ピータンのすすめ |
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ピータン【皮蛋】(中国語)とは、アヒルの卵を泥に漬けたものです。
黄身は濃緑褐色で、白身は褐色半透明で、卵の腐ったにおいがします。
ピータンの袋に書いてある説明によると、アヒルの卵を特別の調味液に漬け込んだ加工卵で、
卵白は黒くゼラチン状で、黄身の固さには、硬心、軟心、糖心があり、糖心が一番柔らかいそうです。
輸入品の店や、中華料理屋にあります。
ピータンは5個で350円ぐらいです。(横浜中華街)
このように日本向けの袋に入っているのもあれば、
ただビニール袋に入れてあるのもあります。
ピータンは上のように、泥ともみ殻に覆われています。
これを水でていねいに洗い流します。
泥が溶けていき、簡単にきれいになります。
きれいに泥ともみ殻を落とすとこのようになります。
アヒルの卵なので鶏の卵より少し大きいです。
内部が不気味に黒いけどそれは割るまでのお楽しみ。
きれいに洗えたら、次は殻をむきます。ゆで卵と同様に。
中から、えも言われない色をした白身(もはや白身ではないが、、、)が出てきます。
白身は、泥による発酵によってゼラチン質になっています。このとき、どう考えても腐っていると思われるにおい(硫化水素臭)がしますが、部屋を換気して気にしないようにしましょう。
殻の内側には粒粒の怪しい斑点が、、、ありますが、見なかった事にしときます。
殻をきれいにとって包丁で半分に切るとこのように、きれいな同心円状に熟成している黄身が出てきます。
このピータンは、軟心なので黄身の部分はやわらかくどろどろしています。
これをそのままぱくりといただきましょう。口の中には香ばしい、卵の腐ったにおいと、発酵しているためかスーとしたジューシー感が広がります。
なお、このにおいと、ジューシー感はしばらく放置しておくと弱くなるので、初心者の方は切ってからしばらくオアズケしてから食べるとよいでしょう。