お試しセット ペットボトル付 で簡単にマイビアを造りましょう

お試しセット ペットボトル付 は、ビール造りが初めての方でも簡単に造れるように全てをオールインワンしたセットです。 他に必要なものは、普段台所で使っているものでOKです。
「興味はあるが、最初からたくさん造るのはちょっと」と考えられている方や、「大きい容器は置く場所がないのでちょっと」などという方にぴったり。

このセットで、2回分 6L+6Lの合計12リットルが造れます。

ビール造りの工程は大きく2つに分かれます。
仕込み時(1次発酵)と、発酵終了後の瓶詰め時(2次発酵)です。

材料と器具を準備しましょう(下線のものはセットに含まれています。)
 

準備するもの

仕込み時

(1次発酵)

モルト缶(イースト付)−一回で半量を使用します
専用発酵容器(10リットル)
シール温度計(発酵容器に貼付済み)
ミニアルコールスプレー

水(6リットル弱)
煮沸用の鍋(3リットル程度の中鍋)
計量はかり(2kg)・お玉・缶きり
瓶詰め時

(2次発酵)

ペットボトル12本
ペットボトルキャップ12ケ
ミニアルコールスプレー
ロート3点セット
グラニュー糖とスプーン

使用する器具は事前によく洗って乾燥させておきましょう。


仕込みをしましょう

1.まずセットの中身を確認しましょう。

お試しセット ペットボトル付 には次のものが入っています。
   ○モルト缶−−1缶(一回の作成で半分ずつ使用します。)
   ○専用発酵容器10L−−1つ
   ○専用発酵容器コック−−1つ(パッキンが外側になるよう取り付けて下さい)
   ○シール温度計−−1枚(一目で温度がわかります。発酵容器に貼付済み)
   ○ミニアルコールスプレー−−1つ(これで消毒します。)
   ○ロート3点セット−−1セット(瓶詰め時に使います。)
   ○ペットボトル−−12本(この容器に瓶詰めします。合計で約6リットルです。)
   ○ペットボトルキャップ−−12ケ(バージンキャップです。)
   ○ボトル乾燥台−−1ケ(洗浄したビンの水抜き等で使います。)
   ○マイビア用シールラベル−−2回分(A4版1シート24枚)
   ○お試しセットの説明書−−この説明書です。



2.モルト缶のフタをあけます

準備ができたらモルト缶のフタを開けましょう。
フタの縁に半月状の穴があいてますので、指で押し上げるようにしますと簡単に外れます。
(注:画像のフタは以前のものです)
フタの中にはビール酵母の小袋が入っています。
乾燥剤ではないのでくれぐれも捨てることのないようにして下さい。
では缶きりを使って、缶をあけましょう。

   


3.モルトエキス(モルト缶の中身)を溶かします

中鍋に水を1リットル入れ沸かします。沸騰したら火を止めます。
モルト缶の中身を半分溶かします。水あめ状ですのでお玉を使うと便利です。

半分の量は大体で結構ですが、気になる方は残りの缶の重量を計って下さい。
缶の中身が1500gで缶の重さが150gですので、半量取った時点の重さは750g+150g=900gとなります。
中身は水あめ状ですのでお玉を使ってかき混ぜながら溶かし込みます。
糖ですので意外と簡単に溶けますよ。

   


4.溶液を水温まで冷やします

冬場のように、混ぜ合わせる水の温度が低い場合は発酵容器に直接入れてもOKです。 急冷させる理由は、乳酸菌や酢酸菌・バクテリアの好む温度帯(35−46度をできるだけ短時間で移行させるためです。

残ったモルト缶はフタをして、冷蔵庫に保管しておきます。(半年間程度でしたらそのままで大丈夫です)


5.専用発酵容器を用意します

コックを取り付けます。ゴムパッキンは外側になるよう取り付けます。
水洗いし、水をよく切ってから、ミニアルコールスプレーで3−4回スプレーします。
 
再度振って水気を切ります。容器にアルコールが多少残っていても問題ありません。

容器の中に水を入れます。(4.5〜5リットル)


 

