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 日記目次

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客電が落ち、空気が一気に変わる。赤と青のライト。何か飛んできた、って勢いで、緑の光線が客席まで射し込む。
ステージへ登場するバンドメンバー、そして、西川くん。
腕の間から見える姿、オールスタンディング、イヤカンだ!

1・Burnin' X'mas

イントロからじゃわからない、何の曲だ、何の曲だ、Burnin'だ~!
今回は、1/1にセルフカバーAl『UNDER:COVER』を出すタイミング、
『vertical infinity』よりは、『UNDER:COVER』の収録曲をおさらいしとくべき?って思ってたけど、どんな曲構成なんだろう、って楽しみにしてた。

序盤が終盤!
1曲目から、汗びっしょり。
ヘドバンしてるの見て、こないだ『POP JAM』で”ロックとは…首!”を思い出す。

コップもガンガン飛んでくる。17日にいたFブロックが、丁度飛んでくる距離(結構飛ぶなあ!)で、何度もすぐ近くの人の手にスッポリ。

キーを少し下げてる?って、最初の数曲では感じたよ。

2・HOT LIMIT(12/17)

「踊れ!」混じるラップ。うわあ~、ありえないよね!
”来い!”って手振りを、たくさんしてた。

そうそう、”ヤスヒロ的にも!”だったんだよね、なんでだろ、お父さんが来てたわけでは、ないよね?ま、別に説明はなく。

2・WHITE BREATH(12/18 2nd)

17日にはやらなかったから、うわ、この曲をイヤカンで聴かなかった年は何年ぶりだ?って思ったんだけど、
18日には聴けた。わ~い。18日の1部ではまた別だったのかな?だとすると、『HIGH PRESSURE』かな?

3・TO・RI・KO
4・Zips
5・AQUA LOVERS

あ、この雰囲気、この曲だ。
片手ずつ上げて、勢いこめてのけぞらせて、西川くんが踊るの、わたし好き。

間奏で、赤いライトが一瞬フラッシュするの、かっこいい。

この曲をライブで聴くのって、ものすごく久しぶりなんだよね。
『HOT LIMIT』のC/Wだもん、わたしがまだ、T.M.R.メンバーとして年を重ね始めた頃だったんだ。
なんだかその頃に意識を漂わせながら、西川くんを見ていた。
2番が終わった後の部分から、”今”を感じた。今の西川くんの、今の声だ、って。シャウトに、伸ばす声に。

6・夢の雫

この曲は、歌い出しからまるきり”今”のものだった。
この曲がツアーで歌われたのをわたしは聴いたことがないからかもしれないし、あんまり前の曲だからかもしれない。
この声の持つ力の強さ、今だからこそ、きっと。

歌の前や後に、ハスキーなvoiceが入るの、すごく切ない雰囲気を醸し出す。

心に鳥肌。
西川くんてば、バジリスクよろしく、辺り一帯の人を、石にしちゃってるでしょ。
そしてみんなが石にされた場を見て動けないでいる、みたいな状態のわたし。

7・vestige

イントロから、この曲に込められた重みが胸にぐっと来る。
腰を折って前に屈み、力を込めて歌う西川くん。噛み締めるように、聴く。

この曲では、羽根が降る!
最初、雪にしちゃ、大きな固まり…あっ、羽根だ!そっか、プロモの、天使の羽根だ!
17日は場所が少し後ろだったので取れなかったけれど、18日にはしっかりキャッチ。1枚は財布に入れて、いつも持っているようにするね。

8・魔弾

なんかちょっと、軽めのアレンジだ。

9・crosswise

これが聴きたかったんだ、初聴きとなる曲であり、ここのところ一番お気に入りなので。
心を合わせて、この曲の歌詞を、西川くんと一緒に歌いたかった。
”孤独が愛が天を射し”まっすぐに上を指し、”蒼穹の風誘う”横になぐ、その仕草を焼き付けておく。
期待を少しも損なうことのない盛り上がりの曲だった。

”時の露に消える”の部分を歌わせたり、今回客席にマイクを預けてくれる箇所は、自由度高かったと思う。
どの曲に限ったことじゃなく、同じ曲でもその時々で違って、不意に歌わせてた。もちろんそこに応えるよ!

