1・ULTIMATE
うわ、かっこいい。重いくらいのかっこよさ。吸い込まれそうに、かっこいい。
威圧的にかっこいい。固唾を飲む。
シャウトの声でとろけそうだ。
1曲終わった時点で既に充足感があった。
こないだの盛岡・仙台での参加時に、抑えた曲ですぐに盛り上がれないよ、と思ったのはなんでなんだ。
今回は席がなかなかよいからか。前回は友達と参加してたからか。(気の置けない友達だったんだが)
わたしの精神状態によるものか。
ホントに、同じツアーでも全然違うものが得られるなあ〜。
2・TO・RI・KO
西川くん、とてもテンション高かった。それが見るからに、その場で、伝わってきたよ。
一番初めにライブで西川くんを見た時(1997年末)、”西川くんってステージ上ではキレてるんだわ”と形容してた、
あの姿。
間奏で聞かせる声も、しなやかな全身の動かし方も、
ずっと途切れず続いているリズムが感じられて、盛り上がりっぱなしだった。わくわくする。
1番のサビ前で、登場からかけていたサングラスを外す。
白い衣装が照明で、色んな色に染まるんだけど、この曲では黄色のイメージが強く残ってる。
3・Zips
3曲目にいたる頃には、もう飛びはね過ぎてもう痛い、これ、脚、筋肉痛になるな〜と確信してた。
4・Web of Night
5・pied
pipper
何だ、このサービスっぷりは〜!?
歌い出す前に服を脱ぐ時のじらしっぷりも、なまめかしい声の出し方も。
”なんでもありの”の部分のアドリブは、
「ああ、ああ〜!(もちろん色っぽくね)」。
6・もはや君なしじゃ始まらない
歌詞と、この場の自分の心情とのシンクロ感はやはり強くて、
”鮮やかに出逢って”のくだりからぱあっ、と、うれしくなった。
そう、「どーでもいい」なんて云えない、西川くんに出会ったんだ。
この人がいる人生でよかった。
西川くんに出会えた人生で、よかった。
ギターソロの後の部分では「柴さん、今ミスったしょ、今ミスったっしょ!」
7・白い闇
わたしもいつか、こんなふうに誰かに愛する気持ちを伝えられるかなあ。
これまでの過ちも、立てている壁も、存在してる上で、
わたしがいつかやさしい気持ちを送れることを信じてくれる人がいるかなあ。
ライブって空間にいることで、いろんなこと考えさせてくれるのも、特有の収穫だよね。
そこに西川くんがいる、1秒1秒が、わたしにとって意味があるよ。
この曲では肩口までまとっていたストールを手首くらいに落として、
8・はじまる波
この曲があるのは申し訳なくも知ってるけど、
聴くと、鳥肌たつなあ〜。
合間にそでへむけて何か指示か注意をしてる様子だったんだけど?
これだけ感情を込めながら、冷静な部分を持ってるんだよね?すごいなあ。
そうだよね、全部の歌詞を覚えてて、たとえ間違ってもすぐ修正するもん、西川くんは。
9・緋の砂
10・Timeless-Mobius
Rover-
2度目のお色直しのため、ゆっくりと階段を上がり、セットの裏へ続く階段を降りていく。
なんか、目を離せない。その動作のすべて、全身がかっこいい。
バラードコーナーの濃い空気に、気絶しそう。
西川くんが下がってる時も、スゴ腕揃いのバンドの演奏をこんな目の前で聴けるなんて贅沢だな〜、なんて思う。
11・BRING IT ON
ステージの後ろから射す金色の光。
いいな!このテンション。この壊れっぷり。
もう、これ以降、1曲1曲がラストの曲かと感じるような盛り上がり。
12・夢幻の孤光
13・INVOKE
14・CHASE/THE THRILL
英語詞、覚えてきたよ。こないだ覚えてなくて悔しかったことの、リベンジできて満足。準備期間の成果アリ。
「Believe in
me」が、西川くんの言葉として届く。
15・LOVE SAVOR
16・ignited
en1−1・vestige-ヴェスティージ-
新曲、ありがとう〜!
