しばらく雨が続いていたけど、それを断ち切る西川くんの晴れ男パワー。
サンプラザは小さいから、どんな席でも残念がるには及ばない、っていう会場なんだけど、
今回の3階端の席はよくなかったなぁ〜。
西川くんが登場する階段上が、カーテンを束ねてたわんでいるところに隠されちゃってんだよぅ。
会場確認してれば前もってわかるじゃんか、そのカーテンよけとくこと出来るじゃ〜んっ。
スクリーンも半分以上隠れてたし。
わたしは一度東京公演で見てるから映像の内容も分かるけど、わたしが一緒にチケット取った友達には悪かったなぁ。
1曲目の『HIGH PRESSURE』の2番が終わったぐらいでやっと階段を下りて姿が見えるか、って登場で、
早く!早く下りて!
でも3階席ってことで、ステージ全体がしっかり視界に収まってる、という見え方だった。
どんな色や形や範囲のライトが使われてるのかがすごくよく見えた。
今回のステージって、基本的に暗いんだよね。
中央の前後に小さいシャンデリアがあるけど、スクリーンの明かりが一番大きいくらいで、
ピンスポがステージの内からも外からも照らしたりする。
そして”少し大きめのライブハウス”って感じのサンプラザだから、
ライトは大盤振る舞いに客席も含めて当たってる。
そして西川くんの全身が見える。カッコイイ。
そう、距離はとても近いんだよね。
『HOT LIMIT』でギター二人と三人で客席寄りに並んでる姿、迫力があったな。赤いライトの中だった。
まとわりつくマントを払いのけたり、むしり取るように衣装を脱いだり、
そんな乱暴さに、ドキドキする。
今日の西川くんは、のびのびしてる。
なんだろ、もしかして少しもの足りないかもというくらい、思った通りの反応が返ってきてるふうに感じられた。
おしりにつけたファーを妖しい腰つきで揺らしちゃったり、ぐるんぐるん回ってたりする西川くん、
こんな曲間の姿を見られることが、やっぱり切り取られちゃうTVなんかとは違うよね。
1・HIGH PRESSURE
2・HOT RIMIT
3・Joker
4・Web
of
Night
5・INVOKE
6・Zips
7・夢の雫
8・AQUA LOVERS
9・vestige
10・THUNDERBIRD
11・WHITE BREATH
12・crosswise
13・夢幻の孤光
14・ignited
15・魔弾〜Der
Freischutz〜
16・LOVE SAVOR
17・Twinkle Million
Rendezvous
en1-1・BOARDING
en1-2・HEART OF SWORD〜夜明け前〜
en1-3・CHASE/THE THRILL
en2・LIGHT MY FIRE
最初のMCは『魔弾』の前。
「一年ぶりに帰ってきたぞ!」
「一年を通じてロマンティックな日はいくつかありますが、やっぱり、日本人やし、
この特別な日に仙台に帰ってこれてうれしいです!」
”帰ってきた”って表現をしてくれること、やっぱりうれしいな。
「7月7日、場所どこだ!?ここ仙台!」
「7月7日にライブって、スゴくない?10周年の2006年に。
たまたまこの日に仙台で、仙台七夕、と思ったら、8月なんだよね。
うまいこと今年ぐらいずらせよ。
また8月に来れたらよかったのに。(拍手に対し)いやあ、だから、よかったのに、って言ってるの。」
「しかも金曜日。男と女がすごいことに。(と、両手を後ろと前で順に叩く、なにやら卑猥らしき動作)
お母さん、お子様の目をふさいで。そうです、ふさいであげて」
「チビッコは、夜中起きちゃダメだぞ。」
「あらぬところからいろんなものが出てしまったり。
男だけじゃなく、女の子もですよ!」
「なにもこっち(話)にいかなくても、といつも思うんですが、どうしてもこっちに行っちゃうんだよ。」
「野郎、いるかー!
