水沢は、初めてT.M.R.のライブに行く友達と一緒。(席は離れていたんだけど)
なものだから、わたしが初めてライブに行った時の事を思い出したりしてみた。
「正直な感想。西川くんてホントにいたんだ〜」
と、友達。
わたしも5年半前、そう思ったよ。
ライブ参加の回数も重ねて、
1つのツアー中に何本か行ったり
よい席にだって何度か当たったりもして、
最初ほどの感動を味わえてないんじゃないか、って
最近、よく、思ってしまうの。
1本1本のライブを待つ間の気持ち、
終わった後何日も思い返しては味わう気持ち、
以前の方が大きかったんじゃないの、わたし?
ABORT//CLEAR
魔弾
Pied
Pipper
Juggling
NEO SPHERE
BRIGADE
Meteor−ミーティア−
Tide
Moon River
HEAT CAPACITY
IMITATION CRIME
urban
beast
I.D.
Out Of Orbit
LOVE SAVER
INVOKE
en1・
BLACK or
WHITE?
BOARDING
en2・
VITAL BURNER
今日の西川くん、
あんまり笑ってなかったな〜。
最初の2〜3曲くらいで、まず感じた印象が、「クール」。
その後も、淡々と曲を一つずつ、終えていく感じが。
ガラスケースに仕切られてる気がした。
その中で燃えてる炎を、こっちから見ている客席、というふうに。
というのも、この土地に西川くんがやってくるのが初めてで、
当然初めての人も多く、
(他の土地からコアファンがやってこれるほど交通の便のいいとこじゃない)
すごく盛り上がってはいなかったのよ。
盛り上がり方が普通…!?フツーって、ありえねぇ!
でも今日の西川くんは怒らず、
「今日のMCやアプローチはマイルドに行ってます。
いつもは全員をビンタするつもりでやってるんですけど、それやったら引かれるから。
初めての場所で、もう二度と来ない!って言われるのもねぇ」
という受け止めスタンス。
なのであまり追いつめられなかったけども。
実はこの日の席は、1列目の1番右端。
人生2度目の1列目なんだけど、
1列目って期待が大きい分、実際そんなにいいものでもない、
なーんて思っちゃってる。
西川くん、左の方にばっかり寄ってたの。
左側の2階席の張り出し部分にいた友達が言うには、明らかに左の方がノリがよかったそう。
うん、見えてなかったけど、そうだろうと思ってたよ。
なんか最近、わたし所属するブロック運がないな。
頑張ってはいたんだよ、わたし。
でもこういうのって一人じゃさあー!塊での見え方はさー!
でも終わってから外に出た人たち、みんな「楽しかった!」って言ってたな。
「楽しかった」という言葉で表されるのは少し不思議な感じがした。
「すごかった」って言って欲しいのかも。
「楽しかった」は想像の範囲内、「すごかった」は想像の範囲外、って感じがする。
友達も、「一番うれしかったのは、会場が一体になってすごい盛り上がってて、
西川くんも楽しそうに歌ってたこと。それに尽きる」って言ってたから、
わたしの感じ方が全員の感じ方ではないはずだけどね。
しっかし西川くん、美しいなあ。かっこいいなあ。
わたしを見て欲しいよ。
すぐそばで顔を見て、身を翻して去っていったのを見て、せつなくなったよ―――。
■2003年7月20日(日)
LIVE REVOLUTION 03
「coordinator」
仙台サンプラザホール
このツアー4回目の参加にしてやっとわたしのホーム、仙台で西川くんを迎えられるぞ。
雨予報も西川くんが晴れ男っぷりを発揮。
席は2階席の2列目、右端から4番目。
2階席と言ってもサンプラザは近い。見える見える。
そして出だしから西川くんは全力!やったあ!
2日前のストレスもあったかも。
会場の反応も速かった。
言ってみれば「全身性感帯か!」過敏になってる感じ。
あおりに応える歓声、衣装の紐を解いたりでもすれば即反応。
そうなるとやっぱり西川くんの声もますます力を増して、
本当に、1曲ごとに「すごい」って言ってしまった。
客席も合わせた塊に向けた、「すごい」だったりもした。
「Juggling」でスタンドマイクを使ったセクシーな振りも冴え冴え!(水沢じゃ、出来なかったね〜)
手加減なしの全力でボールを叩き込めるような安心感、伝わってきたよ。
ABORT//CLEAR
魔弾
Pied
Pipper
Juggling
NEO SPHERE
BRIGADE
Meteor−ミーティア−
Tide
Moon River
HEAT CAPACITY
slight faith
LIAR'S
SMILE
I.D.
