戦わないということ『非戦』は坂本龍一が中心になり作っただけあって、ミュージシャンが多く参加している。マドンナ、大貫妙子、TAKURO、桜井和寿、佐野元春など。寄せ集め的な印象はあるけど、メーリングリストから本をスピーディに作ってしまうという試みには拍手を送りたい。 内容はいかにもという主張が多くて、素直に読めないところがあった。一番印象に残ったのは、チャルマーズ・ジョンソン教授へのインタビュー。この国際政治学者は元政府関係者で保守主義者なのに、米国の外交政策や日本の首相を痛烈に批判している。あれから1年。この人の意見をもう一度聞いてみたい。だれかインタビューしてくれないかな。 空爆をするしないと騒いでいたころ、もし日本で国民投票をしたらNoだったのではないか。民意を反映させたときに、日本がこうむったかもしれない不利益は何だったのだろう。それがわからない。ここを明確にするのが首相の役割だと思う。
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