同時進行!!ウィークリー馬券物語
止まらない木ブルース

第33回: 桜花賞・結果編

「福永、初GTがクラシック!」
「父も初GTが桜花賞」
「その父の同期、岡部の夢を打ち砕く優勝」
「で、岡部は出遅れでまったくいいところなし」
「2着も2世騎手武豊」
「さすが桜花賞男、連は死守」
「結局、スティンガーを除けば人気どころが上位」
「ところで師匠は?」
「そ、そ、それは・・・」
「消していたアレが来ちゃいました」
「それは」
一同「フサイチエアデール!」
「いやー、やっぱり豊ですね」とF。
「勝ったプリモは強かったから仕方ないとして、大外不利の阪神マイルでも、きちんと結果を出すのは凄いな」とF。
「ゴッドは、チューリップ賞で懸念されていた反応の鈍さが、本番でもでちゃいましたね。フサイチを見ながら追い出してるのに 全然伸びないし、おまけに、その後ろにいたプリモにも抜かれてしまうんですから。展開どうのこうのと言い訳つきませんね。 もっとも、強い馬は展開に左右されないといいますけど、危険な人気馬となってしまいましたね」とT。
「チューリップ賞のテレビ中継で、確かパドック解説の吉沢さんが、この反応の鈍さはいかん、本番ではひょっとしたら と言っていたのを思い出しますね」とS。
「トゥザビクトリーも内容は良かったんじゃないか。さすが天才を迷わせた馬だな。アネモネは熱発あけの調子落ちだった ことを証明したな。豊なら2着あったかもな」とF。
「スティンガーはやはり間隔が開いたのが致命的でしたね。ブリザード、シャトルも休み明けでも走ったといっても古馬に なってからですからね。やはり4歳のこの時期ではきつかったんでしょうね。でも、桜花賞の上位馬は、血統的にマイル色 強そうですから、ここ惨敗でもオークスはスティンガーが中心とみます」とS。
「でも4歳牝特を使うらしいんだ。藤沢師は、馬は使わないほうがいいと言ってる割には、オークスの前に1戦はさむって 矛盾してないか。それならトライアル→桜花賞→オークスの方がよっぽど理にかなってないか」とF。
「確かにそうですね。直行してほしいですね」とS。
「ところで、師匠のはやっぱりこなかったな」とF。
「無印のフサイチが2着」
「我々の結論は、フサイチから師匠の4頭だったが、俺は外したぞ」とF。
「僕は師匠と本命が一致してたので降りました。資金繰りもきついですし」とS。
「俺はお前に騙されて熊沢から買ってしまったんだ。どうしてくれるんだ」とF。
「いや、あのー、あんなに阪神の天気が良かったなんて知らなかったもんで・・・」とS。
「僕はS君に頼むはずだったんですけど、ゴッドがこけて助かりました」とF。
「結局、師匠が当たりを教えてくれながらも、誰も買っていないとは、俺達も修行が足りないなあ」とF
「でも師匠の、有馬から連勝がストップしましたからね。これで人類の滅亡は避けられますね」
「確かに、我々の勝敗よりそっちが大切だ」と納得する弟子達であった。



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この物語は、本当のことも書かれておりますが、基本的に フィクションです。実在の人物・団体・事件などにはいっさい関係ありません。また関係者?以外 の方が読んでも内容がよく分からないと思います。御質問があればメールをお送り下さい。答えら れる範囲でお答えしたいと思います。