アルプスの少女ハイジ



「アルプスの少女ハイジ」の劇場版は、最前列で見た。「クララが立った」がパロディになるくらいだから、名作というには気がひける。それなのに、テレビ版を再編集しただけの作品だというのに、涙腺がかってに反応する。こういうのは最前列にかぎる。

屋根裏でハイジが寝るときのふわふわ感、シーツが宙を舞い、ゆっくりと降りてくるイメージが残っている。ほんとにそんな場面があったかどうか、あやしいのだけど。レイアウトを宮崎駿がやったという話を聞いて、今さらながら納得。宮崎は、動きが観客にあたえる影響、つまり動きの生理をよく知っている。「崖の上のポニョ」の公開にあわせて、レイアウト展も開催された。

(2009-04-25)