッガ主演の映画「ターミネーター」を題材に制作したDOOM風
    ゲームです。倒しても倒しても復活する人型ロボットや、ふわふわ
    浮いている球形ロボットなどを破壊しながら、建物からの脱出を
    目指します。    
   ・独自の3Dエンジンがあまり出来がよくないためか、普通の状態
    でも妙にカクカクする感じです。
    マップは、制作年代にも関わらず天井が一定の高さのタイプです。
   ・現在は2がでているらしいので、これらも改善されている事でしょ
    う。
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12.CyClones(サイクローンズ)デモ版
   ・地球を狙うエイリアンは、人間をさらってサイクローンと呼ばれる
    ロボット状のモンスターに、どんどん改造しているらしいのです。
    そこで捕虜を解放しエイリアンの侵略を阻止するため、主人公は
    超強力な装甲服(宇宙鉄人キョーダインに似てる)を着て、エイリ
    アンやすでにサイクローン化された連中と戦います。
   ・HexenをIDソフトウエア社と共同開発したRaven社が、DOOMエンジン
    の改良版を使って独自に制作した作品で、画面の雰囲気等はDOOMに
    よく似ています。
    ただ操作方法が若干異なり、移動はキーボード、照準はマウスで
    行うのがデフォルトになっています。(DOOMをカスタマイズした
    状態とは違って、マウスは方向転換には使えませんが、画面上の
    どこでも照準できます。)
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13.Greed(グリード)デモ版
   ・遠い未来の話。主人公達5人の乗った宇宙船は、非友好的な生物
    (人間型)のすむ惑星に不時着します。そこで生き延びるために
    略奪や戦闘を繰り広げるストーリーです。
    敵は高度とはいえないまでも、石造の都市に住み弓矢などで攻撃
    してくるので、そこそこの文明を持っているようです。
    ビジュアル的には、半裸で入れ墨、動物の頭骸骨をかぶった人間
    や、頭だけで直接手足が生えた家畜らしい敵が印象的です。
    主人公側も負けず劣らず個性的で、メインのサイボーグ、恐竜の
    ような仲間、頭が牛のMOOMANという仲間など。これも5人から1人
    選んでプレイします。
   ・Channel7ソフトウエア社の、1995年の作品です。
    悲壮感あふれる非常に美しいテーマ音楽がついています。
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14.Josephin(ジョセフィン)デモ版
   ・主人公のジョセフィンがどういう身分なのか(FBI?それとも私立
    探偵?)よく分からないのですが、カセットテープらしい物で指令
    を受けて、テロリストを退治するためアジトへ潜入します。
    敵は、実写取り込みのリアルなテロリスト達です。
    ゲーム中は見えないのですが、ムービー部分でみるとジョセフィン
    は金髪オカッパ頭にサングラスの白人女で、皮ジャン・ジーンズ
    といったいでたちです。
   ・MediaAgeソフトウエア社の、これも95年の作品です。
    キャラクターに比べてマップに工夫がない点と、遠くにいくほど
    青く見える(他の作品では、暗く見えるのが普通)変な3D効果
    が多少難点かもしれません。
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15.CyberMage(サイバーメイジ)製品版
   ・自分の意志に反して軍にサイボーグ手術をされてしまった主人公
    は軍を脱走します。敵は、主人公を抹殺しようとする光線銃などで
    武装した兵士達や、サイボーグ戦士達です。
   ・他の分野では「Crusader」シリーズなどで有名なOrigin社の
    作品で、戦車に乗って戦えるのが特徴です。今ではShadowWarrior
        のロー・ワンも戦車に乗りますが、当時は画期的だったようです。
    (そういえば梯子をよじ登る様子もよく似ています。)
   ・主人公はぱっと見ロボコップ風で、通常は手をグーにして前に
    構えています。(DOOMならピストルが見えるところにグーです。)
    武器の発射キーを押すと、グーがまことちゃんの「サバラ」に
    変わって、赤いエネルギー弾が発射されます。この、DOOM風画面に
    「サバラ」の絵は雑誌や広告によく使われていたので、ご記憶の
    方も多いでしょう。また、某マシンに一時期バンドルされていた
    記憶もあります。
    超メジャーではないにしても、そこそこ高い評価を受けていたので
    しょう。
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16.Duke Nukem 3D(デユークニュッカム3D)製品版
   ・ポポリンの紹介も、やっとDUKEにたどり着きました。(けっこう
    長かったですね。)
    皆さんが日々励んでおられるVer.1.3については、あらためて
    書くこともないので、ここではVer.1.4「アトミックエデイション」
    をご紹介します。
    エピソード3のアメフト場で最後のボスを倒したDUKEに、新たな
    敵が現れます。「エイリアンクイーン」と呼ばれる新しいボスに