「飛ばすぞTokyo!休んでるヒマねーぞ!!」
まったくその通りで!

10・夢幻の孤光

『crosswise』に続けて『夢幻の孤光』、この一連が、うれしくてたまらないツボだった。
そしてそんな、今ヘトヘトでしょ?ってとこに、だからこそ持ってくる、この曲!

11・LOVE SAVER
12・ignited

激しい動きでイヤモニ(?)が外れ、歌いながら直そうと奮闘してる西川くん。
もちろんそうしながらもズレたりすることなく力強く歌い、サビではこっちにマイクをまっすぐ差し出す。
歌の間は自分で直せるかと様子を見てた(んだろう)スタッフが間奏で出てきて手を貸すが、なかなかきちんとならないらしく、
線を引きちぎるようにむしり取る西川くん。や、野獣。一枚一枚取り去っていった上半身はすでにハダカだし。

ここまでMCはなしで、曲と曲の間も詰まってて、こんなノンストップ、初めてだ。
普通、曲の間にも多少頭の中で思考が形をとったりするんだけど、何も考えられないスピードで。

アンコールで、グッズのTシャツを着て出てきて、MC。Tシャツの色は、9公演になぞらえた9色の順序通り。バンドメンバーはそれぞれ違う色。
後述のトークは、だからすべてアンコールでの話題。

「この曲をアレンジしてツアーでやってたのって、もう、3年くらい前になるんだけど、
今回録ってても、その頃とは違う気持ちで歌えるのが、新鮮で。」

そう、だね…。
わたし、思うよ。
この先何があっても、この人への敬愛は消せるものでない。

en1-1・BOARDING

ギターが出てきた時点で、『BOARDING』か『LIGHT MY FIRE』か、と思い、しかも前奏はどちらへも始まりそうな感じだった。

わたしこの曲、好きだよ。
リリースされた頃はしっくり来なくて、ライブでも何度も聴いて、だいぶ経ったある時、あれ、これ、すごくいい曲じゃん、って胸に落ちてきた曲。
他の曲とは、好きになり方が全然違った曲だった。

歌が終わった後のギターでの締め、かあっこい~!
わたし、西川くんが『BOARDING』や『LIGHT MY FIRE』を弾いてるのを見てギター始めたのに、どっちも弾けないじゃん!
コード知らないじゃん!探らなきゃ。

en1-2・HEART OF SWORD

降る雪と、明るく照らす客電。すごくいい景色!

en2・Goin'(12/17)

始まるドラムソロ、ってことは、楽しいジャンプのあるアノ曲だね!
割と最初の方で盛り上げる曲、ってイメージだったけど、そっか、アンコールに持ってきてもいい曲だね。

en2・CHASE/THE THRILL(12/18 2nd)

思い切り、思い切り歌った。一緒に。ここで力を振り絞らなきゃ、って気持ちで。


「ここまで電車でとか、あるいは江東区から、ぐるっと回って…ここは、江東区です。(力説。)
忙しい年の暮れに、よくも集まってくれたなあ!」

「T.M.R.は来年の5月で10周年ですが、turboはこの12月で10年!」パチパチ~!
「その頃からの会員、いるか!?」パラパラ、と数人の手が挙がる。わたしもそこには入れない。
「少なっ!どこに隠れてるんだ、その頃の会員は!」
「東京は、その頃から毎年毎年積み重ねてきた所ですから。」

「今年は、『vertical infinity』のリリースでスタートし、ツアーがあって、夏のイベントがあって、セルフカバーアルバムの制作に入って…
いろんな人に参加してもらいました。たくさんの人の愛が詰まってます。隅から隅まで、じっくり聴いて下さい。」

