おりには生きたビール酵母がいっぱいいます。
今回はその溶液を使って、ビア酵母漬け物にトライしてみましょう。
奈良漬は酒造りの時の酒かすと塩を使って、2週間ほど漬けるようです。
途中「かえし」といって何回も漬け込み溶液を取り替えますが、ビア酵母入り漬け物は「おり」に塩を混ぜて漬けるだけです。(レシピ2)
ぬかづけでもない、奈良漬でもない、一夜漬けでもない、ちょいとほろ苦い独自の漬け物が出来上がりますよ。ぜひ一度お試しあれ。(レシピ2)
レシピ1:ぬか漬けに「おり」をたす方法
レシピ2:100%おり使用

レシピ1:ぬか漬けに「おり」をたす方法
レシピ2のおりと塩だけ使って漬ける方法は実は非常にばらつきがあります。
使った銘柄や、イーストの種類でおりの状態が全然違ってくるからです。
でもぬか漬けをベースにすると、簡単におりを味わうことができます。
発酵後のおり(200cc程度)
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瓶詰め後に底にたまっているおりを、タッパーなどに入れて冷蔵庫で保存しておきます。入れる量はぬか床を作る際の水の20-30%程度が目安です。
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ぬか漬けの素
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自力でぬか床を作れる方以外は、市販のぬか漬けの素が楽チン。大体700gから1kg入りですね。
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野菜
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きゅうり、なすび、うり類など 浅漬けだと白菜も挑戦の価値あり。
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タッパー
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漬け込むための容器です。野菜が浸かるものなら何でもOK
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1.材料と道具をそろえます。
主要なものは おりとぬか漬けの素と野菜です。
ビールの1次発酵終了時に発酵容器の底にたまったおり(500ccから1000cc程度)をゲットしましょう。(銘柄やイーストによってもばらつきがありますが)

(発酵容器の底にたまっているおり) (タッパーに移します)
2.ぬか床を作ります。
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水は規定量の70から80%を目安にします。
残り20-30%はおりを使います。
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3.おりを投入
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味比較のために左側は「おり入り」右側はぬか100%にしました。
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4.野菜を投入
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きゅうり、にんじん、なすび、大根等お好みにあわせてどうぞ。
基本的に、ぬか漬けにあうものなら何でもOKです。
野菜の前処理は、はしやへたのカット、そして太いいものは切れ目を入れましょう。
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5.完成!
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左がおり入り 右がぬか100%です。
見た目はさほど変わりませんが、味は違います。おり入りの方が深みがあって複雑な味ですね。でもベースがぬかなのでぬか漬けが好きな方には違和感はないと思います。
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6.おまけ −2週間放置したらどうなるかの実験
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15℃から20℃位の場所で2週間ほどそのままにしてみました。おり入りには白カビが表面についています。
うーむ 確かに「おり入り」とそうでないのとでは違うようですね。
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レシピ2:100%おり使用
作成時間は約5分。漬け込み時間は3日から1週間ほどです。
お好みでお召し上がりください。
銘柄やイーストによって非常に味が違ってきますのでその点はご留意ください。
ちなみに、ブラック系の銘柄のおりは、ホップの残留量が多く結構苦味のきついものができます。
それと塩の量が多い、もしくは漬け込み時間が長すぎますと、むちゃ塩辛くなります−ご注意を!
発酵後のおり(400-500cc)
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瓶詰め後に底にたまっているおりを、タッパーなどに入れて冷蔵庫で保存しておきます。
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塩(小さじ4杯:25-30g)
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浅漬けの場合はちょいと多め、長く漬ける場合は少な目がポイントです。
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野菜
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きゅうり、なすび、うり類など 浅漬けだと白菜も挑戦の価値あり。
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タッパー
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漬け込むための容器です。野菜が浸かるものなら何でもOK
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1.材料と道具をそろえます。
主要なものは おりと塩と野菜です。
2.野菜を用意します。タッパーに塩を入れ混ぜます。
その後に用意した野菜を漬け込みましょう。
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なすびは溶液がよくしみるように縦に4−6箇所 包丁で切り目を入れておきましょう。
キュウリは容器の大きさに合わせます。
うりやとうがん、白菜なども試してみました。
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3.3〜7日で出来上がり。
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写真は7日間漬け込んだもの。ほろ苦い独特の味がします。
キュウリは独特の仕上がり。
なすはいまいち
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4.いろいろな材料を試して見ましょう
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写真右下はとうがんです。
うり類は酵母漬けになかなかよくあうようです。
漬け込み期間は1週間以上がよろしいようです。
白菜も試しましたが、いまいちでしたね。
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『戻る』
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