マンガ「ガラスの仮面」とは知っている人にはいまさらながらの話だけれど、『ガラスの仮面』とは、昭和51年(1976)から「花とゆめ」という少女向けの雑誌に掲載されているマンガで、作者は美内すずえ。お目々ぱっちりの少女に、美形の男性陣、あちこちにロマンスを配置しながら、成長していく少女の一代記をつづっている。絵を見るだけなら、パターンどうりの少女漫画。でも内容は見てびっくり。 あらましを説明すると、何のとりえもない少女北島マヤが13歳のときに演劇に出会い、永遠のライバル姫川亜弓と競い合いながら、女優として成長していくストーリー。究極の目標として、まぼろしの名作「紅天女」を演じることをめざすのだが、とくに劇中劇がてんこ盛りですばらしい。私のつまらない説明よりも、原作を見るのが一番。まずは、第1巻を手にとってみてください。
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