お酒に熱中



 宇多田ヒカルの歌は、"Addicted to you"だったかな。ところでAddictionといえば、酒やたばこや薬物などの常習のことを意味する。

 ちょっと飲酒状態の自己診断テストをやってみよう。

1酒が原因で、大切な人との人間関係にひびが入ったことがある。
2せめて今日だけは酒を飲むまいと思っても、つい飲んでしまうことが多い。
3周囲の人から大酒飲みと非難されたことがある。
4適量でやめようと思っても、つい酔いつぶれるまで飲んでしまう。
5酒を飲んだ翌朝に、前夜のことをところどころ思い出せないことがしばしばある。
 このテストで2つないしは3つ該当すると、重篤問題飲酒群と判定される。すぐに医者に行ったほうがいい。あいにく私は大酒飲みでないので多少きつい言い方になるかもしれないが、ごかんべんを。これまでにも酒飲みに迷惑をかけられたことは何回もある。酒は楽しく飲みたいのに、からむ奴、くだをまく奴。いいかげんにしてほしい。ゆっくり飲みたいのに、やたら注ぎまわる奴。カラオケを強制する奴。これも迷惑だ。

 しかし酒飲みが身近にいると便利なこともある。ちょっと仕事帰りに寄っていこうかと思ったときに、店をよく知っているのだ。ちょうど年寄りがトイレの場所を知っているのと同じ。また接待もうまかったりする。そんな中の一人が、ガン保険に入った。自分はおそらく肝臓癌で死ぬと予測しているわけだ。酒飲みは、死を覚悟して飲んでいる。そこまでいくと私などは黙って引き下がるしかない。

 ふだんはかなり飲んでしまう人でも、土日だけでも飲まずに休肝日を2日続けてとれば、きっと末永く酒とつき合えるだろう。もっともそんなことができるくらいなら、重篤問題飲酒群と判定されるわけがないか。

(1999-11-29)