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ラブストーリー

出演:ソン・イェジン、チョ・スンウ
   チョ・インソン

女子大生ジヘは、ある日押し入れから母が大切にしていた木箱を見つける。中に入っていたのは、1冊の日記帳と数十通もの手紙。その日記と手紙には、母ジュヒの青春時代の秘められた初恋の思い出が綴られていた。運命に導かれた母の初恋は、ジヘの恋をも変える意外ない秘密へと辿り着く。35年前に母が巡り会った人は運命の人は、亡くなった父なのか?!

母と娘、二世代の恋模様を綴った美しく古典的な恋愛映画。母の若き日の思い出を辿りながら、現在進行形の娘の恋物語が展開していく。悲しい運命に翻弄される母の初恋と、苦しい片思いに揺れる娘の純愛が交互に出てくるのだけれど、映像と音楽の効果で、現代と35年前がまるで別の映画のように感じられる。35年という時間の隔たりはあっても、恋というものはいつの時代も変わらないのだ…、と実感させられるストーリーはさすが!純愛の王道を行く切なさに、絶対泣けます。韓国映画恐るべし!!

おすすめ度 ★★★★

 

黄泉がえり

出演:草なぎ剛 、竹内結子 、石田ゆり子
   哀川翔 、山本圭壱 、田中邦衛

厚生労働省に勤務する川田平太は、自分の故郷である九州の阿蘇地方で多発した、死者が蘇る(黄泉がえる)という不思議な現象の調査に乗り出す。蘇った人々は皆、亡くなった当時の姿のままで、自分のことを想い続けてくれた人の前に現れたのだった。最愛の人の蘇りを喜ぶ家族と、戸惑う周囲の人々。彼等はいったいどうやって戻ってきたのだろうか。そして平太の幼なじみの葵のフィアンセは、なぜ蘇ってこないのだろうか・・・。

亡くなった人が蘇るなんて有り得ないことだけれど、でも信じたくなってしまうような、心洗われるファンタジーの傑作。3週間だけ許され、永遠は許されないという蘇り。その蘇りが、亡くなっていく人は、必ずこの世に残る大切な人のために生きる力を与えてくれる、ということを教えてくれる。そして、生きている人は生きている幸せを感じることは難しいけれど、でも、生きているからこそ自分の大切な人に想いを伝えられるのであり、それが何よりも幸せなことなのだと、強く感じさせてくれる。切なくて切なくて、絶対泣けます!

おすすめ度 ★★★★★

 

キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

出演:トム・ハンクス
   レオナルド・ディカプリオ

両親の離婚にショックを受け、家を飛び出した16歳のフランク・アバグネイルJr.は、生きる為に、偽造小切手を作ることを思いつく。けれどもまだ16歳でしかないフランク・アバグネイルJr.は、銀行の顧客係からもホテルのフロントからも信頼を得ることは出来なかった。そして人から信頼を得るためには、何よりも制服とか肩書きが役に立つということに気付く。特にパイロットという肩書きや制服は、無条件に人の信頼を得ることを知る。そしてパイロット・医者・弁護士と見た目を替え、小切手詐欺を行っていく。しかし、ひとりのFBIの捜査官だけは彼の手口に気付き、彼を追い掛けていく・・・。

1960年代に新聞を騒がせ、逮捕後はFBIに貢献し、今はセキュリティアドバイザーになっているフランク・アバグネイルの自伝小説の映画化である。スティーブン・スピルバーグがメガホンが監督し、レオナルド・ディカプリオ、トム・ハンクスの2大トップスターによる顔合わせが実現しただけあって、コミカルで痛快でセンチメンタルな、最高の娯楽大作である。トム・ハンクスの演技は素晴らしいし、レオナルド・ディカプリオの制服姿も決まっていて、文句なく楽しる。それにしても、実話というところがすごい!