「『徹子の部屋』にも出るし…」えっ!いつー!?
「1月の中旬くらいだと思います。”ですから…”(黒柳さんの様子を表しながら)この人、人の話全然聞いてないな、って。
終わって、”今日は有難うございました”ってとこで”そういえば、あの…”(と話を続けられて)帰れないよ、オレ」

「今日と『徹子の部屋』の、その丁度真ん中くらいに、アレですよ。皆と年越しのタイミングを過ごせることになりました。」
んっ?今年は年越しのラジオはないよねぇ、2日だよね…と一瞬考えてしまった。そうだよ、
紅白だよね!
「(番組内の)いつ頃出るか分かりませんが、お父さんお母さんに、この子頑張ってるよ、って教えてあげて下さい。
会場にいる気持ちで、見ていて下さい。気持ち飛ばしていくんで、受け止めて下さい!」

”受け止めて下さい”って言葉に、はっとした。
わたしの今年のスローガンは、”受け止めよう”で、
それはもともとは西川くんが東京ドームだとかのライブで言ってた”僕がすべて受け止めよう!”から来ていて。
実際それを今年、納得いくほど果たせてないわたしなんだけど、年末に締める機会を西川くんがくれた。
結局西川くんから答えをもらってるな、と笑顔になれた。
いつも西川くんにたくさんのものを受け止めてもらってるばかりだと思ってたけど、
わたしも西川くんのことを受け止めてるって、感じてもらえているのかな。

「…エッセイ集も出したり。これが大変だった。ホテルに軟禁だれて、ただ
ひたすらPCを打つ。服着るのもめんどくさくて、全裸に、近い状態でした。誰も会わないもん。さすがにルームサービスの時だけは着て。
内容で、カオスなところとか、無秩序なところとかは、全裸だったから、と思って下さい。こんなの言い訳になるかな。」

「毎年続けてこれたカウントダウンライブも、9年目ということで、公演数も9回。
ホントはもっと増やした方がいい、って分かってるんです。入りきれない人がたくさんいる、ってことは。
でも、9回に、したかったんだもん!9が勝手なラッキーナンバーってこともあって。
名古屋でやる、って言っちゃったし、つじつま合ってるし…。
入れなかったやつらに、くれぐれもオレが心から謝ってた、って伝えて下さい。…伝える気、なさそうだけど。」

「(カワイイって)あんまり言われると、イヤミかと思うから!
ワー、ワー…、カワイイ、って、たまにあるからきゅんとくる」

客席から紹介して、「僕を、ボルネオとかに連れて行く人です。
今度、どこ行く?もっと過酷なとこ?リゾートとかにしようよ。あれつらいロケだったよ?増水して流されそうな家屋とか。
(だって自分は)行かないでしょ?」「西川くんが楽しい思いをしてくれれば(笑)」

「いろんな人の支えがあってこそなんです。
ここで撮ってるの、仕事じゃないんですよ。職乱ですよ。ボランティア?いいこと言った!
この年末の忙しい時期ですよ、プロデューサーが。局の偉い人ですよ、上から数えた方が早いよ。」

そしてカメラを借りて、「(会場の皆の)顔、撮っとこう。」ぐるりとゆっくりと、会場のわたしたちにカメラを向けてくれる。うれしい~。
「ウェーブしてみる?こっちから。(逆の端まで行くと、続けて)2階行こう。」

バンドメンバーに声をもらおう、ということで、
「雄叫びを。今年も有難う、来年もよろしく、という気持ちを込めた、叫び、みたいな。」

「代表で一人に」と言うと会場からブーイングが上がり、
「全員の声が聞きたいの?そこまで言われたら。こういうのも、なかなかツアーでは出来ないからね。
このために来てる、って人も…、いや、これだけが目的、っていうんじゃなくても、こういうのもあるからいいよね、と思ってくれてる人もいるだろうし。」