Out Of Orbit
LOVE SAVER
INVOKE
en1・
WHITE
BREATH
BOARDING
en2・
VITAL BURNER
始まりの3曲の後、
「お前らの為にもう一度言おう!ウエルカムトゥーライブレヴォリュウショオ―――ン!」
オレンジのライトは炎みたいに見えた。
「Pied
Pipper」で”動け”で弦を弾いた腕を
”夢の音色に導かれ”のところで伸ばしたままでいるの、好き。
「NEO
SPHERE」の時は、いつもより多く、光があふれたようだった。
そこから「BRIGADE」に入る切り替えの時の、
後ろ向いててを挙げていたポーズから、前を向いて重心を落とす時も、
むちゃくちゃキマってるんだよね!
それ見てテンション上がったなあ。西川くんもこの曲ですでにヘドバンしてたし。
曲が終わって客席を見渡す様が満足げで、こっちも気持ちよくなるよ。
「Meteor」は相変わらず聴いてて拳にすごく力が入って。
もっと体の奥で受け止めたい、って思うよ。深く、受け止めたい。
MCもとばしてた。するする――っとすべっていった、どこまでも。
水沢の後、仙台に入ってたんだって。空いてる1日はぶらぶらしてたって。
ええー!街を歩いていたの!?と反響もひとしお。
「何ですか、僕はホテルから出るなと?お前ごときが仙台を踏み荒すなと言いたいわけですか?」
いやいやいや。
映画。「みんなの聞きたいことは分かってる、何を見たか、でしょう?『メイトリックス』を。
ここでマトリックスじゃなく、メイトリックスって言うところに、僕の魅力の80%くらいがあるね」
曲もギターで弾いてくれた。「歌わない」って言いながら。
買い物。「どこにー?」
「何でお前らにいちいち報告せなならんねん。俺の行動は逐一報告するのか?(笑)」
「タンクトップばかりを。せっかく鍛えた大胸筋を見せておかないと。
この、体脂肪を極端に減らすことによって作り上げた肉体を。
誰に愛されるわけでもないんですけど」
「何かヘンなノリになってきたんで、曲行きましょう。
舞台監督がそこ(舞台ソデ)でカツカツ、と靴を鳴らしてるんですよ。
MCだけでこのまま終わるのかと思った、って厭味言われるんです。
後でボコボコにされないために、曲に行きます」
「1年以上待たせたのが、かえってよかったんじゃないかというくらいです」
うん、熱かった。今日の仙台。
「Out Of
Orbit」でも、「INVOKE」でも、たくさん客席に歌わせてたね。思いっきりの拳。
わたしだって全力を出したい。
「LOVE
SAVOR」で「ついてこいよ――!」
このあたりは怒涛だよね。
そして、わたしの中のリミッターが完全に外れたのは
「WHITE
BREATH」!
だってもう、やっぱり一番好きな曲だから。
それをその場になって演るって分かる、アンコールで予想なしに出されたんだもん!
「歌え!」って言われて、考える間もなく、「凍えそうな…」って勝手に声が出てきたのに自分でびっくり。
「足元ご注意!」も、条件反射なんだよ。
ここまで沁みついてたか。もうー!!興奮したーー!!