おすすめ度 ★★★★

 

ボーン・アイデンティティー

出演:マット・デイモン

撃たれて海を漂流しているところを救出されたジェイソンは、記憶を完全に失っていた。実は彼は、CIAで特殊な訓練を受けたスパイだった。彼は残されたわずかな手がかりから、自分の名前や住所、職業を突き止める。そしてそこから得た情報を元に、自分の本当の正体を探ろうとする。しかしいきなり殺し屋に狙われた彼は、自分が巨大な組織に追われていることを確信する。

演技派マット・デイモンが、記憶を失ったCIA特殊工作員という本格的なアクションヒーローに挑んだサスペンス・アクション。小説「暗殺者」を、原作者ロバート・ラドラム自身がプロデュースした超大作。無意識のうちに周囲を警戒したり危機的状況に陥ると超人的な強さを見せる、記憶をなくした凄腕スパイの孤軍奮闘ぶりに、マットの新たな魅力がいっぱい。マットは役作りのために体重を増やし、朝7時からジムでトレーニング、フィリピン式格闘技カリの特訓、そしてSWATチームによる6時間の銃の訓練というメニューを、4ヶ月間も続けたのだそう。

おすすめ度 ★★★

 

スター・ウォーズ エピソード2

出演:ヘイデン・クリステンセン 、
   ナタリー・ポートマン 、
   ユアン・マクレガー

惑星ナブーと通商連合との戦いから10年後。19歳になりのジェダイ騎士となったアナキン・スカイウォーカーは、師のオビ=ワンと共に、何物かに命を狙われている銀河元老院の重要人物である元ナブー女王のパドメ・アミダラの警護、という任務につく。運命に操られるように恋に落ちるアナキンとアミダラ。しかしアナキンには、怒りや憎しみばかりでなく恋愛もご法度というジェダイの掟があった。そして政治的陰謀と避けられない戦争の予感が・・・。

「スター・ウォーズ」シリーズ初めてのロマンスを描きながら、クローン戦争勃発の真相が明らかとなるスペース・ファンタジー。別行動をとるアナキンとオビ=ワンの交互の描写によりクライマックスに向けて盛り上っていく展開と、驚異のCG映像の素晴らしさは、娯楽映画の究極。ライト・セーバーで戦うヨーダの姿もも必見です。

おすすめ度 ★★★

 

陽はまた昇る

出演:西田敏行、渡辺謙、緒形直人
   中村育二、真野響子、石橋蓮司
   夏八木勲、倍賞美津子、江守徹

1970年代前半。あと数年で定年を迎える家電AVメーカー・日本ビクター本社開発部門に勤める開発技師・加賀谷静男に、横浜工場ビデオ事業部への異動命令が下りる。その事業部長職に就くと一年で首が飛ぶと言われている赤字続きの非採算部門である。当然の如く会社からは、加賀谷に大規模なリストラの厳命が。この部門で働く従業員240名はいずれ突きつけられるであろう解雇通知に戦々恐々としていた。だが、この絶望の淵から夢は始まったのだった…。

NHKの高視聴率番組「プロジェクトX」にも取り上げられたVHS誕生秘話。VHSが世界標準規格に登りつめるまでを描いた逆転劇。後にベータ ・VHS戦争として知られるこの開発秘話は、ベータの圧倒的有利の評を覆した夢をあきらめない彼らの真摯な姿から、圧倒的な感動を与えられる。佐藤正明の『映像メディアの世紀ビデオ・男たちの産業史』が基になっている。大幅な人員整理という厳命を受けながら、ただ一人の解雇も行わず部下全員を守り抜いた男。企業の枠組みを越え共に英知と熱意を持って夢を追いかけ、日本初の世界規格を作り上げた名もなき男達。そして彼らを陰で支え続けた同僚、妻子、恋人たち、まさに「地上の星」一人ひとりの人生にスポットライトを当てた作品。思わず勇気がわいてきます。

おすすめ度 ★★★★

 

