同時進行!!ウィークリー馬券物語

第62回: 東京優駿(GT)

「ついにシルクもクラシックが獲れましたね」
「一口馬主では初めてじゃないか、クラシックは。マイネル、シチーだってないし、 タイキは外車が多いからクラシックとは無縁だからな」
「師匠が消してくれた御陰かもしれませんね」
「ホント。師匠が無印にしてたんでもしやと思ったんだけどまさかホントに勝つとはね」
「それに比べて我々の馬は・・・」
「それは言っていかん」
「なにを言っちゃいけねえんだ」とここで師匠登場。
「いえいえ、なんでもありません」
「まあいい。じゃあお前達に明日のダービー馬を教えてやるからよく聞けよ」
弟子一同「はい」
「天才、武豊のためにある今年のダービー。パートナーの◎エアシャカールも霞んでしまうほど、 話題の中心は豊に集中してるな。史上初めてのダービー3連覇の偉業は目前にある。 JRAのコピーではないが、ダービーを楽しみましょうは彼のための言葉であるな」
「やはり豊が3連覇達成で、エアが2冠馬ですか」
「まあ聞け。主役のエアシャカールも派手なアドバルーンを打ち上げている。2冠達成 後は、海外遠征をしてキングジョージを狙うと宣言。国際事情通の森厩舎所属なだけに 、凱旋門賞も当然視野にいれているはずで、一気に世界制覇目論んでいるぞ」
「な、なんともう海外ですか。さすが森厩舎ですね」
「そうだ。本命エアシャカールは姉のエアデジャヴーを数段スケールアップした期待の逸材で 、早くからダービーも照準を合わせてきた馬。それが皐月賞を勝ち更に状態が急上昇。 軽る目の調教も余裕の現れ。気性の激しすぎるのが唯一の死角だが、まず勝てる」
「豊には逆らえないってことっすか」
「勝ち馬はよーくわかりました。対抗になにを買えばよろしんでしょうか」
「驚異の末脚をもつ○アグネスフライトが対抗だ。前走の京都新聞杯4コーナーまで全然 ついて行けなかったが、エンジンがかかるとあっという間に突き抜けていった。全身ゴム まりみたいな瞬発力の固まりだぞ。展開が嵌まると逆転まであるかもしれんな」
「おお、河内がついにダービー制覇ってことも有り得るってことですね」
「まあ確率は低いけどな。あと大器▲カーネギーダイアンが青葉賞で復活した。前残りの 展開を力でねじ伏せた実力は本物だ。元々クラシック候補ナンバー1の期待馬で距離も 経験済み。馬体が併さる叩き合いなら恐いぞ」
「なるほど。カーネギーダイアンって最初にクラシック候補と言われた逸材ですからね。 叩き合いなら負けないってことですか」
「あと気をつけなければならない馬っていますか」
「連の穴ならば△オースミコンドルの大駆けが面白いぞ。強い馬達と揉まれてきた経験が本番で 活きてくる。プリンシパル2着は大望の布石。有力馬が牽制し合っている間に抜け出しを図るぞ」
「これが2着なら武兄弟のワンツー。それもダービーでですよ」
「まあ、ちょっと出来過ぎかもしれんけどな」
「あれっ、そういえば皐月1番人気のあの馬の名が・・・ 」
「まあまあ。本命サイドで決着しそうな今年のダービー。そうそう手を広げられないのだが、 儲ける事よりまず当てること。経験則から馬体の完成度が高い★ダイタクリーヴァも押さえは 必要だな」
「あのダイタクを押さえでいいんですか。さすが師匠ですね」
「何れにしろ乗り方一つで着順は変わるが、天才には逆れないからな」
「そうですか、わかりました。表彰台に立つ豊の姿が浮かびます」
「そうだろ。じゃあわかったな。お前達は俺の言った通りの馬券を買ってば幸せに暮せるんだか らな。じゃあ俺はこれでな」


(弟子達の会話)
「おいおい、師匠の言った通りの馬券買ってたら破綻しちゃうよ」
「破綻したらどっかの投資ファンドが買い取ってくれませんかね。で、馬券ディーラー として雇ってくれませんかね」
「じゃあパフォーマンスは」
「2億儲けます。でも3億使いますけど」
「お前は井崎か!」
「塩崎とも言います」
「それはヤバイ。このページのパクリがばれる」
「ひょっとしてライバル視してるんじゃないですか。このページも 1万ヒット超えてるんですから」
「そのうち7割は関係者だろ。新潟とかも含めた」
「ドキッ。でも最近はたまにMSNマネー(マイクロソフト・ネットワーク・マネー) のサイトにリンクが貼られるんですよ。そっから来てる人も多数でっせ」
「なに、師匠の予想を見に来るのか」
「いえ、そうじゃなくて一応、債券チャートの紹介なんですか」
「お前のチャート予想は師匠の競馬予想並みだから当てにならんのにな」
「それって当たらないってことですか・・・」
「わかってるじゃねえか」
「でも今日は東京10Rを200円ですが4頭のボックスで当てました」
「何が。たった200円だろ、それがどうした。ぬっ、これって6−10で5万もついてんじゃね えか」
「はい、10万チャリーンです。ダービーなんかやらずに他のレースで頑張ります。どうせ豊 が勝つんでしょうから。勝負は最終レースでーす」
「待て待て最終は500万の多頭数だ、気をつけろよ。残念会の資金はちゃんと残しておけよな」
「えー、もう残念会の話しですか。銀座で豪勢にやりたいですね」
「うーん、そんなことはマイネルコンドルがダービーを制覇するより確率は低い」
「はあ、そうですか。では残念会の場所ってどこですか。チムニーあたりですか」
「違う。そんなの決まってんだろ、木場公園だ」
やっぱり思う弟子達。トホホ・・・


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この物語は、本当のことも書かれておりますが、基本的に フィクションです。実在の人物・団体・事件などにはいっさい関係ありません。また関係者?以外 の方が読んでも内容がよく分からないと思います。御質問があればメールをお送り下さい。答えら れる範囲でお答えしたいと思います。