
読感03年11月
03/11/01読了『ツチヤ学部長の弁明』
この分析力と毒舌を見習いたいと常に思ってます。
03/11/01読了『爆笑問題の「文学のススメ」』
いつもの調子で面白い。
03/11/02読了『はてしない物語』
一気に読了した。気がついたら朝の4時だった。
「…だから、ある場所を立ち去ろうと思うだけでは十分ではない。他の所へゆきたいという望
みがなければだめなのです。」(p.315)とか「じゃあ、今まで、気がついたことがあったの?忘れ
てしまったものは、もう自分ではわからないわ」(p.541)が印象的な場面だった。
また「絵の採掘坑」の章は、映画ではどのように映像化されたか気になった。
03/11/02読了『新・讃岐うどん入門』
かますうどんというのはおいしそう!
03/11/03読了『モモ』
以下引用のみ。
「けれど、時間とは生活なのです。そして生活とは、人間の心の中にあるものなのです。
人間が時間を節約すればするほど、生活はやせほそって、なくなってしまうのです。」(p.95)
「それを話すためには、まずおまえの中でことばが熟さなくてはいけないからだ。」(p.220)
03/11/09読了『上野介の忠臣蔵』
一気に読了。吉良上野介側に違和感なく感情移入できるよい作品と思います。
03/11/10読了『ファクタリングの実務』
ファクタリングを簡潔にまとめた本。最新情勢を踏まえた類書がないことが購入動機です。
誤植と思われるところを忘備的に書きおきます。
p.71図:誤)発注債権譲渡
正)発注債権
p.75図(並存的債務引受方式E):
誤)相当数
正)相当額
p.115:誤)一括して買い手企業から債権譲渡
正)一括して売り手企業から債権譲渡
p.163:誤)甲の乙に付する
正)甲の乙に対する
03/11/16読了『その英語、ネイティブにはこう聞こえます』
結構面白かった。ちょっとした疑問にこたえる良書と思います。中学生くらいの時にによんで
ればよかったかな。
03/11/20読了『資源採掘から環境問題を考える』
環境問題への視座を与える良書と思います。具体的な解決策は書いてませんが、現代人の
生活やものごとへの認識に変革をせまる目標設定はゆるぎない。
03/11/21読了『黒猫の三角』
ノベルスで読んで、マンガでよんでいるので、内容は知っているのですが、面白くよめました。
気に入ったフレーズを以下の通り引用します。
「ほら、私を見てみい。昨日と全然違う服着てんのに、ちゃんと同じ人格として認識されてるわ
けだ。それが、君の場合、別の人間だと思われてるんよ。どういうことかわかる?」(p.193)
「きっと、みんなは考えないんでしょうね。ちっとも考えない。そう、それが幸せだ。その方が便
利だ。机とか、蛍光灯とか、考えない連中は幸せだ。」(p.389)
「あとからあとから湧いてくる、汚らしいばい菌みたいなもの、それが、言葉というやつです。」
(p.401)
03/11/24読了『日本語必笑講座』
なんだか愚痴のような内容ですが、これも清水節なのでしょう。
比喩についてのコメントは的をえていると思う。批判や議論をするときに、比喩を使うのは一
種の逃避である。もしくは逃避の一種か。

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