まえがきはじめまして、作者のquimito(キミート)です。 かつての私は、何かおもしろい本を読みたいのだけど、新聞の書評は役に立たないし、ブックガイドでも買ってくるか、くらいしか思いつかなかった。そんなときに友達が「こんな本があるよ」と教えてくれて、自分の知らない世界を知ることが多かったように思う。しかし年を重ねるにつれ、だんだんそんな機会もなくなってしまった。 今でも、目からウロコが落ちるような本に出会いたくて、ついつい本を読んでしまう。そうすると、「こんなおもしろい本があるよ」と人に伝えたくなる。そんな想いからできたのが、『quimitoの本箱』です。 たいていの人は、とくに趣味でなくともテレビや映画を見たり、音楽を聴いたり、本を読んだりするでしょう。私もそれと同じです。ですから本の選び方も行き当たりばったり、読み方も本の主題とは違ったところをおもしろがる、といった感じです。 それぞれの文章の書き方はまちまちで、本を読んだときの気分しだいです。なるべく取り上げた本の○と×の両方を書くようにしています。 それでは、本箱の中をのぞいてみてください。 (2002-05-05) |