「モルト缶についているフタってほんと取りにくいね。下手したらつめを剥がしそう。」
「一見どうでもよさそうなことに思えるけど、実は結構重要かも。
ブラックロックやマックスのフタには突起がでているので取りやすいけど、たまに割れて使えなかったりするし。」
「専用の工具があればいいけどね。でも『フタはずし』だけではちょいと芸がないな。」
「では、使わない時は『鍋敷き』として使えるグッズはいかがかな。」
「ほう いいんでないかい」

作成に必要なもの・準備するもの
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25×15前後の楕円もしくは長方形の板 1枚(厚みは5-10mm程度)
ゴム足 4ケ(鍋敷きの底用として)
試作用のベニヤ板
サイズ確認用のモルト缶(どのメーカーでもOK)
穴あけ工具:円カッター(注)
サンドペーパー・鉛筆・ものさし
(注:今回の円カッターは任意のサイズができるもの。その他固定サイズのものがあります。2−3千円位。代わりにジグソーを使ってもいいですが、かなり難しいかも。)
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1.専用のツールが便利なわけ
2.材料と道具をそろえます。
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鍋敷きとしても使うなら、木製がきれいですね。
日用雑貨店などでお気に入りをみつけ出して下さい。今回使ったものはゴムの木まな板の長方形と楕円のものです。サイズは24×16cmでちょうどころあいでした。
注:単にフタはずしとして使うなら5mm程度のプラスチックのまな板でもOKです)
ゴム足は色合いの点から、今回は粘着テープ付コルクシート大小を使いました。
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3.穴の径を決めます
今回のポイントは、モルト缶の底は通るが、フタの下は通らない穴です。
いきなり本番で穴を開けてしまうと失敗する可能性もありますので、3mm程度の薄い板を使ってテストします。
まずは板の上にモルト缶をのせて底のラインに沿って鉛筆で外周ラインをマークします。
円の中心(注:下記)に円カッターを置いてカットするサイズを調整します。
(型にあてて調整するのではなく、サイズから直接円カッターの半径を設定するのでもいいですが、
結構微妙なので、型にあてて調整した方が確実かも)
サイズが決まったらいよいよカット。
ボール盤もしくはドリルに円カッターを取り付け、下板の上にカットする板を載せて切ります。
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円の中心の求め方:円と接する線を引き、線と円が接する部分より線に対して垂直なラインを描く。同じようにもう一つ作成する。この線が交差するのが円の中心。
これって確か小学か中学ころの授業にでていたな。うーん役に立つ。
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4.サイズの確認をしましょう。
試作したものを実際に使ってみましょう。
板の穴部分にモルト缶を置いてみます。
5.穴を開けます
カットしたい木に中心点をマークします。
私は全体の中心から左へ2cmほどずれた場所をマークしました。
6.サイズの確認をしましょう。
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『底は通るが、フタは通らない』ならOKです。
サイズが小さい場合はサンダーで少しずつ削って調整します。
大きい場合はちょっと修正は難しいですね。
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7.やすりがけの後、ゴム足を取り付けて完成
3切り抜いた円部分をやすりがけします。
とりわけ切り抜いた円部分の下板と当たる部分は結構バリが出ますのできれいにやすりがけします。
きれいな方を表側にして、裏側にコルクシートを貼り付けます。
ひっくり返して完成で〜す。
8.バリが少ない裏技の紹介
板に穴を開ける場合どうしても下側にバリがでて汚くなります。
きれいな仕上がりにするには次のようにします。
まず手順どおり板に中心点をマークします。
次に穴を開けますが、半分ほど掘ったところで一旦中止し板をひっくり返します。
あいている穴にドリルを通し、残りをカットします。
これでバリなしで円がカットできます。
最後にきれいな方を表側にして、裏側にコルクシートを貼り付けます。
ひっくり返して完成。



9.使い方
穴の中にモルト缶を置きます。板をフタの下部まで上げます。
片方は手を添えて、もう片方の板の下に麺棒をあて、上に軽くコツコツとたたきます。
フタがポンと外れます。
『戻る』
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