読感04年01月

04/1/1読了『もし大作曲家と友だちになれたら…』
 読みやすく構成に留意した作りになっている。なんでストラビンスキが取り上げられているの
かはちょっと疑問。
04/1/2読了『草月のいけばな2』
 英文と和文で書かれています。特に感想はありません。
04/1/10読了『下請法マニュアル 改訂第3版』
 これはもうちょっと研究します。
04/1/11『為替がわかれば世界がわかる』
 これは経済学の入門に良いと思います。ちょっとミーハーなタイトルなので避けてましたが、
興味がわいて読んでみました。ただ、ここで触れられている不完全情報や相互依存性は、多く
の人々に認知されている概念だと思います。独占や寡占など不完全市場の分析から、すくなく
とも短期的な調整期間における、調整過程を説明するためには、これらの概念が利用される
と思います。
 謙虚さというものが自分の中からどんどん失われていってますが、これらの本からの忠告
で、もう少し主体的にふんばって謙虚さを維持したいと思います。
04/1/11『蜥蜴』
 「さぁて……、いつ死のうかな」(p.6)という感覚が最近ないです。中学から高校の初期のころ
までは、もっと死を自分にひきつけて考えていたと思います。いつからか、死を無視するような
生活態度を取っています。自分の生活を、自分で制御できなくなってきているからでしょうか。
社会の連鎖の中に結び付けられている証拠でしょうか。
 儀式によって、死を生活から排除することが、文明化のステップとして捉えられます。葬式や
仏壇などが典型です。一体自分は、どんな儀式で自らの死を封印したのでしょうか。
 こうした視点は、『女王の百年密室』においても提示されています。ミステリィが殺人と切り離
せないが故に、死が何なのかを考えざるを得ないのでしょう。
04/1/12『りそなの会計士はなぜ死んだのか』
 推理小説みたいです。それとは別に、内部の情報がどうやって、外へ抜けていき、どんな情
報が外部へ出て行かないのかを示唆する内容とであると感じた。
 なお、誤字等を記録しておきます。
  1)誤:貸し倒れ引く当金(p.89)
   正:貸し倒れ引当金
 2)誤:参入(p.137)
   正:算入
04/1/20『1円で会社を起こす完全設立マニュアル』
 読みやすかったです。必ず一つの事項を1ページのうちで説明し尽くしてしまう点には感心し
た。内容は、参考にはなりましたが、実際設立するわけではないので、どこまでつかえるのか
わかりません。気なった点と誤字等を忘備的に印しておきます。
 1)確認会社の少額現物出資が優遇されているとされる理由(p.29)⇒本則では、資本金の1
/5を超えないことが条件であるが、確認会社はこの条件がなく、200万円(資本金が1千万
円の場合の1/5に相当)以下なら少額現物出資となる。
 2)誤:第章(p.82タイトル)
   正:第
 3)誤:3.(p.101)
   正:3.前
 4)誤:発起人から発起人(p.110)
   正:発起人から会社
 5)誤:株式会社 発起人 御中(p.111)
   正:株式会社 御中
 6)p.115の2行目の「(商号)」を一段下げる必要がある。
 7)誤:登記申請(p.126 l.1)
   正:登記用紙
 8)設立時の発行株式数は、発行総数の1/4以上でないといけない。⇒商法166条3項
 9)初年度役員の任期⇒商法256条により最初の取締役は1年以内(2項)かつ、定款で任
期中の最終の決算期に関する定時総会の終結まで任期を延長できる(3項)とされている。
10)株主総会の累積投票
11)個人事業主の廃業と確認会社への継続性
12)有限会社の代表権
13)設立登記申請に必要な取締役就任承諾者の印鑑
14)設立登記申請に必要な印鑑証明書の有限会社と株式会社の利用目的の違い
15)代表取締役を登記用紙に最初から記載してはいけないのか?
16)誤:EHJは必要(p.149)
   正:EGHJは必要
17)誤:融資(p.184表)
   正:融資条件
18)誤:融資(p.184表)
   正:融資
19)誤:確定拠出型年金(p.191図左側)
   正:確定拠出年金
20)p.191図中の確定拠出型年金(右側)から確定拠出年金(左側)へ線を引く必要がある。
21)わざわざ、「登記用紙と同一の用紙」と「同一の」とつける理由
22)役員の使用人部分の損金算入にかかる株主ブループ
23)利益剰余金の資本組入れによる増資は有限会社には認められない(p.207)。⇒有限会社
法46条【会社の計算】において、商法293条の2【利益の資本組入れ】及び293条の3【準備
金の資本組入れ】が準用されていない。
04/1/26『2時間でわかる図解 入門連結決算早わかり』
 久しぶりに連結決算について考えてみようと思い読みました。気になった点は以下の通り。
1)潜在株式調整
2)修正テンポラル法
3)株式投資(取得)日は、もっとも近い決算期とみなされる(p.132)
4)棚卸資産を低価法で評価したとき未実現損失を計上しない理由(p.156)
5)種類別セグメントでは内部売上高だけが生じる会社は独立したセグメントとならないが、地
域別の場合には独立したセグメントとさせる(p.202)
6)海外売上高の割合を開示する基準
7)実効税率の計算をするときに事業税をさらに課税所得に加算して計算する理由(p.217)
8)現金同等物には、もと長期だったがもうすぐ満期が到来する債権等はふくまれず、もともと
短期の債権のみをさす。
9)A子会社の範囲:誤:A%未満⇒正:A40%未満(p.252)
10)子会社株式の追加取得と一部売却
11)アメリカの加速度償却制度
12)税効果会計でもどりがあった場合でも負債の戻しとしないで資産の計上とする理由⇒最
終的に差額の一括計上のためどちらでもよいためか?
13)誤:在庫⇒正:在庫80(p.218)
04/1/31『MATEKI - 魔的』
 なかなかセンチメンタルです。自分とは世界が違うため、いいのかどうか不明です。ただ、「ロ
ケットに乗ってやってきた」はよいです。
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