
03年11月
【2003/11/5産経 朝 15】
1面
国内9例目のBSE感染との記事あり。
【2003/11/6産経 朝 15】
3面
日立製作所が定期昇給廃止との記事。
「年齢だけで賃金が上がることに不満があった」という組合側のコメントは、@若い従業員は
今の給与が妥当な水準と考えているA若いうちは能力が低いから賃金が安いという前提にた
ったものと解されるが、若いうちの低賃金は能力にみあった賃金ではないという立場あるので
はないかと思う。
「成果主義の問題点は評価の公平性をどうやって確保するかだ。日立でも一般の組合員が
一番懸念したのはこの点だった」というのは確かにその通りと思い。ただし、公平性を確保す
るためのコストをどれだけ負担する覚悟が会社側にあるのか。人事評価の公平さを第三者組
織に監査させることの実効性は、利益第一の民間社会にあっては達成が難しいと考える。
【2003/11/21産経 朝 15】
1面
イスタンブールでテロ。HSBCとイギリス領事館が爆破される。総領事が死亡とのこと。犯行
声明が、「アルカイーダ」とトルコのイスラム原理主義組織「大東方イスラム戦士戦線」の合同
で行った旨あったとのこと。
【2003/11/24産経 朝 15】
3面
グルジア野党が議会庁舎を実力で占拠するなどの事態があり、大統領が非常事態宣言の
記事。大国の間にあってよく均衡を保ったと思われる。シュワルナゼ後この国がどうなるか。野
党のデモの根本は、国民の貧困や官僚の腐敗に対する不満が原因とされているが、野党党
首が政権をとったところでこの構造はしばらく変わらないと考えられる。もし、官僚腐敗が決定
的な国家構造の欠陥であったなら、早々に改革に着手されていると考える。そこまでシュワル
ナゼ大統領が判断能力に欠けていたのか疑問である。大統領の低能化よりも、国民のデモ行
動を野党が利用したクーデタの一種であろうと考える。もう年だし、国民に叛旗を翻されてまで
の執着心はないと思われ、シュワルナゼはきっとあっさり辞任するのではないかと想像する。
比較的政治構造が安定していると思われるグルジアでこうした政権交代を米ロが許容した場
合の効果は、地政学的に重要な国における政権交代のよい先例となると思われる。米ロにと
っては都合が良い(こうした混乱に乗じて都合の悪い指導層を排除できる)。こうした陰謀史観
はよくないかな?
【2003/11/25産経 朝 15】
1面
シュワルナゼ大統領辞任の記事。
【2003/11/30産経 朝 15】
1面@
情報収集衛星IGS2号機搭載H2A6号機ロケット打ち上げ失敗の記事。
1面A
足利銀行国有化の記事。

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