● キイルとカシス ●



「銀なら似合いそうだ。」
キイルは露天商の男と、軽く乾杯をしながら云う。
カシスは意外そうな顔をして、キイルを見た。
やはりふたりはよく似ている。

長野まゆみ『耳猫風信社』



「露天商の男」って・・・全く無視されていますね。
(完成したぞ、と思った後に気づいた彼の存在・・・・)
見えるのは指とグラスらしきものだけ。 (そうは見えないでしょうが・・・・)

細くしなやかな躰と黒い髪を持つキイルとカシス。
コンビネゾン(片方が金色)の睛を持つカシスは、
漆黒の髪を気にしていて、前髪をフラッシュピンクに染めることに
憬れているようです。
コンビネゾンも彼にとってはコンプレックスですが、
青と金の睛なんて、私からすればかなり羨ましいような。
(似合わないのは重々承知)

ふたりのアップ


1999.4.29

オマケというのもはばかられる(場末の酒場ふう)白キイル
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