西川くんが、これこれこういう気持ちを込めて、と前もって解説してから、ハイ、と振る。手を後ろに組み、目をつぶって静聴のポーズ。前もあったな、この姿勢。

ドラム席の淳士さんから、「うお~!」、まずはスタンダードな叫び。
それからIKUOさん。
「すごい顔でニラみました。人前で見せられない顔してたよ!」と西川くんに言われるような抵抗をしながらも、ミラクルな切れ切れの叫びを披露。

柴崎さんには、何はさておき言いたいことがあったようで、「(背中を丸めたその姿勢)タバコ買いに行くオッサンだよ?
(かっこよく決めたギター)ソロの後、これだもん。ちょくちょく、気になる。
歌ってて、周りを見た時、オフの姿が目に入ると、ショック。弾いてない時、休みだと思ってるでしょ。」

「来年は、もっと元気な姿見せていこう、もっと足上げていこう、って気持ちを込めて、叫んで欲しい。魂出して。」
そして柴崎さんも通常の発想ではありえない叫び声を上げ、西川くんはおなかを抱えてかがみこむ。
「…サ行で叫ぶって、自分でハードル上げてる。サッカ音を選ぶところが…。魂出てたよ!」

そして最後はSUNAOさん。
「さあ、このコーナーはSUNAOさんのためだからね。僕は前フリみたいなもんですから。」とプレッシャーをかける。

「その前に、パンツくい込んでる。割れ目くっきり。
ジーパンあげたけど、ローライズはかないよね。はいてる?半ケツ?もっと下げろ。棹で止まるくらい。
(客席に向かって)オレにはないけどね。中立的な存在だから。
(間を置かず、SUNAOさんを責め立てながら)それか、勃起力の低下だ。ほぼEDだな、ED。ペレ、ペレ!
楽しいの、オレだけ?ラジオなくなっちゃって、こういうの言ってないんだよ。2日、聞けよ!」

ペレ、って名前出た時、うわあ~!ってテンション上がったよ!ANNで頻出の名前、ああっ、ペレ!って!笑
そう、こういう、例えば記録しておいて後で読み直したら何が面白いんだろう、っていうような、中高生の休み時間の話みたいな、わかるよ!
”2日、聞けよ!”ってとこは、こっちに叫びながらも、体勢は完全にSUNAOさんを向いたまま、
SUNAOさんいじりに夢中になってる西川くんが、たまらなく好き。

「う、おお~~~!」
もう一回!って会場からコールがかかり、「今のは2005年有難う、来年もよろしく、の叫び、行こ!」

再度、SUNAOさんが叫び、西川くんはSUNAOさんが叫びながらマイクを遠ざけていく姿を声なしで真似をした後、
「ん、いいんじゃない?」

西川くんも叫んで、って意味のturboコールに、「オレも?オレ、いつもやってんじゃん」だよね。
「言葉じゃないんです。曲で。」と、『BOARDING』。

「2006年は、T.M.R.をしっかり見せて、さらに新しく、楽しいことをしていこうと思っています。」
「この5人に会いに来てやって下さい。」おおっ、バンドだねぇ。

「いろんな事ありますが、まっすぐにやっていきますんで、これからもよろしく。」

「すげー気持ちいい時間でした!」


「イヤーカウントダウンパーティーへようこそ!
ちまたでは、耐震性偽装問題や少子化問題で揺れている昨今、
12月の丁度真ん中、今から師走が始まる、という時に、よくもこれだけ集まってくれたなあ!
これ言わないと、年越せないんだ。オレにとって、除夜の鐘みたいなもん。」

2回目の方が前で、西川くんの表情までよく見えたんだけど、めっちゃ笑顔だった。

「今年は特別意味のある、イヤカンです。
『UNDER:COVER』の曲をフルサイズで、しかもライブで聴けるのは、ここが初めてだ!」
「(『UNDER:COVER』のコンセプトは)もともと、イヤカンでしばらくやってない曲をひっぱってきてアレンジして、っていうのから来てるから。」

