● ティコとジャス ●



「……ジャス、」
「なに、」
ジャスも、ティコとならんで長椅子へ腰をおろした。
「最大級の感謝をあらわしたいときは、どうすればいいんです、」
「手引書にはなんて書いてあったんだ、」

長野まゆみ『月の船でゆく』



自分の中では、ティコははじめ端正な顔立ちの美少年でしたが、途中からこんな目のでっかい子になってしまいました。でも小説の中ではとにかくかわいい少年です。

私の住む仙台地方では、ジャージのことを「ジャス」というらしい。
買ってから読み始めるまでに長い期間を要したのも、それが一因・・・?
1999.3.20

カラー.(原寸)

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