21世紀は、お笑いだ!21世紀は、お笑いだ!、と本気で思っている。これからの若者の基本的素養として、人を笑わせることを芸のレベルまで身につけることを提案したい。ただし、おもしろいことの一つも言えないような奴とか、ばかにしちゃいけない。 小学校の低学年まではおもしろい奴だったのに、日本の学校や子どもの世間で生きていくうちに、その貴重な素質を失っていく子どもが多いような気がする。 ここのところ、NHKがたて続けにお笑いを取り上げた。「クローズアップ現代」では、研修にお笑いの芸人を講師に呼ぶ企業や、漫才を仕事に生かしている信用金庫などを紹介していた。別の番組では、アチャラカを取り上げ、八波むとし、三木のり平などの芸を紹介し、新しいタイプの演劇人にインタビューしていた。 私は、演劇は特殊な人の趣味だと思っているので、お笑いの芸はぜひテレビでやってほしい。このあたりプロデューサーがちょっと怠慢なんじゃなかろうか。たとえば立川談志のライブを録画して放送したり、ビートたけしには、高田文夫を相手に好き放題しゃべらせたり、そんな番組を作ってほしい。 それとは別に、オーソドックスな芸を見せる番組を週に1回は見たい。司会は、牧伸二にしようか。最近、ウクレレがちょっと流行ったらしく、久々にCMで見かけた。じーさんになって「あ〜あ、やんなちゃった」とやっていても、芸は死んでいない。
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