空にはミルキーウェイ、白く濁らせちゃって下さい!」と曲へなだれ込み。
あとは、MCは『Twinkle〜』の前と、アンコールに入ってから。
「毎年毎年ライブで地方をまわって、
こんな効率の悪い事しなくてもいいじゃないか、と思う人もいるだろうし、実際そういわれたこともあるし」
えっ、ホントに?そんなこという人がいるの?
あ〜、大きな会場でいっぺんに集めた方が楽なのに、っていうのかな?
もし西川くんが、今みたいにホールクラス中心にまわってくれる人じゃなかったら…
わたしのライブ参加意欲は違っていたのかなぁ?わかんないけど。
「ここでしか感じられないものがあるから、やってる。
ひとつたりとも同じ時、同じ瞬間はなくて、そこにしかないものに誇りを持って、やっていこう。」
というようなことを。
ちゃんと西川くんの言葉で記憶できてればよかったんだけど。
そういうことを言ってくれるのは、とてもうれしいことだから。
わたしにも、ライブに行ったりすることがバカみたいだと言う人もいて、そういう人には、
西川くんを知ったことがこれまでで最大のターニングポイントで、西川くんの存在が成長をさせてくれる、なんてこと、
言っても仕方ないと思うもん。
西川くんは、わたしたちに届くと信じてくれてるから、言ってくれるんだよね。
「これからも、バカみたいに汗を流して、血を流して、
効率の悪い方法で、オレらしく、オレららしく、愛情を分かち合いたいと思います。」
そしてアンコールで。
「ここからはチケット代以上のものですよ。いわばサービスです。
マクドナルドでいうところのスマイル0円、安心0円。」
あ、今日はTシャツAの赤。
「来た途端、牛タン食べた。
不思議なもんで、東京にもあるんですけど、ここにこなければ味わえない、っていうのがありますよね。
オレあの、付け合せの唐辛子の味噌漬けみたいなの、あれがいいんですよ。」
あ、アレね♪
「なんだコレ!?って、イラッとする笑」
うん、素通り出来ない不思議なヤツよね。
「牛タン、今、少ないの?高くなってるの?
そう、メニューが増えてたり。”ラム、始めました”とか。牛タン屋なのに、ラム!」
「オレもずっと牛タンは焼きだと思ってたんですけど、
この前、東京なんですけどゆでタンっていうのを食べて、
(声をひそめて)すごくおいしいんだ、これが。
トロットロで。」
「でも、いい加減牛タン牛タンって言われるの、イヤでしょ?
オレも琵琶湖琵琶湖って言われるのイヤだもん。他にもいっぱいいいものあるのに。
仙台に住んでるからって、意外と食べないんでしょ?オレ知ってんだ。」
「でも仙台の人は牛タンばかり食べてる、って思われてる、パブリックイメージがね、どうしてもあると思うんですけど。
オレもいまだにコレ(ハイプレの振り)でしょ?って言われる。
こうやって全国まわって魂と魂のやりとりをしてるわけですよ。
なのに最近も、普通にご飯食べてる時、”T.M.じゃんクスクス”
なぐってやろうと思いますね。しかもこの(パンチの)後、これ(肘)も入れて」
「そんな時、”オレ、許せないっすよ”ってやりたいのが、ジュンジ。
”やめとけって””いや、黙ってられないっすよ”という小芝居を常にしたがってるのが笑。」
「でも逆にすごいことだと思いますけどね。
話をしたこともない人がオレのことを知ってくれてて。
普通に生活してたら、話をする人は限られてくるわけじゃないですか。
でもこうやって、一度に2千人、3千人という人と会えて。」
ステージセットが横に長くてバンドメンバーがよく見えないのでは、と、
メンバー一人一人に喋ってもらう場面もあり。
お題は「お前ばっかり喋ってんじゃねーよ、オレにも仙台大好き、ってことを言わせろ!」
最初はジュンジさん。
「牛タンを食べたかったんですが、緊急ダイエット中で。
僕は西川くんも言ってた唐辛子の味噌辛、あればかりを。」
「緊急ダイエットってどういうこと?明日までにやせなきゃいけないの?取り急ぎ、ダイエット?なんで?
