トイレが呼んでいる



足しげく本屋にかよった時期がある。休日に近所の小さな本屋で立ち読みしていると、もよおしてくるのだ。あわてて家に飛んで帰り、安堵のため息をつく。毎週のように、そんなことを繰り返していた。

仕事帰りに大きな本屋に寄っても、そういうことはマレだった。緊張がほどけてないからか。

それからしばらくして、「本の雑誌」の投稿欄がその話題で盛り上がっているのを発見した。自分だけじゃなかったんだ。あやうく特異体質と思い込んでしまうところだった。

バランスのとれた食事をとり、適度な運動をし、ストレスを減らせば、便秘になることはまずない。いつもそんな暮らしができるとはかぎらないので、手当てが必要になる。

あまり神経質になることもない。1日や2日でなくたって、だれが文句を言うわけじゃなし。しかし、体調の異変に気づく鋭敏さは必要だ。私の場合、肩こりのほかに頭痛が併発したら黄色信号だ。すぐさまストレッチをはじめる。

ついでに風呂上りにも。このとき肩こり用のストレッチを入念に行う。これでたいていは解消する。絵を描いて肩がこる八代亜紀も、同じストレッチをやっている。

ほんとは肩こり用を便秘用にアレンジしたストレッチなのだが、ちょっと恥ずかしいのでここには書けない。

(2007-01-12)