ほろりと苦い ビール酵母せんべい

「ほう 今回は せんべい ですか。買ってきたほうが手っ取りばやいのでは?」
「せんべい焼きはね〜 実はなかなか楽しいのだよ。イベント向きだな。
実際にやってみると 乾燥具合や生地の厚さによってふっくらできたり、固焼きになったりするのだ。

休日に、家族や友人とわいわい言いながらするもいいし、キャンプのお遊びにもいいかも。
材料の種類も少ないし、たれもいろいろ変えれるからちょっとしたお遊戯感覚だな〜」
              

 

 

作成に必要なもの・準備するもの


材料は約12枚分です。

ビール酵母せんべい
上新粉120g 
熱湯100cc

たれ:
しょうゆ 25cc 
砂糖 4g
片栗粉 少々(ひとつかみ)
本だし 少々(ひとつまみ)
おり 5cc
  ボール・蒸し器・麺棒・乾燥用メッシュ容器・はけなど

 



1.材料と道具をそろえます。


たれはしょうゆ味だけではなく、みそ味もOK トッピングとして、ごま・唐辛子・ざら目も使えますね。
だんごと同じ原料なので、同時に作れますよ。

上新粉自体を米粒から作る方法もありますが、結構メッシュを細かくしないといけないので、すりこぎでは力不足。ミルミキサーが必要ですね。
その場合、無洗米を使えば、洗いと乾燥の工程は必要なく、即ミルで挽くことができます。

 

 
2.熱湯で上新粉をこねます

熱湯100ccを上新粉に注ぎ込みます。スプーンで切るような感じで混ぜます。
温度が下がったら取り出し、こぶしを使ってこねます。

  

 

 



生地にはお湯だけで、他のものは混ぜない方が無難ですね。
ちなみに生地におりを混ぜるとちょっと苦くて酵母くさい感じになります。
生地には味をつけずにたれでバリエーションを増やすのが王道かな。



3.生地を蒸します

こねあげたら平らにのばし、蒸しあがりやすいようにカットし蒸し器で約30分蒸します。
蒸しあがったら、熱いまま麺棒などでつきます。温度が下がったら手でよくこねましょう。
耳たぶ程度に柔らかくなったら水にさらして40度程度まで生地の温度を下げます。
水からあげたらべちゃつきがとれるまでさらにこねます。
生地を12等分し(半分ずつ分けていく方法だとやりやすい)丸めます。
1つあたり約20gくらいになりますね。

  


4.生地をのばします

打ち粉をふるい、麺棒を使って丸く広げます。
厚みは約3mm程度で直径は7cm位です。


 

 



厚みは出来上がりにかなり重要です。
餃子の皮のように薄くすると出来上がりがカチカチになるので要注意です。
左上のものがちょうどいいくらいで、大きいものはちょと薄いかな。



5.天日で数時間乾燥させます。
 



半日乾燥させてもいいですが、乾燥しすぎると焼くときに割れてくるのでほどほどでもOK。

 
6.たれをつくります

しょうゆ25ccに砂糖4g 本だしと片栗粉を少々入れよくかき混ぜます。
最後におりを5cc入れ混ぜて完了です。
 

 
 
おり入りのものとなしのものとの2種類作っておけば、味の比較が出来ますよ。

 



7.弱火で前焼をします

50−60度の温度で1時間ほど暖めます。



この工程は、生地を50-60度で暖めることで生地にさくさく感をだします。
火炉(ほいろ)と呼ばれる工程ですね。
微妙な温度帯ですが、日があたっているダッシュボードの上なんかはこれ位

の温度でしょうね。
私はストーブの上につるしました。


8.焼き上げます 〜 完成

弱火で焼き上げます。均一に焼きあがるように何回かひっくり返しながら焼きましょう。
うすく焼色がついたらたれをぬり、少しだけ焼けば完成です。

 
 

焦げるまでは焼かないように注意して下さいね。
生地の状態がほどよいと、ところどころにふくらみがでてきます。
伸ばしすぎの生地や乾燥させすぎた場合ですとふくらみもなく、ひび割れてきますね。(中心の右がそう)
焼き上がりすぐはやわらかいですが、温度が下がるとせんべいっぽくなりますよ。

 

 

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