マンガ「ガラスの仮面」とは



 知っている人にはいまさらながらの話だけれど、『ガラスの仮面』とは、昭和51年(1976)から「花とゆめ」という少女向けの雑誌に掲載されているマンガで、作者は美内すずえ。お目々ぱっちりの少女に、美形の男性陣、あちこちにロマンスを配置しながら、成長していく少女の一代記をつづっている。絵を見るだけなら、パターンどうりの少女漫画。でも内容は見てびっくり。

 あらましを説明すると、何のとりえもない少女北島マヤが13歳のときに演劇に出会い、永遠のライバル姫川亜弓と競い合いながら、女優として成長していくストーリー。究極の目標として、まぼろしの名作「紅天女」を演じることをめざすのだが、とくに劇中劇がてんこ盛りですばらしい。私のつまらない説明よりも、原作を見るのが一番。まずは、第1巻を手にとってみてください。
     
  • ガラスの仮面 美内すずえ 白泉社 1994- 白泉社文庫 1-23巻
     コミック版だと40巻以上
(1998-06-22)