突入せよ!「あさま山荘」事件

出演:役所広司 、宇崎竜童 、天海祐希
   伊武雅刀 、串田和美 、椎名桔平
   豊原功補

1972年2月19日。日本を戦慄させた歴史的大事件「あさま山荘」事件。その10日間の長い闘いが克明に描かれている。全国で金融機関の襲撃や爆弾テロを次々と繰り返してきた連合赤軍の兵士たちが、軽井沢の別荘地に突如出現し、「あさま山荘」に管理人の妻を人質にして立てこもった。特別任務のための欧米派遣から帰国したばかりの警察庁警備局付監査官佐々淳行は、警察庁の後藤田正晴長官に呼ばれ「君、ちょっと軽井沢行って指揮してこいや」と言われてしまう。東大安田講堂事件を始め、数々の学生紛争を戦った経験はあるとはいえ、長野県警をさしおいてこの事件を指揮できるわけはなかったのだが…。

国民の9割をテレビに釘付けにした、史上最大のろう城事件『あさま山荘』事件。あの時アニメを観たかったのに、全てのチャンネルでこの事件を報道していて、子ども心にも驚いたことを思い出してしまった。当時の日本の危機管理の希薄さ、警察の縄張り意識、そして犯人に銃を向けずに人質を救出する困難さに加え、軽井沢の寒さとあさま山荘の作りの険しさが益々事態を悪化させていく。そんな様々な制約の中で、警察官が如何に事件解決のために努力したのかには感銘を受ける。ドキュメンタリーの重さを感じられる秀作。ちなみに「プロジェクトX」でやっていたけど、カップヌードルはこの事件で警察官が食べていたことから世間に認知されたそう。

おすすめ度 ★★★

 

ハムナプトラ2

出演:ブレンダン・フレイザー
   レイチェル・ワイズ

1933年。リックとエヴリンがハムナプトラから帰還して8年。彼らはラクダの背にあった黄金のおかげで、ロンドンで8歳の息子アレックスと幸せな生活を送っていた。ある日、彼らは遺跡発掘中に黄金のブレスレットを見つける。しかしアレックスがそのブレスレットをはめ取れなくなり、ブレスレットを狙う者に誘拐されてしまう。愛する息子を救うため、再びエジプトに向ったリックとエヴリンを、復活したミイラ怪人イムホテップが襲う。そんな中、呪われた古代の王スコーピオン・キングが、5000年の眠りから目覚めようとしていた。

生き物のように襲いかかってくる砂をはじめ、最新のVFXテクノロジーを駆使した特殊効果による映像で、観客の度肝を抜いた前作から2年。さらにエキサイティングかつスリリングな冒険が、砂漠を舞台に繰り広げられる。リックの勇敢さとエヴリンの知性を受け継いだ息子アレックスなど魅力的な登場人物と、驚異の映像マジック、スピード感あふれるアクションと、理屈抜きで楽しめる娯楽大作。前作の方がインパクトは強かったけれど、前作からの結び付きは良い感じに出来ていて、続編ならではの楽しみがたっぷり。

おすすめ度 ★★★

 

みんなのいえ

出演:唐沢寿明 、田中直樹
   八木亜希子 、田中邦衛

30台半ばの脚本家の飯島直介は、妻・民子と一生暮らす家を建てることになった。緑豊かな高台の土地にセンスの良い家を建てようと、2人が設計を頼んだのは、新進気鋭のインテリア・デザイナーの柳沢。家の設計は初めてだが、 海外の建築様式に精通し最先端のセンスを持つ彼に、2人は期待を寄せる。そして施工の方は、民子の父で大工の棟梁である長一郎に依頼することに・・・。仕事は丁寧で頑丈な家を建てる長一郎だが、最近はあまり仕事に恵まれていなかった。久々の大仕事、しかも娘夫妻の頼みとあって力が入る長一郎は、早速古い仲間を呼び集めるのだが・・・。

『やっぱり猫が好き』『振り返れば奴がいる』『古畑任三郎』で知られる三谷幸喜の監督作品。「“日本映画のようなアメリカ映画”にしてみたい」という彼のこだわりが、全篇を通して徹底されている。結末は想像出来ちゃう物語ではあるけれど、ほのぼのとしたハートウォーミングコメディは、思いきり笑えて元気が出る 。日本映画も捨てたものじゃないな!なかなかいいな!と実感できる。ちょっとだけ出てくる、豪華な脇役達を発見する喜びも味わえる。三谷幸喜の前作『ラヂオの時間』より、更に明解で楽しめるのでオススメです。