歌うかな、どうかな、と思ってた。歌ってくれた。初、生聴き。
「東京に戻って来て、ツアーも残すところわずかとなって、この先10周年をやっていくための、確信めいたものを感じています。
まだ、何本かあるんだけれど、もうすでに、得ることが出来たと感じてます。
みんなのしないことばっかりしてて、何もやってないような気もする。みんながしてることもしてみたいな、とか思ったり。
ここにある何かを信じて、一緒に時を過ごしてきたんだと思います。
10年という今だからこそ、それを確かめたい。この曲を!」
ちょっとはっきり西川くんの言葉を思い出せないんだけど、10日の言葉は特に感動的だった。
「10年、ライブをやって、積み重ねてきて、自分の証を立てて、ここに立ってます。
出会いもあれば、別れもあって、
でも、別れるために出会うんじゃなく、
出会って、一緒に歩んでいくんだと思ってます。」
それを聞いた時、西川くんは親しい人がいつか離れていく不安を、今ひどく感じているのかな、と思った。
でも「vestige」を聴いて、この曲の内容にシンクロしてるんだ、と気付いた。
この曲、そういう意味かあ、と、分かった。
これはスゴイ。このリンクは。共に際立つ。
西川くんがそうやって言葉にする前にすでに、西川くんのいる人生でよかった、って思っていたから、
そういう、自分の存在の意味を認めて欲しい渇望はちゃんと伝わっていたよ。
en1−2・ウルワシキセカイ
すその方でカシュクールになった白いノースリシャツの下に黒タンク、スリムジーンズ(?)。
シャツの裾はボトムにカシュクールになるよう入れてただけ?セクシーポーズで裾を出してた。
en1−3・Goin'
これ、手拍子とかジャンプとか独特だから、この先のライブでもいつも欲しい曲。楽しいもん。
ああでも、この後の「Albireo」も、「out
of Orbit」も、いつも欲しい曲だし。ああ〜、いっぱいいい〜。
どれも、すごく励まされる曲なんだよね。
最後のキメの前に、西川くん&バンドメンバーが動きを止めるんだけど、
西川くんは一人先に動いてよくて、
「固まってん?」なんて周りに問い掛けてみたり、
わざとゆっくり水を飲んだり、
「いやあ、暑いね。汗ばんでる、」と突然のタイミングで、キメの合図をする。
10日では、タンクトップの裾をちらっ、ちらっ、とさせ、思いっきり上げたところで―、キメ。
バンドのみんな、そんな不意のタイミングによく対応できるなあ〜。
en2−1・アルビレオ
結構客席に歌わせてた。サビ部分とか。
ここで一緒に歌えることが、すごく幸せ。
en2−2・Out of Orbit
次のこの曲でさらに励まされる。
では、以下、トーク内容。
トークはアンコールから。本編ではあおり文句以外なし。
「身体で俺に教えてくれ!」
「たかだか5000しかいねぇんだ。
この規模の会場にこだわってやってんだ。」
「出てきた以上、言っとかないと。
アンコール、ありがとう!」
これを後ろめたくなく聞くために、「うん!」って頷けるために、頑張ってturboコールするんだ。
ライブの時間は、せっかくの、全力を出す、ここぞ、って場。西川くんがくれたチャンスだよ。
普通の生活の中で、ジャンプすることってないもんね〜。
これだけ誰かの名前を何度も叫ぶことも、力の限り歌うことも。
こんなに前の方なのに、力を抜いた姿を西川くんに見せられる人が信じられない。っていうか、腹が立つ。
「なんで1階より距離のある2階の方が声が届くんだ!?」って指摘、ごもっともだったんだよ、悔しい。
周りで私語してたり、アンコールでもただ座ってたり…でもこの人たちたって、
チケット代を払って、この日この時に会場まで足を運ぶ程、T.M.R.が好きなはずなんだよ。
でも最後の最後に、
「やっと、2階、1階と、ひとつになれた気がします。
う〜、甲乙つけがたい」
とまで言ってもらえた。ほっ。
「毎年50〜60本ライブをさせてもらえる、
そしてそこにこうやってきてくれる、端から端まで、みっちりと集まってくれることが、有難い。」
次も来よう、って西川くんが思わせてくれるからだよ。次はいいや、って思ったこと、一度もないもん。
この人を、ずっと愛していくんだ。
「去年はこの会場でもう出来なくなるなんてこともありましたが、
お客さんが、暴れ過ぎて備品を壊してしまったんですよ。ものすごい怒られて。
あと、隣りで「ピーターパン」やってた時、僕がじゃなく、皆が暴れ過ぎて、
ピーターパンがこんなん(ガクガク)なっちゃって。夢を与えられない、って。
ぶっちゃけ、ピーターパンはここにいるんだけどね!」キャ〜!!
