日記03年07月
【03/7/6 Sun】
 いろいろな予定が休みの日にバッティングしています。昔より交際範囲を広めたからでしょう
ね。当然優先順位はあるわけなので、機械的に選別できるのですが、やはり感情的にはすべ
ての要求には応えたいと思うわけです。そろそろ、ばっさり切らないといけないと考えたりしてい
ます。
 先日、O氏とはなしたときに、音楽をやっていてたくさんのものを犠牲にしたと、おっしゃってま
した。おそらく、切り捨てたものの多さに光をあてて、結果のみに対してなした発言と思われま
すが、多くを得ることをできる人は、多くを捨てることも要求されるのでしょう。
 さて、本日は千葉方面へ用事をしてきました(だいぶぼかして書いてます)。バックをかいまし
たが、使いもしないバックを買うのがすきですね(さて、何につかうのでしょうね)。夕方、池袋の
ジュンク堂書店へ行って買い物。まあ、何てことない一日です。
 ところでチャイ4は、もともと好きでないので、感想は難しいですね。金管に旋律を吹かせてい
る割に、メインを弦にすえてオケをならさないといない引っ掛け場面見たいのがあって好きでは
ないのです。トランペットが気合をいれて吹くのですが、失敗なのでは?木管の掛け合いも成
功するとよいのだけれど、うまくいっていないとはらはらして心臓に悪いですね。コントラバスの
奏法で、弦に対して弓を上から弾くのは案外よさそうです。アップをおろそかにしないというの
は重要ですね。エンサガは、目で見て初めて音がわかるという効用がありますね。シベリウス
のもやのかかった感じの音色の正体がなんとなく把握することができました(いまさらかい)。カ
レリアやフィンランディアはやったことあるんですけどね。
 唐突な上記コメントは、本日の私の挙動に関係がありますというヒントを残して…
【03/7/16 Wed】
 仕事をもたもたっと終わらせて、コンサートへ。遅刻してしまいました。コントラバスの初演の
曲だったので体調のよくないときにはきたくないと考えてやめようかとおもいましたが、おもいき
って錦糸町まで聞きにいきました。
 なかなか、よかったです。MさんとMさんのデュオ・リサイタルで、前半は遅刻してきけません
でした。なお、前半のメインはプロコフィエフの「ピータと狼」でした。後半のメインは安藤久義
「走れメロス」でした。曲の前半の印象はまとまりのない感じでしたが、後半は主題が明確なつ
くりでした。コントラバスの中低音が冴え冴えしていました。プログラムに作曲家自身が、メロス
の「短絡的で思慮浅き無謀な面」を指摘している点から、曲の前半の散漫な印象は意図的なも
ので、「短絡的で思慮浅き無謀な面」を表現する効果を狙ったものと思います。現代曲風でな
い点も聞きやすかった理由かもしれません。ここらへんは、作曲者が聞き手に妥協したのかも
しれませんね。
 コンサートの打ち上げに合流させてもらいましたが、PfのMさんが初演の曲をするという点に
関しての覚悟について話していたのが印象に残りました。むかし、他の人が初演の曲を弾くの
を聴きに行き、演奏終了後作曲者が紹介された(作曲者が舞台上によばれたりして、拍手をう
けたり、演奏者をねぎらったりするのが普通だと思います)が、作曲者が聴衆を無視して演奏
者にすさまじい形相で詰め寄ったのを見たそうです(もしかしたら、それはわたしも見たかもし
れません。現代日本の作曲展だったかな…)。それをみて以来Mさんは初演の曲をすることの
プレッシャーの性質が変わったとのことでした。作曲家の意図と演奏者の技量の問題はなかな
か難しい課題です。
【03/7/17 Thu】
 仕事をさくさくと切り上げて、コンサートへ。やや遅刻してしまいました。所属団体の本番で
す。ネクタイを久しぶりにしめて、O中学へ。初見でリハなしで本番にのることがないよう、深く
深く反省して今後の活動にのぞみます。
【03/7/19 Sat】
 また遅刻です。このところ遅刻ばかりです。エキストラを依頼されている団体の合宿で、河口
湖に。
 ディーリアスをはじめて弾きました。重音で弾いてましたがきっとディビジですね。シャブリエの
3楽章は勉強します。ただ、数えているだけなんですけれどね…。むかし後輩に「なんで数える
だけのことができないんだ」としかった記憶がよみがえってきます。シューマン2番はいろいろ
課題があるわけですが、解決せず夏も終わりです。
 このように不本意なできの状態で一人でたたずむ(Cbの参加者は1人、Vcも1人)というの
はなかなかよい経験でした。最近、口ばっかりで反省していないので、こういう目に会うのです
ね。
 夜は花火と飲み会です。ただ、タイトなスケジュールで生活できない体になってしまったせい
か、途中でダウンしてねてしまいました。
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