同時進行!!ウィークリー馬券物語
止まらない木ブルース

第31回: フェブラリーステークス・結果編

「し、し、師匠!また的中じゃないですか」と驚きの弟子達。
「あはは、まあな。まあ本線で当ててやりゃ良かったんだけどな」と得意げな師匠。
「くそー」とつぶやくT。
「まさか、お前達買ってないとは言わせないぞ」
「いやー」「あのー」「えー」としどろもどろの弟子達。
「馬鹿もん。あれほど言ったろが」
「まさかメイセイがあれほどやるとは」とS。
「完全に抜けでしたよ」とF。
「で、お前達何から買ったんだ」
「僕はタイキシャーロックからです」とF。
「僕はオースミジェットからです。エムアイとは本線だったんですけど」とS。
「僕はオースミとバトルラインからの薄目流しでした」とT。
「なに、ワシントンからはいった奴はいないのか?」
「それはもう学習効果がありますから」とは当然いえない弟子達。「当日雪が降るんじゃないかと と思いまして」と苦しい言い訳。
「まあいい。こんな季節外れのGTなんざあ、当てたところでどうってこたあねえからな。 クラシックに向けて、これだと思う馬を見つけるほうが大事だからな」
「わかってますよ。春のGT戦線を乗り切るには、今からの努力が大切ですからね」と心にも ないことを言う弟子達。
「よろしい。じゃ、俺はこれでな。寒いからって競馬サボるなよ」と立ち去る師匠。

(弟子達の会話)
「予想通りワシントンはこなかったけど」
「メイセイが来ちゃった・・・」
「バトルラインはどうしたんだ」とT。
「あれは1400の馬だろ」とF。
「ちきしょう。清水にだまされた」とT。
「僕はオースミが本命でした。メンバー中、オースミ、ワシントン、メイセイの3頭は 勝負づけが終わっていなかった。その内ワシントンは明かに距離が長い。メイセイがいきなり 中央の舞台で好走するとは思えなかった。そうなると残ったのはオースミ。 対抗はそのオースミと前走0.1秒差で1キロ重かったエムアイブラン。でもアタマが違った・・・」 とS。
「タイキなんか出遅れだぜ。あれがなければ2着はあったぞ」とF。
「でもメイセイは抜けでしたね」
「それは覚えていない」
「そういえば師匠もいっていましたけど、もうクラシックですか」
「まだ早いよ」
「いや、それより今年は皐月の指定席とりに並ばなくて済むんですよ」とS。
「そうか。今年はカード抽選か」とF。
「僕はもうニコスJRAカードが届きました。毎月きちんとオートローン返してますから」とS
「俺はこれからだけど。でも、もう人海戦術が使えないときついな。抽選なんかで当たるのか」
「毎年、有馬や皐月の抽選に行きますけど、だいたい1/4の確率ですよね」
「それに、GTは2名までの制限付きだから・・・」
「きびしいな」
「まして師匠の当たる確率は・・・」
「そりゃゼロでしょう」とT。
一同「・・・」



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この物語は、本当のことも書かれておりますが、基本的に フィクションです。実在の人物・団体・事件などにはいっさい関係ありません。また関係者?以外 の方が読んでも内容がよく分からないと思います。御質問があればメールをお送り下さい。答えら れる範囲でお答えしたいと思います。