おすすめ度 ★★★★

 

JSA

出演:イ・ビョンホン 、ソン・ガンホ

南北朝鮮分断の地、板門店/共同警備区域(Joint Security Area)。ある日、北朝鮮側で激しい銃声が響き、2つの死体が発見される。事件の捜査はスイスとスウェーデンの中立国監督委員会にゆだねられた。捜査にあたったのはスイス軍女性将校のソフィー。事件の当事者である南北双方の兵士達は、それぞれ違った陳述書を提出し、それ以上語ることを頑なに拒んでいた。ソフィーは、事件の裏に陳述以上の事実が隠されていることを感じ取る。

朝鮮半島の不幸な歴史の象徴とも言うべき板門店で、国家の思惑を越えて生まれた友情と、その友情が生んでしまった悲劇。38度線を舞台に、緊迫したサスペンスと国境を越えた友情が胸に迫る衝撃の作品である。リアルな板門店のセットや俳優達の重厚な演技、そして卓抜した脚本が、南北分断の悲劇を、サスペンスフルに、そして感動的に描き上げている。ベルリンの壁が壊されドイツが統一されたのだから、個人単位での歩みよりから始まって、いつの日か南北統一も実現すると信じたい。それにしても、韓国映画恐るべし!!

おすすめ度 ★★★

 

タイタンズを忘れない

出演:デンゼル・ワシントン

1970年代初頭のアメリカ。公民権運動が起こり、ヴァージニア州の田舎町でも、白人と黒人のハイスクールが統合された。アメリカンフットボールのチームも統合され、「タイタンズ」が結成された。ヘッド・コーチは黒人のハーマン・ブーン。しかしチームが一丸となるための合宿で、生徒は次々といざこざを起こす。やがて、カリフォルニアからの転入生ロニーが加わった。心の壁にとらわれない彼の姿に、チームもやがて一つになっていく。彼らは次第にお互いを理解し合い、チームの結束を深め、快進撃を開始する。

奇跡のパワーで快進撃を続けた実在のフットボール・チーム「タイタンズ」の実話をもとにした、さわやかな感動を呼ぶスポーツ・ドラマ。人種問題という重いテーマが根底にありながらも、数々の障害を乗り越える若者達と彼らを率いるコーチの姿が、さわやかに描かれている。「友情って最高!スポーツって最高!青春って最高!」と、ただただ感動。実話だということに更に感動してしまう。アメフトのルールをちゃんと知らなかった私だけど、かなり詳しくなったかも・・・。エンディングで、若者達のその後が紹介されるのも実話ならではで、これがまた大好きな私。最後の最後まで感動できます。

おすすめ度 ★★★★

 

キャスト・アウェイ

出演:トム・ハンクス
   ヘレン・ハント

速さを誇る世界宅配便「フェデックス」のシステム・エンジニアであるチャック・ノーランド。彼は世界中を駆け回り、恋人ケリーとのデートも秒刻みという毎日だった。そんな彼が飛行機事故に遭い、無人島に流れ着く。仕事では問題解決のプロだった男が、自分自身の生命維持という緊急な問題に直面する。同時に、時間を節約し続けてきた男が、時間だけはありあまる状況に置かれることになる。恋人ケリーの面影と、新しい友達に見立てたバレーボールを支えに、彼は生きた。そして4年後。ついに島からの脱出に成功したチャックを待ち受けていたのは、もっと厳しい、もうひとつの試練だった・・・。

「フォレスト・ガンプ」の監督・主演コンビが贈る、感動の物語。飛行機事故で死に直面した後、4年間無人島で生き延び、再び文明社会に戻った一人の男を通し、生きるとは何か?という根源的なテーマを投げかけている。無人島生活の描写が意外と短く、4年間の重みがあまり伝わってこなかったのは少し残念だったけれど、社会に戻ってからの悲哀は心に迫ってきた。最悪と思われた無人島での生活よりも、更に厳しい現実が、普通の生活の中にもたくさんあるという事実は衝撃的。それでも「明日も息をして、明日も生きていく」という主人公に、人間の強さを感じることができるヒューマンドラマの傑作。エンディングも最高。

