「ねえ。家に帰ってふと見るとエアーロックの先端がぶっ飛んでいた ってことないですか?」
「あるある。とりわけ暑い時期に多いな〜。」
「仕込み時の液温が高い場合はもちろんだし、発酵の初期段階に発酵熱で液温が3−4度上昇するので、あっという間に30度オーバー ということもあるかも。つまり仕込み時に26度でも半日経てば30度オーバーってね。一日経って眺めてみるとエアーロックはぶっ飛び、主発酵がひそかに終わっていた ということも。」
「エアーロックの上は単にかぶせているだけだもんな。上に重石でも乗せておかないとな。」
「そこで今回作成するのがぶっ飛び防止リング。材料はリングを輪ゴムのみ。しかも製作時間は数分程度。手軽な割には効果絶大ですよ」

作成に必要なもの・準備するもの
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リング:直径が22mmから25mm程度のエアーロックの上部直径よりもちょっと小さめのもの1つ。
今回は24mmを使用。
輪ゴム:ごく一般に使われている直径4cm前後のもの2本
エアーロック:当店販売分のもの
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1.材料と道具をそろえます。
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最近はいろいろな色の輪ゴムがあるようです。
引き出しの中や台所で探せばあるかも。
リングはプラスチックのものでもOKです。
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2.リングにゴムを入れます

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使うリングによって通し方は違ってきます。
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3.エアーロックにゴム付きリングを装着します。
エアーロック上部にリングを乗せ、輪ゴム下部をエアーロック下の円柱部分にかけます。
画像は正面・右から・左から です。
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エアーロック上部を引っ張ってみて、程よいテンションか確認してください。
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4.エアーロック内に水を入れ、発酵容器のふたにつけて完成です。
発酵が激しい場合、エアーロックの上部だけがぶっ飛ぶことはないですが、内部の水のこぼれやエアーロック本体そのものがぶっ飛ぶ可能性もありますのでご注意下さい。
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さほど費用もかからず、エアーロックの状態も確認でき、見た目もまあまあです。取り外しも簡単ですのでお悩みの方はぜひお試しあれ。
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