「今までに ビールつくりでできたおりを使って料理を作ってきたけど、調理以外の用途はないのかなあ。」
「どわっと使うなら 畑の肥料に使うのはどうだろ〜。」
「うーむ。肥料としては使えそうだけど、それを実証してさらに絵にするのはかなりむずかしそ〜」
「じゃあ 虫よせとして使うのはどう?お酒やビールの発酵溶液には結構虫が寄ってくるって聞いたことがあるよ。」
「そう言われれば、クヌギの木なんかにビールをかけたり、蜂蜜づくりのハチを呼び寄せるのにも使うって聞いたことがあるな。」
「では今回はハチでお困りの方用に呼び寄せるシロップ?で挑戦してみましょう。」

作成に必要なもの・準備するもの
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ハチ激取れ2個セット
ビールつくりであまったおり
50cc-100cc(一回分で)
砂糖20-30グラム(一回分で)
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1.材料と道具をそろえます。
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今回は市販の容器におりを入れてどうなるか実験してみます。
原理的には、砂糖溶液から発酵を経て酒状態に、さらに進んで酢状態になるかと思われます。
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2.溶液を入れます。
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片方には添付の溶液を入れます。
もう片方には砂糖・おりの溶液を入れ、最後に指定のラインまで水を入れて完了。
この2つを比較して、おり溶液が有効かどうかを探ってみます。
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3.ふたをして覆いをセットします。
穴の位置が横になるほうがよろしいかと思います。
4.実験開始
とりあえず家の軒下に吊り下げました。(ちょっと近すぎたかもしれませんが)
溶液の感じは似たような色合いです。
5.実験開始6日目までの経緯
なんと翌日には「おり溶液」の方にハチが入っていました。すご〜い。
その後市販の溶液には小さなありが入ってきました。
6日後には「おり溶液」が分離していました。
(上澄み液は発泡酒状態かも)

5.実験開始7日目から14日までの経緯
両者ともに結構なハエが入っています

6.実験開始15日目から30日までの経緯
途中市販溶液分にもハチが入っていました。
20日目を過ぎたあたりに「おり溶液」にはうじがわいてきましたので、やむなく殺虫剤をかけました。
その後両者共変化なしで溶液が水分蒸発でかなり減りました。

7.総括
両者共ハチは一匹ずつで引き分けでした。
ハチの種類はスズメ蜂ですがなにスズメ蜂かは知識がないので不明です。
ハエはかなりとれました。
本来の使用必要な場所で使ったら、両者共にかなりの効果があるかと思います。
(ただかなりのハエも捕れるような感じかな〜)
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