そこから指を差した手を挙げて「BOARDING」
ほんっとーに、なんて声だろう。
今歌っている歌詞を伝えてるんじゃない、
その向こうの、西川くんの中にあるものを伝えているんだ、とものすごく思った。
生きてく姿勢とかさ。
やっぱりそういうものが好きだから、一時期のファンではないわけだし。
何か特定の曲ありき、ではなく、西川君の生き様ありき、なんだよね。
最後にみんなを黙らせて、マイクなしで「また会おうぜ!」
「頑張った」ではなく、やらずにいられないからやった、っていう気持ちだー。暴れ終わって。
もっとこんな時間ばかりを、積み重ねたいね。
積み重ねるならこんな時間を。
あ、そーだ、こんなこと言ってた。
「この先もみんなと一緒に行けたらいいと思っています。
仙台にもまたすぐ来られるようにしたい。
妙な浮気心とか出さずに待っていて下さい。」
…ドキ。
一緒に行った友達の言葉。
彼女は仕事柄もあっていろんなステージを見に行く機会が多いんだけど、
「西川くんはだれも置いてかないのが、すごいって思う。
他の人の時に、置いていってるっておもうわけじゃないんだけど、
誰も置いてってないって、あえて、思うんだよね」
そう、ライブの感想って、”あえて”思うことなんだよね。
■2003年7月27日(日)
LIVE REVOLUTION 03
「coordinator」
東京国際フォーラム・ホールA
追加公演の東京最終日。
今日の特記事項は、
1・いよいよずーっと準備してきた新しいことをやるぞ表明
2・アンコールがスペシャルメドレー&リクエスト対応
あと、
今回はあえてホールで、っていうところにこだわって、
自分自身はいろんな所を回れた充実感がすごくあった反面、
チケット取れなかった人がいる、っていうことを認識してる、って。
それをお留守番の友達がいたら伝えて欲しい、
って言ってたので、ここに書いておくね。
他、情報系は、
「アメリカ行きます。ライブしに。ゲストで招ばれたので。」おお〜。
「おたくなコンベンションなんですよ」ということなので
TVとかでは見られなそうだね。
「ビデオも出ます。普通カメラがだ〜っとあるでしょ、違うんですよ。
面白いことしてます。…面白くないって言われたら、どうしよう…」
「移籍もします。Sony内移籍なんですけどね。
そんなに引くと思わんかったわ〜、移籍ごときで。」
ABORT//CLEAR
魔弾
Pied
Pipper
Juggling
NEO SPHERE
BRIGADE
Meteor−ミーティア−
Tide
Moon River
HEAT CAPACITY
IMITATION CRIME
urban
beast
I.D.
Out Of Orbit
LOVE SAVER
INVOKE
en1・
臍淑女〜HIGH PRESSURE〜HOT
LIMIT
WILD RUSH
BOARDING
en2・
VITAL BURNER
席はだーいぶ後ろの方だったんだけど、
西川くんが、ここまで、一番後ろまで
声を、熱を、届けようとしてくれている、
わたしも西川くんがいるステージまで想いを届けなくっちゃあ。
西川くんの顔も衣装も見えやしなかったけど、動きはみえていたよ。
眩しいライトに目が眩んだりしてない時は。
前の方じゃ逆に分からない、会場全体の空気感を味わっていた。
「ウェル」「カム」「トゥー」「ザ!」「ライブ・レボリューション!!!」
「Juggling」の、「何でもアリの」のとこ、「やっぱ、いいわー」だよ、たまんないね!
アンコール、盛り上がったなー。
ツアー内で何度か行ってて曲順分かってるから、
その時まで何の曲がくるか分からない部分があってうれしかった。
しかもこの日は1曲分多いじゃん。
「このコーナー、演る曲を決めてないって言ってて本当は決まってんじゃないか、って言われてるから、
お前!何がいい?」
「WILD
RUSHだそうです
いかにこのコーナーが流動的でいいかげんであるか」
わたしが聞かれたら!って思ってぱっと思い付いたのは「LIGHT
MY FIRE」でした。
新曲なんてしないかな〜、とも思ってたんだけどね、それはなかったか。
次に聞く曲は、どんなになってるんだろう。
「B★E★S★Tを出した後のタイミングでしようと思っていたこともそろそろ始められそうです。
いろんな環境を整えるのに、こんなにかかってしまいましたが」
不安を感じるけど、何か始めようっていう時には不安があるのは当然。踏み越えて行こう。
それでも進もう。
わたしは西川くんについていく。そう決めたんだから。
そんなんで、アンコールに「HIGH
PRESSURE」なんかを盛り込んだメドレーしちゃうもんだから、
これまでのT.M.R.のけじめかー!?なんて思ったり。
「BOARDING」の後、
「本当に、今日は会えてよかった」って言ったきり無言で胸に手を当てて礼をして退がったのも
またT.M.R.封印しちゃったりしたらどーしよう、って思ってしまう。
たとえそうなっても西川くんは歌いつづけるだろう、
わたしはその姿を見ていくだろう、
だけど言葉にして「これまでのことは終わりです」と出されるのは悲しいんだよ、難しいね。
こんな時だから最後の最後にまた意味深な発言したりするかも、って思ったけど、
「VITAL
BURNER」を終えて西川くんがお辞儀したところで出ざるを得なかった。…走れ、わたし。
交通費かけて東京に来て、
でもやっぱり、来てよかった、っていつも思うんだよな。
このライブの空間は、わたしたちのものだっ!と思った。
こうして西川くんと同じ所にいられる幸せを、けっして手放したくない。
そう心に改めて誓ってしまった。
「お前らとつくるこのグルーブ感は、すごく大切なものだから」