
読感04年02月
04/2/1読了『できるかな リターンズ』
なかなかよかった。隠れた悲哀に純粋には笑えませんが、単純な笑いは最近ありませんね。
04/02/03読了『こんな世界に誰がした』
あいかわらずの調子でよいです。
04/02/04読了『平成11年度版 やさしい印紙税』
課税の基準はちょっと素人にはわかりませんね。気になった点は以下の通り。
【実務における留意点】
1)受取書記載の売上代金とそれ以外のものの区分(p.23)
2)通帳及び判取帳の納税義務者
3)沈没船委付書
4)国税通則118条・119条に規定する端数計算(p.64)
5)一定金額を反復して貸付するときの記載金額と極度貸付との差異(p.78)
6)一単位の株式を1/2以下にする場合だけなのはどんな政策効果があるのか(p.94)
7)p.111:ハ
8)p.113:ハ
9)p.116:所得税法25条みなし配当(端株)
10)p.122:ニ
11)p.124:カ
12)p.126:(6)総合口座
【正誤】
1)p.41の1マス目と2マス目は同じ内容なので、片方は不要。
2)p.41の9マス目の3行目のカッコの場所が不適切。
誤:(基金の業務)に掲げる業務⇒誤:に掲げる業務(基金の業務)
04/02/07読了『トラブル防止のための預金法務 Q&A』
なかなか興味深かった。気になった点は次の通り。
1)記名式小切手の受入の取扱
2)小切手の支払拒絶宣言
3)先日付振出にかかる手形の割引
4)自己宛小切手の紛失の取扱
5)偽造手形の被偽造者の保護
04/02/12読了『巨大銀行沈没 みずほ失敗の真相』
なかなか、興味ぶかかった。ただ、何かをおぼえるための本ではないと割り切って読んだの
で、感想は特にありません。
04/02/22読了『企業年金の真実』
常々、考えないといけない問題とおもっていました。この本でも触れられていましたが、年金
問題は世代間闘争なので、はやく現在の中高年層の給付を抑制しないと若い世代は割を食う
わけです。そうまでして、老人をやしなう必要があるのか、という方向へ不満が鬱積するかどう
かは不明ですし、その鬱積が爆発するかどうもなぞです。きっとそんなことにはならないという、
若い世代への侮りが、年金改革を阻害しているのだろうと思います。
細かく気になった点は、…つづく。
…つづき。
1)「企業経営内の一つの事業部門のように経済合理性を追求されようとしている」(p.81)
2)「まず、給付引き下げの水準だ」(p.133)というように、年金改革の方向は減額が前提とな
っている。
3)「企業の総人件費を管理するという発想」(p.142)
4)「より重要なのは、制度をつくり上げた後のメンテナンスなのだ」(p.197)
5)「利益を上げない年金事務局にコストをかけたくない」(p.199)
6)「先進諸国では、将来年金を受け取る権利である受給権の侵害に当たりタブー視される」
(p.205)とされ、年金給付の削減は、たんなる減額でなく、権利の侵害とみられている。
7)「企業が積極的に情報を開示し、説明責任を十分に果たせるかどうか」(p.219)
8)「自己責任の原則を盾に、個人を突き放しているわけでは決してない。労使が一体となっ
て来るべき高齢社会に備える」(p.219)

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