ものかきになったOL作家のエッセイをあまり読まないので、群ようことは初対面。まずは、対談から入るとしよう。 『驚典』では、9人のひとと対談している。どの人も異色といってよいだろう。なかでも、内田春菊と編みものの話をしているのには驚いた。人は見かけによらないなんていったら、怒られるかな。一番安心して読めたのが、森まゆみ。やはり同世代ゆえか。この年代にはものかきがいないので、絶滅危惧種としてお二方にはがんばってもらいたい。 出久根達郎との古書対談では、やはりご幼少のころからの読書家であることが判明。私のようなにわか読書家では、とうていたちうちできない。脱帽。 装丁もちょっとしゃれてる。このあたり彼女のリクエストがあったのかな。こんな上品な話ではつまらないという方は、『鳥頭対談』をどうぞ。
|