    率いられたエイリアン達を倒すため、ハンバーガー屋とかスーパー
    マーケット、テーマパーク、巨大タンカーなどいろいろ変わった
    場所で、従来にもまして激戦が続きます。
    これがエピソード4「ザ・バース」で、Ver.1.3に追加された
    部分です。「エイリアンクイーン」は、映画「エイリアン」の
    宇宙生物風で青っぽい色をしていて、水中で子エイリアンを次々
    産み落としているのです。(不気味・・・(~_~;))
    おなじみピッグコップも、戦車に乗って登場します。
    DUKEの武器は「マイクロウエーブ銃」が追加されます。マイクロ
    ウエーブという事は電子レンジの原理ですが、撃たれた怪獣は
    急激に加熱されて、倍くらいに膨れたところではじけ死にます。
   ・「アトミックエデイション」は、最初から4エピソードの完全版
    としても売っていますし、3エピソードのVer.1.3をアップグレード
    するためのパッチとしても売っています。
    ポポリンが買ったのはアップグレード版の方ですが、インストール
    すると前の版が上書きされてしまい、CD-ROMがないと起動しなく
    なってびっくりしました。
    あと、1.4の方がテクスチャが多いため、1.4用のユーザーマップを
    1.3で使うと一部壁が透明(というかピラピラ状態)に表示される
    事があります。
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17.Quake(クエーク)製品版
   ・時は未来。人類の夢だった物質転送装置(テレポータ)がついに
    発明されたのはよかったのですが、そこから異次元生物に侵略される
    事になってしまった・・・みたいな、DOOMそのまんまの設定です。
    ただ、DOOMは侵略を受ける火星基地や地球が舞台だったのに対し、
    Quakeの舞台は侵略をやめさせるため、異次元側に攻めていって
    戦うようです。(実際の画面は、若干機械装置のある石造の古城
    といった感じで、別にヤプール人がでそうなサイケな雰囲気とか
    ではありません。)
    全体の方向性はDOOMの拡大改良型のようで、3D化されたキャラ
    クターやアイテム類、複雑で陰影に富んだマップ(DOOMでは実現
    されていなかった完全な2階構造も実現されてます)、動きが素早く
    パワフルな怪獣達、等、戦うための設備や雰囲気は「これでもか」
    みたいに強化されていますが、DUKE的なおもしろさ「トイレで戦う
    のか・・・ああシビヤ」とか「ギャルがいるじゃん。撃っていいの」
    とか「あ!エロ本が落ちてる」みたいなのは一切ありません。
    マッチョでパワフルで、生きるか死ぬかのまじめな世界です。
   ・「IDソフトウエア社のDOOM開発チームは、次回作Quake開発中」と
    いう情報は、DOOM発売直後から知れ渡っていたので、「Quake」
    (恐慌になるくらい超恐いこと)ってどんなかな・・とかずっと
    想像したりして待っていました。当時のスタッフインタビューを
    読み返すと、「薄暗い草むらで、死ぬまで殴り合う・・・」みたい
    なことが書いてあって、実際の製品に至るまでの紆余曲折が偲ばれ
    ます。(このモチーフは、Hexenに生かされたようですが。)
    結局、発売タイミングは3D-REALMS(&APOGEE)のDUKE3Dに、今度は
    逆に対抗したような形になり、エンターテイメント性でやや負ける
    状況になったのは、本当に残念だと思います。
   ・Quake用のユーザーマップ集というのも買ってみたのですが、どれも
    これも薄暗いトンネル状かただの広場ばかりで、本屋とか映画館
    とか具体的にイメージできるものがなく、どれも同じに見えます。
    これも、テクスチャに戦い以外の日用品が全く無いためでしょう。
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18.Marathon2(マラソン2)製品版  
     ・物語は、あまりにもぶっ飛んでいてポポリンにはよく理解できない
    のですが(?_?)、銀河系の中心から97光年の場所に、惑星ロウオン
    という植民地があって、軍人である主人公は、エイリアンからこの
    星を守らなければいけないらしいのです。
    「惑星タウ・ケテイ」とか「悪のコンピュータ:デユランデル」
    とか「植民宇宙船:マラソン」とかいった単語が、説明も全く
    なしにポンポン飛び出すので、「何?ソレ。今日初めて聞きました」
    状態です。(冊子では「あふれるSFテイスト」と表現してます。)
    とりあえずゲーム自体はDOOM式なので、時々表示される会話や
    指示が意味不明でもそれほど問題なく遊べます。
    敵は、巨大キリギリスが立って走り回っているみたいなプフォール
    族(ロウオンの原住民?)、緑色で胴体前面に縦に大きな口が
    ある変な怪獣などで、なぜか駆け足でやってきて、撃ち殺すと
    黄緑色の血液が飛び散ります。
    主人公の武器には、「ゼウス級核融合ピストル」とか壮絶な名前が
    ついていて、「ピストル弾に水爆の弾頭がついてるの!?」とか
    心配しましたが、撃ってみるとただの光線銃でした。(^。^)
    マップは、「古代遺跡」と説明されていますが、特徴の少ない
