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たとい全世界を・・・


 この記事は、伝道出版社のトラクト「この花の一つにも・・・」を、同社の許可を得て使用し、管理者(pisgah)の責任において、リライトしたものです。使用に御快諾いただいた同社に、心からの感謝を申し上げます。


 イスラエルのソロモン王は、その知恵と財宝により、イスラエル王国を大いに繁栄させた名君です。ソロモン王の知恵は、日本の大岡裁きの中にまで入り込むほど有名です。

 たとえば、死海沿岸にソロモン銅山という銅山がありますが、そこでは三千年の昔に朝夕の谷風を利用したふいごを用いており、彼の知恵のほどがわかります。そのソロモン王のことばに、

 実に、知恵が多くなれば悩みも多くなり、知識を増す者は悲しみを増す。
(旧約聖書・伝道者の書第1章第18節)

とありますが、その通りだと思いませんか。

 子どもから大人へと成長するにつれ、あるいは勉強や研究に励むことによって、私たちは知恵を増し加えていくことができます。しかし、それは人間の幸福とはそれほど関係がありそうには思えません。知恵のある人ほど、より幸せであるとは、必ずしも言えないようです。また、子どもの方が大人よりも幸せそうです。

 経済的な富についてはどうでしょうか。

 私はまた、銀や金、それに王たちや諸州の宝も集めた。
(同第2章第8節)

 ソロモンの財宝について聞いたことがあるでしょう。彼の王宮には毎年20トン余の金が運び込まれ、兵士の盾やすべての器具は金、王座は象牙、銀は『いやしめられて床に敷かれた』といわれます。彼はしたい放題のことができました。
 
 私は、からだをぶどう酒で元気づけようと考えた。……私は事業を拡張し、……庭と園を造り、そこにあらゆる種類の果樹を植えた。木の茂った森を潤すために池も造った。私は男女の奴隷を得た。……私には誰よりも多くの牛や羊もあった。……私は男女の歌うたいをつくり、人の子らの快楽である多くのそばめを手に入れた。
(同第2章第3〜8節)

 彼はまず酒を楽しみました。次に大事業を行いました。壮大な王宮や多くの庭園も造りました。男女の奴隷を持ちました。さらに300人のそばめを囲いました。

 それは悲しい人間の宿命です。若いうちは酒、次に仕事に熱中し、そして家を建てる。その後は支配欲に燃え、また女遊びをする。程度の差こそあれ、いつの時代にも、どこにでも見られる光景です。後に信仰に立ち返ってこの『伝道者の書』を書いたソロモンは、子どもたちに、

 空の空。すべては空。なんと、すべてが空しいことよ。風を追うようなものだ。
(同第1章第2節、第2章第11節)

と書き残しました。
 

 わたしたちは、自分の人生で、ソロモン王を超える体験をすることはできないでしょう。ソロモンにははるかに及ばない、ささやかな人生しか送ることはできないでしょう。しかし、わたしたちの一生は、そんなに空しいだけのものでしょうか。
  

 人の命は持ち物の豊かなるによらざるなり。
(新約聖書・ルカの福音書第12章第15節)

 新約聖書に、愚かな金持ちの話があります。

 ある金持ちの畑が豊作であった。そこで彼は、心の中でこう言いながら考えた。
『どうしよう。作物をたくわえておく場所がない。』そして言った。『こうしよう。あの倉を取りこわして、もっと大きいのを建て、穀物や財産はみなそこにしまっておこう。そして、自分のたましいにこう言おう。「たましいよ。これから先何年分もいっぱい物がためられた。さあ、安心して、食べて、飲んで、楽しめ。」』

しかし神は彼に言われた。『愚か者。おまえのたましいは、今夜おまえから取り去られる。そうしたら、おまえが用意した物は、いったいだれのものになるのか。』

自分のためにたくわえても、神の前に富まない者はこのとおりです。
(新約聖書・ルカの福音書第12章第16〜21節)

 何が愚かなのかおわかりですか。これは、人生の総決算を迎えたとき、自分の本当の必要のために何も準備していなかった人の姿です。


 人は、たとい全世界を得ても、まことのいのちを損じたら、何の得がありましょう。そのいのちを買い戻すのには、人はいったい何を差し出せばよいでしょう。
(新約聖書・マタイの福音書第16章第26節)


 まことのいのち、それはイエス・キリストを知り、神とともに親しく歩む道であり、今の生涯においても後の生涯においても楽しむことのできるものです。

 わたしが来たのは、(人が)いのちを得、またそれを豊かに持つためです。
(新約聖書・ヨハネの福音書第10章第10節)


 クリスチャン、つまりイエス・キリストを個人的に信じ、知っている人々は、この「いのち」を持つことの楽しさ、豊かさ、素晴らしさをよく味わうことができます。そして、聖書の中に示されたイエス・キリストを知る人は、誰もがソロモン王にまさる生涯を送り、全世界を得ることにまさる「いのち」を楽しむことができます。

 どうぞ、聖書をお読みになり、このイエス・キリストという主人公に触れてみて下さい。

 

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