「またこの季節が、ってうんざりするんですけど…」ブーイング。「5時間ぐらいぶっ続けでライブするんだよ!?
精神が、いくら肉体を凌駕するといっても、出来ない時もあるんですよ。ふら~っ、とかする時も。
でも、そこでなんとかふんばれるのは、お前らがいるから。じゃないと、壁打ちみたいなもんですから。テニスでいう。
これが5人だけでやるとなると、つらいもんがある。
お前らがいるから、球を打ち返してくれるんですよ。あらぬ方向に。」えっ、コラっ!
「いや、それがあるから面白いんです。ライブならではで。」

「(イヤカンは)ファンクラブのためだけのものですから。
他のファンクラブはどうか知りませんけど、今からどっか入るのも、ねえ、佐野元春のファンクラブ入って、って言ってもアレなんで。」

「(ファンクラブ会員ばかりでないライブとは)違う温度があるから。
うっとりとか、してないわけよ。オレは誠心誠意やってるよ、お前らの眼が。
ほら、
仲間じゃん
オレの気持ちは、もう、そこ(客席の中)で歌ってる気分なの。
(思いついて)いつか円形ステージとか、出来たらいいね。」

「エネルギーをここからもらってるんだ、と」
「受け止めてくれるお前らがいるから」
ファンクラブがとても自分の支えになってる、ってすごく言葉にしてくれてた

「(これまで9年のイヤカン、)最初から、ずっと来てる人!」ちょっといて、「スゴイ!…ずいぶんとクジ運がよかったんですね笑。
じゃあ、ずっと申し込んでて、今日、初めてこれた人!」この人たちにも心から拍手。
「結構いるなあ。クジ運の悪い人ですね笑。」

アルバムの話で、
「今回、ジャケットは…(無言で誤りの礼、その後、胸の前でボイン、の手振り)
前回サイボーグにもなったし、双子にもなったし、何やっていいか、わかんなくなったんだよ!」
「まず、これまでのアルバムの流れとは別の物にしたい、っていうのがあって、中身がいいので、となると、天邪鬼な部分がむくむくと。
逆にジャケットはどうでもいかな、と。
そう、(アルバムの曲)
すっげーいいよ!

「自慢じゃないけど、依頼を気持ちよく引き受けていただける人がいて幸せだと思うし、
音を紡ぐって、こういうことなんだな、っていう。
映画って、ほんっとにいいもんですね、淀川定治さんの気持ちがわかる。
音楽って、いいですね~、って、何度も言ったもん。」

「どうでもいい、って、そういう意味じゃなく、中身がよくて、これでジャケットもキメキメだと、らしくないな、って。つまんないじゃん?
そうかあ、ここでただ落ち着いてまとめちゃうんじゃない、メリハリのあるバランス感覚。これが、わたしとかにはない、センスってやつなんだなあ~。

「大の男が、ヌーブラを2枚重ね付けすることによって…知ってる?乳首ついてるのとか、あるんだよ?じゃあ見せろ、ってんだ。
オレ、よく乳首立ってる、って言われるんだけど…柴さんも時々立ってるよね。ここ乳首だ、ってわかるもん。」

「SUNAOさんは?ここ(胸)の毛、絶対人に触らせないよね。一本生えてんだよね。
(抜いたら)死ぬの!?SUNAOさんの命は、ここに、つながってるの!?
何何?親友に不幸が?親友が、死ぬの?
その毛は、他人の命を預かってるの!?それ、斬新だね!」

「じゃあ、いっぱい生えててそれを一気に抜くと、バッタバッタと人が死ぬの?
合コンとか(友達が集まってるところ)で抜くと、周りでバタバタ。
友達ひとりに、一本(つながってて)。オレ友達いないの、毛がないせいか~。
でも、(バンドメンバーを見渡し)他人じゃないでしょ、(だから)4,5本はあるはず。
淳士ミスった時、このやろ、って抜いたら。(淳士さん、コテ、っと死ぬ真似)ハハハ!」
「でもまた生えるってことは、生き返るの?」