    石壁の部屋が連なった感じです。
    主人公は、水には潜れますがジャンプはできません。
   ・Marathonといえば、元々Mac用のDOOM型として有名だったのですが
    開発元のBungie社としても、Windowsのシェア拡大を黙って見て
    いられなかったのか、マラソン2はMac用・Win用両方を発売しま
    した。しかし、Win用のマラソン1はどうも存在しないらしいので
    続編である2も、話がちんぷんかんぷんで困ってしまいます。
    ひょっとすると、攻略本も出している販売会社のアテイン(株)
    の、「知りたかったら本も買って」的な戦略かもしれません。 
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19.ZPC(ゼットピーシー)製品版
   ・ZPCが何の略なのか(それとも略ではないのか)何の説明もないので
    分かりません。これも背景が難解な作品です。
    時代は未来(?)。神の血を引き(?)、不思議な能力を持つ
    「Arman」少年は、反逆者達に王である父を殺され、自分も殺され
    かかったところ、冷凍冬眠状態で宇宙に脱出させられ、かろうじて
    生き延びます。反逆者達の新政権は地上に圧制をしき、人間の
    生命エネルギーを結晶化(?)して食べる(!)技術を確立、
    まさに弱肉強食の悪夢の時代が到来したのです。そしてこの圧制が
    400年(!)続いたある年、「Arman」少年は成人した姿で
    (冷凍でも年をとるの?)帰還し、メシアとして全人類を救うため
    立ち上がる、という訳です。(キリスト教徒の方にはもしかすると
    心に沁みる何かがあるのかもしれませんが、よく分かりません。)
    画面は、アメコミ風というか、輪郭がはっきりした版画風で、
    アバンギャルド風というか、アールデコ調というか、ギザギザや
    グルグルのインパクトの強い模様でいっぱいです。
    主人公は「黒いウエットスーツのイエスキリスト」みたいな外見
    で、ジョニー7というピストル・ショットガン・ロケットランチャ
    を兼ねる万能兵器を持っていますが、全ての弾が切れても「チー
    パンチ」とかいって手のひらから衝撃波を出せます。
    アイテムや隠し部屋を発見すると、「アーアー、アー♪」みたいな
    荘厳な聖歌風のコーラスが流れます。
   ・Zombie社の1996年の作品です。背景が難解なのは別にかまわな
    いのですが、各マップのクリア条件もいまいちわかりにくいので、
    何度も行き詰まってしまいます。(ゴールの場所に行っても、敵を
    全員殺していないとダメとかですが、面によってそうでない場合も
        あるのです。)
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20.Blood(ブラッド)シェアウエア版
     ・ストレートに「血」というタイトルですが、確かに敵をやっつけた
    時の血しぶきはかなり盛大です。
    主人公は、悪魔を崇拝する変な宗教の信者でしたが、ある時自分が
    生け贄にされて死んでしまいます。しかし日頃の信心のおかげで
    しょうか(?)ゾンビとなって復活し、悪魔教に復讐する設定です。
    主人公の外見は、黒いツバ広の帽子にアイマスク、白いブラウスに
    紺色のスラックス、上には黒いコートで、ピストルを持った怪傑
    ゾロといった感じです。
    敵は、むくんだ顔つきのゾンビとかフード姿の修道士みたいな
    連中、ほかに翼の生えたドラゴン状の怪獣もでてきます。
    マップは、走行中の列車の中とかサーカスとか、割と工夫されて
    いてよくできています。
   ・DUKE3DのCD-ROMに、オマケとして次回作の画面イメージがついて
    いたのですが、それが「Blood」と「Shadow Warrior」でした。
    この2作はDUKEエンジンを使って並行して作られていたらしいの
    ですが、「Blood」は開発中にモノリス社に売却されてしまい、
    結局同社で完成・販売にこぎ着けたようです。(3D-REALMS社も、
    いろいろお家の事情があるらしいです。)
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21.Shadow Warrior(シャドウウオリアー)製品版
   ・以前にも紹介しましたので詳細は省きますが、現在の3D-REALMS
        社の最新作です。
    変な日本で変な忍者達が戦う、アレです。
    ところで、くの一はSMの女王様にしか見えませんね。(^.^)/~~~
   ・BUILDも専用のものが付いていて、少しだけ試してみたのですが、
    ドアやリフトなど可動物の設定がDUKEよりも遙かに複雑になって
    います。
    追加マップ集はいつ頃でるかわかりませんが、ちょっと楽しみ
    ですね。
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あと、次のゲームについてもいつか書いてみようかな。

・アウトロー
・カズム
・シン
・アンリアル
・ダイカタナ

どれもスゴクおもしろかったけど、長くなりそうなのでまたこんど。
デワ♪

 
 

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