夏だからなんだ?OLかっ!」
気に入ったフレーズらしく、移動しながらさらに三度、「OLかっ!」
「オレ、ダイエットしたことないんだよね。
好きなだけ食べて、好きなだけ寝て、好きなだけ不規則な生活してるのに、ずっと変わらないんですよ。
いつか一気にくるのかなあ?」
イクオさんは「宮城といえば、ヘアメイクの宮城さん。今日も少し髪を切ってもらったんですけど、
そんな宮城さんが大好きです。」
「仙台の話、って言ってんのに。宮城浩でしょ?出身沖縄だし。
宮城さんへの、告白でした。」
柴崎さんは、「この会場(仙台サンプラザホール)は武道館の小さいの、みたいな感じがします。」って話。
いいね、武道館ライブへの想像が膨らむね。
でも西川くんは武道館で8月にやるぞ、ってことを特に言わなかった。
仙台から行く人、ってあまり想定されてないのかな?
仙台は一年に一回、また来年、って態度だったよな。ふ〜ん?
「さて最後はこの男ですよ。」すべてを持っていく男、スナオさんの話は、
「仙台駅にあった水槽をいつも15分くらい眺めてたんですけど、最近ないですよね?
今日は遅刻したのでそれどころじゃなかったんですけど。」
いつものようにマイクを奪い取る西川くん。
「そう、遅刻したんですよこの人。
その水槽は、場所が変わったの?同じ場所にあるの?」
「なんで答えねーんだよ!さっきまで”あるー!”って言ってたのに!
同じ場所にあるの?じゃあなんでスナオさんは気付かないの?節穴かっ!OLかっ!」.
「仙台、ホントは2DAYSだったんですよ。7、8と。」
ぬゎにぃ〜〜!?
「でも9日に静岡の会場が取れてしまったんですよ。」
静岡とわたしたちと、どっちが大事なのっ!?
「機材の移動で一日かかってしまうんです。」
何もないステージに、西川くんの身一つで歌ってくれっ!
「なるべく早くまた来るから。」
ぶ〜。
2度目のアンコールでは、「まだ帰さねーよ」と登場。
7月7日の金曜日に、お前ら野放しにしたら大変なことになりますから。
オレが繋ぎ止めとかないと。」
「特別なこの日、特別なお前らと、だからこそこの曲を、ここで」と『LIGHT MY
FIRE』
「一年分の想いをぶつけあいましょう」
「一年に一度しか来られないわけですから、大事にせざるを得ない。」
「6/7にCD、6/21にDVDが出て、そうやって振り返ってパッケージすることも大事だけど、
こうやってお前らと向き合って、これから何が出来るか、が一番大事だと思ってます。」
「ここまでやってこれた頼みの綱、心の支えはお前ら一人一人です。それ以外、ないと思う。
これからも支えにさせて下さい。」
バンドメンバー紹介にプラス、わたしたちのことを指して
「オレにとっての、男とか女とか関係ない、
オレにとっての彦星たち!いや、織姫たち!どっちだ!?」
「(全国ツアーのライブを)できるだけ長く続けていきたい。
そのためには、願うだけじゃなく奪い取ることも必要だったりしますが。」
わたしこの言葉スキ。強くなりたい。行動したい。
『HEART OF
SWORD』を聴いて、この曲が、T.M.R.の持ち歌の中にあるんだよなぁ、って感じて、
他の曲にも考えが広がって、改めて考えてみると名曲だよなあ、ってしみじみ思った。
『BOARDING』も『LIGHT
MY FIRE』も『Twinkle Million Rendouvous』も。あれもこれも。