
読感05年01月
05/1/3読了『黄色いチューリップの数式』
複素数平面は、自分が高校の時には課程から外れていたのでやや新鮮でした。前半部分の
想像力に関する記述は大変難しいです。頭の中で、何をどうやってイメージしているかというこ
とを、追体験してみる困難な作業を、詩というジャンルを用いて説明していますが、なかなか込
み入った表現になっています。
代数学と幾何学との関連性について念頭におくと理解しやすいかもしれません。
この本の内容で書き留めておきたいと思う内容は次の点です。
1.掛算(とくにマイナス同士)についてのイメージ化(マイナスの掛算は平面を180度回転す
る)。
2.虚数のイメージ化。とくに「変形」するという作業。
・第一に、数を「変形」として理解し、
・第二に、その変形を視覚化する。
3.「知識と無関心とが結びつくとしたら、学ぶとは何と残酷な行為なのでしょうか?」(p.211)
05/1/22読了『フランス語の常識』
フランス語とは何かという視点がよいです。以下の一文は簡潔に表現している。
「フランスとは事実上一つの「観念」idee(イデ)であり、国民が相続として受け取る領土のこと
ではない。それならば、フランス人がこの観念を表現する伝達手段、フランス語に執着するの
は当然である。」(p.219)
05/1/23読了『最新版 転職パーフェクトガイド』
転職をする為だけではなく、職業につくということに対して何が必要かの簡単なマニュアルで
す。参考になります。
・引き継ぎの方法とスケジュール(p.242)
・退職当日は何をすればいい?(p.246)
・住民税の納付について(p.262)
(p.47)後半4行が、次ページの4行と同じ文章となっている。

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