同時進行!!ウィークリー馬券物語
止まらない木ブルース

第24回:阪神3歳牝馬ステークス〜結果編

「よくやったな。お前達」と当然阪神3歳牝馬Sを外した師匠であるが上機嫌であった。
「といっても当たりを引いた面々はここにいませんが・・・」とS。
「とりあえずゴンドラは3枚手に入れたぞ」有馬記念の指定席を一門では土日で3枚ゲットしていた。
「初日に1枚、2日目に2枚とまあまあの結果だな」と師匠。
「師匠、僕の名簿順位は」と初日参加で見事ハズレを引いたS。
「お前は4位だ」
「とりあえず僕までですね」と名簿順位3位の一番弟子F。
「そうだが、来週の土曜の参加が条件だ。2日目さぼったからな」
「いや、それは。名古屋で結婚式があって、新幹線の最終で帰ってきたんですよ。4時半に中山に 並ぶなんて勘弁して下さいよ」
「だから来週の土曜の参加だ」
「わかりましたよ」と納得するF。
「僕は連闘も辞さない覚悟です。男スティンガーと呼んで下さい」とS。
「お前の場合よくある未勝利馬の連闘だな」とF。
「春は皐月の当たり券を連闘で引いています」とS。
「でも初日はハズレを引いたんだろ」
「それはそうですが・・・」 「まあ、初日は4人行って当たり1枚。だいたい3分の1の確率だから、そんなところか」とF。
「師匠を抜かせば3人ですよ」と言いかかったS。「そうですよ。とりあえず責任は果たしました」
「そうか。来週は参加してやるから、当たりを引いたら当然見返りはあるんだろうな」とF。
「えーと、僕のPAT口座で、無利子で融資致します」
「俺の格付けはAAAだから無利子は当然だな」
「俺はPATが当たらないんだが」と師匠。
「馬券、有馬の指定席抽選だけじゃなくPATも当たらないのか」と思う弟子達。
「なにをおっしゃるんですか。師匠のような方が競馬場に行かなくなったら、競馬人気がさらに 落ちてしまいますよ。だからJRAもわざと外しているんですよ」と弟子達。
「そうだな。俺はJRAに必要な人物だからな」と師匠。
「そりゃあ大口投資家ですから」と思う弟子達。
「よし、じゃあ来週もがんばろう。5時までに中山に集合だ」と気合の入る師匠。
「はあ」ととりあえず返事する弟子達。「来年からはカード抽選だ。これが最後のご奉公」と思う 弟子達であった。


(更新12/7)

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この物語は、本当のことも書かれておりますが、基本的に フィクションです。実在の人物・団体・事件などにはいっさい関係ありません。また関係者?以外 の方が読んでも内容がよく分からないと思います。御質問があればメールをお送り下さい。答えられる 範囲でお答えしたいと思います。