発酵容器に入れる水は、前日に煮沸して冷ましたお湯か、シャワーなどをつかって60度以上で2時間置いたお湯を入れておくと殺菌されますのででき上がりの味がよりクリアになります。


6.溶液を発酵容器に入れます。

冷めた4.の鍋の中身を移します。
移し終わったら、よく混ざるように4−5回かき混ぜて下さい。
シール温度計で、液温が18〜26℃の範囲内かチェックします。(21-22度がベスト)

  

温度が範囲内でない時は、冷ますなり暖めるなりするほうがいいですね。


7.ビール酵母を入れます

添付のイーストを2つに分け、一つを発酵容器の液面に振りかけます。
(残りの一つは冷蔵庫で保管下さい)
ふたを閉めて完了です。
   

ビール酵母は大体2つ分けるのでOKです。一つの目安は軽く小さじ一杯です。くれぐれもふりかけるのを忘れないように。忘れると発酵しません。  
専用発酵容器にはふたの中心にエア抜きキャップがあり、発生したガスを放出します。


8.1次発酵

液温が18〜26℃に保てる場所に置いておきます。
一週間から10日間であわ立ちがおさまり、発酵が終わります。
発酵容器の底に白いおりがたまりますが、こればビール酵母です。

 
  酵母は紫外線が嫌いです。 直射日光や蛍光灯があたらない場所に置いておきましょう。


瓶詰めをしましょう


9.ペットボトルとペットボトルキャップを消毒します

セットのペットボトルを用意します。
ペットボトルを斜めに持って、口の近くからアルコールスプレーを内部に1−2回スプレーします。
ペットボトルキャップは上面を下にしてふたの裏側にスプレーしてください。
ボトル乾燥台を使うとすばやく水切りができます。

   
ビン内部にアルコールが残っていても安全に問題ございません。
ボトル乾燥台は、通常は飲み終わって洗浄したビンを水切りする時に使うと便利です。
ペットボトルを再利用する場合は、消毒する前に内部をよく水洗いして乾燥させておきましょう。


10.溶液をペットボトルに入れます

発酵容器を台などの上に置き、コックの先端に瓶詰めノズルを取り付けます。
(コックの内側とノズルの根元をアルコールスプレーでぬらしてからはめるとしやすいです)
ペットボトルを手に持ち、コックを「開」に回し、静かにビンに詰めていきます。
できるだけ空気を巻き込まないよう、瓶の縁に流すように入れます。
(酸素の混入を少なくするためです。)
ビン上部のくぼみ程のところまで入れていきます。順次つめていきます。


ビール酵母が混ざってしまっても、熟成期間中に再度沈み、溶液はクリアになります。

口いっぱいまで入れると破裂する可能性がありますので、空気のための空間は必ずとって下さい。



11.プライミングシュガー(グラニュー糖)を入れます

ビールの泡の元である炭酸ガスを発生させ溶解させるため砂糖を入れます。
セットのロート3点セットのうちの一つを使います。(中のものがころあいです)

1本あたりのグラニュー糖の量は約3gです。(小さじすり切れ1杯位)
入れたら、バージンキャップをボトルの口に押し込んで回して止めます。
(むちゃくちゃ強く締めると開かなくなりますのでほどほどに締めましょう)
砂糖が全体に行き渡るように3−4回瓶を上下に振ります。

 

泡が多量に発生してきた場合は、1次発酵が完全に終了していない可能性がありますので瓶詰めは中止し、2−3日1次発酵を続けてください。 
この状態で瓶詰めしますと注いだときに泡だらけのビールになります。

ビン詰めが終わったら、発酵容器はすぐに洗いましょう。


12.熟成
  
最初の2−3日間は20〜26℃内に保ちます。(添加した砂糖により容器内に炭酸ガスが発生します。)
これを行わないと泡の少ないビールができる恐れがあります。
その後は冷暗所で熟成させます。(室内でOKです)

直射日光があたる場所は避けてください


13.完成   ビンづめ後3週間〜4週間でマイビアが完成です。

造った状態や温度などの関係で、それより熟成時間をとったほうがよりおいしくなる場合もあります。

『戻る』