「(スナオさんへ)何?その笑いは?失笑、みたいな。」
そんなこの会場との経緯も話したけれども、
「中途半端に気遣いながらよりもね、いききった方がいいんです。
頑張れ、揺らせ!」
「この会場の、やさしい管理の人は、許してくれるに違いない。
あそこはああいうとこだから、って。
出来の悪い子ほど可愛い、3人兄弟の末娘みたいな、みたいな、みたいな!」
「2階揺らせ!1階揺らせ!全員揺らせー!」
両手上げてピョンピョンジャンプして、客席もみなやり始めちゃったりして。
なんて9日はかなり挑発していたけど、10日はそうでもなかったな。やっぱり怒られたんでしょ、困ります、って(笑)!
「(柴崎さんの方を見ると)柴さん、がっかりだよ。俺もぼーっとしたいよ!
でも皆いるから、もう、冷たい物でも飲んでく?みたいなとこなわけ。
その横で、目ヤニ取ってちゃ…え?覚えてないの?もう3〜4年?長いことつきあってるけど、斬新、だよね。新鮮。
数秒前の自分の行動思い出せないの?不安。
あ、汗が目に入ったのかな?前髪?(と歩み寄ったかと思うと間髪入れず)同んなじだよ!」
「今日は、(左右に)スクリーンを用意してます。そこに映すためにカメラが入ってます。
佐久間さん、髪型変えてます。
スナオさんも髪切ったんだよね。こうやってちょこちょこ切ってるのに、静岡とかで新幹線のホームにいると”あっ、GLAYだ”。
毎度毎度、残念な結果になってしまうんですが。
スナオさんの方がいい男だよ!ホントだよ。俺には。
俺スナオさんの味方だから!まじ!だよな!なんで客席がちょっとひいてるのかわかんないけど。」
「(メンバーの)皆の魅力をどんどん知ってもらえたら。」
「痩せたいんだったら、ちょっと食べる量、減らせばいいのに。
いや、食べたいものを食べたいだけ食べる、っていうのは、いいと思うんですよ、
だったら、ツアー入る度にダイエットする、って言うな!
ここぞって時には?今ここぞって時、ですよ。このバンド不安。
え?今、痩せてるの?ガリガリ?
わかりました、すみません、佐久間さん、今、ガリガリです!はあ…」
「(イクオさん見ると)ほっとする。すごいですよ、イクオさんの美に対する、美しくなりたい欲求は。
千葉だっけ?ライブ終わってファミレスに入って、スープがドリンクバーみたいにあって、
コンソメ、ポタージュ、とある中に、コラーゲン。」
(西川くんだって飲んだじゃん、って身振りに)「俺?俺は飲んでないよ。俺、コンソメ吹いちゃうよ。(さらに頭からかぶるジェスチャー)
サラダバーのキャベツ(バッサーとぶちまける)。ロックだから!(笑)」
「俺、ダメだ。話まとまんねぇ。
ハア…アイス食べたい」
「(こんな話の流れで)じゃ、この曲を、って(わけにいかない)。
いい話でもして、その手向けに1曲、と行きたいのに。
(客席のざわめきに)俺間違ってねぇぞ。何ざわついてんだ?
何だお前ら?オラ!」
「(目立った男性の声援に)じゃあやっとくか?野郎いるかー!?」
「こいつらに、拍手!」
「今年も、野郎ライブやるぞー!!」
「いつのまにか、こんなに増えやがって。
すぐ近くの有楽町にもう8年、年が明けたらまる9年、お世話になってるラジオ局があるんですけど、
最初の頃、ハガキ10枚のうち1枚あるかないかだったのが、ありえない割合に。
最初の頃のかわいらしい、女の子むけのものなんて、今はまるっきりなく、毎週チンコ祭りみたいになってるから!
少し前の調査で、10代の男の子の10人に7人がこの番組聞いてる。」
おお〜!すごい!
「(感心するより)おかしいよ!」
放送用のカメラが入ってることを話して、(始まる前のアナウンスでもご協力下さい、って入ってた)
「ライブってものは、ここに来て、
ここに!(腕)ここに!(胸)刻み付けるものですから!
この共有してる空気感が、画面を通して伝わるかは、非常に定かじゃありませんが、
アピールしていこう!」
「頭で考えるな!身体で語ろうぜ!」
「Hello!Tokyo!揺らしちゃっていこうぜ〜!」
「なんでこのサイズ(の会場)にこだわってんのか、わかってんだろう!
広いところでなんて、いつでも出来るんだよ!
このサイズでしかわからないことがあるからやってんだよなー!!」
「皆さんも映してますからね。ほんのちょっとですけど。
ここ(ステージ)に乗ってる奴らだけじゃなく、皆さんも映しておいた方がいいでしょ!
