同時進行!!ウィークリー馬券物語
止まらない木ブルース

第47回: 安田記念・結果編

「あれっ、師匠はどうしたんですか」とS。
「さっき見かけたんだけど、どうやら外したみたいだな。とっとと帰っちまった」とF。
「ある筋から入った情報ですと、グラス・キング・シーキングの3頭ボックスじゃないかという ことですが」
「どっちみち、グラスから入って外したんだろ。多分、グラス・キングは厚めだろうな」
「ところでグラスが負けましたが」
「うーん、競馬に絶対はないということか」
「所詮、競馬の鉄板なんて豆腐の堅さと同じってことですね」
「なんか2走ボケっぽかたなあ。それでもハナ差2着は能力の証明か」
「うーん、馬場の悪い内側に行ってしまったのが痛かったですね。エアジハードは馬場のいい外目 をついた分差し切れたんじゃないでしょうか」
「キングヘイローはどうした?」
「プラス10キロがききましたね。追いきりの悪さがそのまま結果になりましたね」
「直線はいったら、もう終わっていたな」
「どうせ師匠が1点勝負してたんでしょう。だからこけた」
「そうかもな。これで府中も終わって来週から福島か」
「ひょっとしたら師匠、もう福島に向かってたりして」
「まあ、それはないとして、どうせ行くんだろうな」
「その後は、新潟ですね」
「おー、一門の遠征は7/17・18だったかな」
「僕はあまり気が乗らないんですが」
「また地獄をみせてやろうか」
「けっこうですよ。もう、すみれにいくのはやめましょう」
「俺も行きたかないが、あそこぐらいしか店からな」
「どうせ、オバさんしかいないんでしょう。僕は馬券検討で 宿に残ってます」
「まあ、まあ。今年こそかもしれんぞ」
「昨年よりもっとひどかったらどうするんでか」
「そのときはあきらめろ」
「いや、MやSTに押し付けてやる。昨年の借りは返すぞ」
「借りが膨らんだりなんかして」
「そういえば、T君への貸しも増えているんですが」
「おお、奥さんに隠れて馬券を頼んでいるらしいな」
「ええ、ここだけの話しですが、土曜はセイウンエリアから買っていましたよ。 おまけに最終も外してましたよ」
「あちゃー、ガキが生まれて金がかかるっていうのに、外しちゃいけないな」
「でも、我々はガキがいなくても金がかかっているんですが・・・」
無言になるFとSであった・・・


(更新6/15)

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この物語は、本当のことも書かれておりますが、基本的に フィクションです。実在の人物・団体・事件などにはいっさい関係ありません。また関係者?以外 の方が読んでも内容がよく分からないと思います。御質問があればメールをお送り下さい。答えら れる範囲でお答えしたいと思います。