「気がつくと?(抜けたりしてるらしいSUNAOさん)ストラップだよ!(ギターのストラップでこすれて)弾くたびに、疲弊していく。」
「オレ、バカだな~。こんなことばっかり話して。」

「え~、乳首の話が長くなりましたが、ここで1曲お聞かせしようと思います。」
なので17日のように一人一人に振る、ということはなかったけれど、やっぱりSUNAOさんが持っていくんだ~、って証明になってたね笑。

(客席の一部がざわめき、どうやら人が倒れた様子。)「オレに言わなくてもいいから。救護班、お願いします。
もう少しの辛抱だったのに。次もいい曲だよ。お前のために歌うよ。」そこで他の皆からブーイングが起こり、「何だよ。気絶してるんだよ?
ちゃんと、聴く人には届くように歌うから。別にオレ、超音波で歌うとか言ってないから。」

もっと上があるってことを、お前らも、ステージに乗ってるオレらも、知っています。

「今日、ここに入りきれなかったやつらの分も、ここに辿りつけなかったやつらの分も、飛ばせるよな!
…しかと認めた!

ここに集まってくれたみんなに敬意を込めて、改めて言わせてくれ、有難う。」
敬意、か。うれしいな。ここまで足を運んでいる分、確かにわたしもそうでない人とは違う。双方向から、同じ気持ちを飛ばしてるんだな。

「いろんなものを与えてもらってるな、と。」

「真剣な、お前らがいるから、オレも身を削ってでも、って気になる。」

「くり返しや、つらい事もあるけど。
やってきたことがつながっていくんだな、と感じてます。」

「野郎、いるか!
28日(Strike Backs Ⅲ)、来いよ!お前らのためにあるんだぞ!」

「曲がることなく、まっすぐにやっていこうと思ってますので!」

それから、2度目のアンコールで西川くんが話した事。

「こんなこと、言っていいのか…でもここで、ひとつ言わせて欲しい。」
「全然、湿っぽい話じゃないんだけど…先週、いや今週、ホントに2,3日前、これまでずっと一緒にライブを作ってくれてたスタッフの一人が亡くなったんです。」
えっ。
「照明を管理してた池田さん、(照明を任せるなら)この人だ、って人で。
絶対ツアー来るから、って言ってくれて、オレの舞台を大事に思っててくれてた人。

今日、札幌で葬式やってます!オレ、行けねーんだ。
ドキン、とした。
あえてハキハキした口調で。むしろ湿っぽい話にしたくない、ってことだよね。西川くん!

「オレに出来ることはこれだけなんで!派手に演ろう!
きっと聴いててくれると思うから!
巻き添え、くってくれ!」

そこで選んだ曲が『CHASE/THE THRILL』。Now,you are here with me。
まっすぐ空を指差して。
わたしたちに出来ることは、ここで力を合わせて、思い切り声を上げることだけ。
「サンキュー。」

「ごめんな、私的なことに付き合わせて。
オレだけの力じゃ…。絶対、届いたと思う。」

「(人生は)誰かが合格、って言ってくれるわけじゃないし、
オレは、精一杯生きて、証を残していくしかないと思ってます。」

無理にバンド紹介して、後ろ向いて肩を震わせ、turboコールを受け、コップの水を顔に浴びせて、ぬぐいながら、こっちに向き直る。

「こういうの苦手で、…っけど、
他人事じゃないじゃん。何かの拍子で出会って、ここにこうしているわけじゃん。
オレはこれがすげースキなんだ。

だから、皆も同じ気持ちでいて下さい。
この、5人に、スタッフに、皆に、会いに来てやって下さい。」

生きてる死んでるも関係なく仲間なんだ、ってとこまで感じた。