ライブはみんなで作るもんだと思ってますから。
腰くらいの高さ、上にいるけど、1階も、2階も、同じ目の高さでやってるつもりですので!」
「もう疲れた?やめて欲しい?ぶっちゃけもう帰りたい?
脇汗が気になる?グレーのTシャツ着てくるんじゃなかった。
色が変わっちゃってる、って人!」
「やだなー。もう、イクオさんも、最初は柴さんがちょっと背中にチンコ付けようとしたら嫌がってたのに、
今じゃ進んで、だもんね。
盛り上がっていこうぜ〜、ていうのを、まんぐりかえっていこうぜ、とか言うもんね。
こんなに人間変わると思わなかった。(イクオさんは必死で首を振って否定)」
「頭からっぽで、何も考えられないんですけど。
小粋なこと、言いたいんですけどね。
天井ぶち抜こうぜ、とか、
ここは東京だぜ!とか、当たり前だろ、東京だぞ、って言って栃木だったらどうするんだよ、ま、いいや、
縛られた鎖をひきちぎろうぜ、とか…」
「アレ、ですよ。
別に何もないんだけど。どっちなんだ!?
どうしたんだ俺。俺こんなんじゃない…。
代わって。落ち着くまで。一番長いんだから。(と、スナオさんにマイクを渡す)」
スナオさんが、困りながらも、”最後まで盛り上がろうぜー”みたいなことを言って、
でもやっぱり困って「盛り上げる言葉?……ドキドキ?」
その間、後ろ向いてドリンク飲んだりしてた西川くん、マイクをむしりとってスナオさんを威嚇しつつ、
「人間って、不思議ですね。盛り上がる言葉、『ドキドキ』。」
スナオさんは袖にまで後ずさっていって。
「スナオさんの、盛り上がる言葉は、『ドキドキ』でしたがっ!聞いていこっか」
(まず、ドラムのジュンジさんに振って)「佐久間(って呼ぶの)やめろ?なんでだよ、佐久間だろ?
(CDなどのクレジットには)ジュンジで載ってる?関係ねぇよ。母さんも佐久間だろ?
運転免許、ジュンジだけじゃねぇだろ、サクマジュンジだろ。」などの前戯を経て、引き出した盛り上がる言葉。
「誰かの決めた枠にはめられたくねぇよな〜!」もう少し長かったんだけど。
西川くんからは、「…あのね、昭和の匂いがする。なんですか、尾崎イズムの後継者ですか?
こんなにドラムたたいてるのに、家で一番聞いてるアルバム、さだまさし。
そんな佐久間さんだから出てきた、ステキな言葉!」
次に柴崎さんに振ると「え〜?」
「”え〜?”って、そんなにひかなくても。
東京にはもう戻ってこないんだよ?ここで、ちょっとイイ事言っておこうよ。
東京用の髪型にしてきたでしょ?お客さんのためでしょ?
その気持ちをね、ちょっといい言葉にしてほしいの。」
「(あくまでぼそっと)愛してるぜ東京、って感じ?」
「そう、それを、大きな声で言って!」
「(普通のボリュームで)愛してるぜ、東京」
「ズルイよね。何言っても受けるもん。」
最後にイクオさん。彼も結構抵抗していたんだけど、
「ち、ち…乳首をくいちぎってやる−(棒読みで)」
西川くんはマイクを奪い取り、「下品なこと言いやがって、帰れ!」
「(客席に)申し訳ない。
(後ろの方へ下がってくイクオさんに)本気でへこまないの!
ホントは僕が言ったんですよ、乳首をくいちぎるぜ、って言ったら受けるよ、って。”ホントに?”なんて。」
メンバーの言葉を待つ間、手を後ろに組んで目をつぶって待ちうけたりしてた、西川くん。
頬をふくらませて、かわいい!って顔をして。
あんなにかっこいいのに、こんなにかわいいんだもん、やっぱ、離れられないなあ〜。
「こうして毎年毎年ライブをしてきて、積み重ねで、同じように立ってても初めの頃とは違った気持ちでいます。」
「俺は出来る、俺は出来る。大丈夫。
思った以上に出来る子だ、俺は。そう言われてきたけど、案外何も出来ない俺、
そう分かってるのが大人になったと思う。」
「あっ、マイナス入ってきた。俺だけ盛り上がってんじゃないのかなあ。
…地球のみんな、オラに元気球を!!」
「8月17日にシングルが出ます。
いつも力になってもらってますが、この8月は、西川と、この、メンバーとに、力を貸してやって下さい。」
「だからこそ、だからこそ、(マイクなしで)また会おうぜ〜!!」
「ホントに、ホントに、出会えたことに、感謝です!」