サイフォンチューブは、ボトルフィーラーとも呼ばれています。 1次発酵終了後の溶液を、瓶詰めするときに溶液を運ぶチーブです。 水面の高さの違いを利用(サイフォンの原理)して溶液を移します 専用発酵容器は下部にコックがついていますので、そのまま瓶詰めできますが、ポリタンクを使った場合は何らかの方法で中の溶液を瓶に移す必要があります。 灯油を移すときに使う指押しポンプの流用を思いつきますが、問題点があります。
1.途中で止めてまたすぐに出すという操作が難しい 2.ポンプを使うと底にたまっているおりが舞い上がってしまう。
専用のチューブは、おりを吸い込まない仕組みと、必要なときに溶液をストップできる仕組み(ストッパー)がついていて非常に便利なのですが、結構値が張るのと、移すのに結構時間がかかる(ストッパーの仕組みやチーブの直径にもよりますが)という問題点もあります。
製作時間は約30分です。
作成に必要なもの・準備するもの
1.材料と道具をそろえます。 主要なものは アクリルパイプとビニルチューブです。
2.アクリルパイプをカットします 必要な長さ50cmを切り出します。
3.切りとった端のバリをとります。
4.アクリルパイプを曲げます 曲げなくても使えますが、ビニルチューブが折れ曲がって、水流がストップしたりするので曲げに挑戦してみましょう。 パイプの端から7〜8cmの所をマジックでマークします。 バーナーをつけ、手をかざしてもやけどをしないような上の部分にパイプのマーク部分をかざします。
5分ほどするとその部分の前後がやわらかくなってきます。 バーナーから一旦離して、ゆっくりと曲げていきます。 角度は60度くらいがよろしいでしょう。カタカナのレの字の角度が近いですね。
5.おりの巻き込み防止を作成します パイプの途中に笛の空気抜け状の物を加工します。 曲げたパイプを、レの字部分を左に、短い部分は下になるようして平らな所に置きます。 右から23mm〜25mmの部分にマジックでマーキングします。 円周に沿って半周程度マーキングします。 次に最初にマーキングした場所より5mm程度左の部分にもマーキングします。 最初にマーキングした上下の端をマークしておくとわかりやすいでしょう。
加工します。 最初にマーキングした部分をパイプの半分まで下に切っていきます。 続いて2番目にマーキングした場所から右斜め下切っていき、最初にのマーキングした端場所まで切れ目を入れてゆき切り取ります。
6.切り口をヤスリで磨いてバリを取り除きます 切り口の部分に三角やすりをあて、バリをのぞきます。 パイプの内の部分は小丸やすりが作業しやすいです。 7.パイプの底にあたる部分を充填します。
充填後の図 左は斜めから見たもの 右は切り口を真上から見たもの
8.チューブを切りパイプとつなぎます チューブは任意の長さ(130cm前後)に、はさみで切ります。 抜けない程度(1−2cm)にチューブの中にパイプを入れ込みます。
7.完成 使用してみましたがなかなかよろしいです。
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