同時進行!!ウィークリー馬券物語
止まらない木ブルース

第23回:ジャパンカップ〜結果編

「ス、ス、スペシャ・・・ル。せ、せ、せかいが・・・」
「師匠どうしました」とびっくりする弟子達。
「うおーかべー、ウィー、ウィーク」と意味不明な師匠。
「やっぱりウィーク(弱い)だったなあ」とつぶやくT。
それを聞いて師匠、叫びながら何処へ去ってしまった。
「あーあやっぱり勝てなかったなあ」とF。
「そりゃそうですよ。ルドルフだって3着だったんですよ。ダービーしか取れなかったスペシャル ウィークが勝てるわけないでしょう」とエルコンドルに◎を打ったS。
「で、取れたの?」とSに聞くF。
「それは・・・。単は当たりですが、エアが抜けに・・・」と悔しがるS。
「でもなんでスペシャルウィークが1番人気だったんだ」とF。
「そりゃダービー馬ですから」とS。
「エアグルーヴは6歳牝馬でピークが過ぎたかもと思われたんでしょうかね」とT。
「外国馬にもこれといった馬もんかったし。結局押し出された1番人気ってやつだな」
「クラシックでダービーしか勝てなかったウィニングチケットは4番人気で3着。 よくやったと言われましたけど、同じようにダービーしか勝てなかったのに、スペシャルウィークの場合、 評価が下がっちゃうなんてかわいそうですよ」とS。
「かわいそうだけど、結局、今年のクラシック組はセイウンスカイ、スペシャルウィーク以下の実力 が低すぎたってこと。ダービーは、そのセイウンが前でやりあって自滅したぶんスペシャルウ ィークの力が過大評価される原因をつくったともいえるな。スペシャルファンにはショックだったと 思うけど、直線のよれが今のスペシャルウィークの実力を物語っているよ」とF。 「その点エルコンドルは凄かったですね。直線持ったままで先頭。内のエアグルーヴが必死に追って いるのに涼しい顔してましたね。マル外4歳馬には春のマイルカップに続いて秋のいい目標ができま したね」とS。
「ところで最優秀4歳牡馬はセイウンとエルのどっちだ?」
「有馬でセイウンが2着以内ならセイウン。連を外せばエルコンドルですかね」
「いっそのことエルコンドルも有馬にでてほしいですね。でもそれより気になることが・・・」
「なんだ」
「そのセイウンスカイなんですが・・・。菊のレース後、師匠が言っていたんです」
「なんて?」
「有馬でセイウンスカイ殺したる宣言してたんです」
一同「えー!」
「サイレンススズカ死亡、タイキシャトル、エアグルーヴが年内引退、スペシャルウィークは底が見えてし まったあと次期JRAのエースは新芦毛の怪物セイウンスカイですよ。そのセイウンに相当恨みがあるよう ですね」
「そりゃ師匠お気に入りのスペシャルウィークをあそこまでコケにしてるんですから」
「どっちにしろセイウンの有馬は危うしだな。とにかく無事で走ってほしい」
「いやー、それよりもっと危ないのはスペシャルウィークでしょう。どうせ師匠がしこたま買うん ですから」
これには一同納得!?


(更新11/29)

ホームページに戻る


この物語は、本当のことも書かれておりますが、基本的に フィクションです。実在の人物・団体・事件などにはいっさい関係ありません。また関係者?以外 の方が読んでも内容がよく分からないと思います。御質問があればメールをお送り下さい。答えられる 範囲でお答えしたいと思います。