おすすめ度 ★★★★

 

オーロラの彼方へ

出演:デニス・クエイド
   ジム・カヴィーゼル

ジョンは6歳の時、勇敢な消防士だった父フランクを事故で亡くした。30年後の現在、ニューヨークの空にオーロラが現れた日、父の形見の古い無線機から男の声が聞こえてくる。その声の主は、なんと30年前の父だった。明日は父の命日。今なら明日死ぬ運命にある30年前の父の未来を変えられるはず。ジョンは必死で無線機の向こう側に語りかけ、半信半疑の父を救おうとするが・・・。

時空の裂け目でつながった過去と現在。過去は変えられないという常識を愛の力で覆していく、SF感動作。タイムトラベルを扱った新しい設定と筋書きが異色の作品。家族愛たっぷりのファンタジーに、過去と未来を交差したサスペンス展開には、思わず引き込まれてしまう。爽やかで温かいエンディングは最高。父と子の深い絆をたっぷり味わえる大人のファンファジーです。

おすすめ度 ★★★

 

プルーフ・オブ・ライフ

出演:メグ・ライアン
   ラッセル・クロウ

テリーは、国際的な人質事件を専門に扱うプロの交渉人。南米の国テカラで、アメリカ人技師ピーターが、反政府ゲリラに誘拐された事件を扱うことになるが、身代金交渉をすすめる前に、経営危機に陥った会社が保険をキャンセルしていたことが発覚。みすみす人質を見殺しにする悔しさをかみしめながら、テリーは現地を去ることになる。悲しみと怒りに震えるピーターの妻アリス。強い責任感を感じたテリーは、再び現地へ舞い戻り、「ピーターを必ず生きて連れ戻す」とアリスに誓うのだった。

ゲリラによる身代金目当ての外国人誘拐という現実に起きている深刻な問題を、ストイックな大人の恋と息詰まるサスペンス、激しいアクションシーンで描いた作品。メグ・ライアンとラッセル・クロウの熱愛発覚は、映画のストーリーと見事にクロスしただけに、なんとラブシーンが急遽カットされてしまったのだそう。噂では、メグはラッセルとの愛のために離婚。だがラッセルはメグを振ってしまったとか。にもかかわらず今の2人はいいお友達で、更に最近になってラッセルがメグとよりを戻したがっているらしい・・・。ハリウッドスキャンダルは、いったいどこまでがホントかな?

おすすめ度 ★★★

 

13デイズ

出演:ケビン・コスナー

1962年10月16日、キューバ上空を撮影した航空写真に弾道ミサイルが確認された。ケネディ大統領は強硬派が空爆を主張する中、第三次世界大戦という事態を避ける方法を模索していた。彼の実弟ロバートは国家安全保障会議を設置し、国防長官からキューバ海上を封鎖する案を引き出す。18日に対談したソ連外相にミサイルの存在を否定されたにも関わらず、同24日、大統領はついに海上封鎖を発動した・・・。世界を核戦争寸前にまで追いつめた「キューバ危機」。ケネディ大統領を支えたのは、実弟である司法長官ロバート、大統領特別補佐官ケネスだった。この悪夢のような13日間を、ケネスの視点からスリリングに描く。

CIAの機密文書をはじめとする膨大な資料を元に作られた脚本により、ソ連との駆け引きや交渉、政府内の戦いなど、史実をここまでスリリングに再現できたのである。リアリティと臨場感に富み、引きずりこまれる内容であり、3人の緊迫感のある演技は見ものである。まるで歴史の目撃者のような気分になれる。冷戦時代の人類の最大の危機を、米国のトップが、軍部や政権内利害の追求と調整の中で、最後は人類に対する愛情と信念のみを問われながらいかに回避の道を探ったのか、という凄絶な人間ドラマである。

おすすめ度 ★★★

 

シックス・デイ

出演:アーノルド・シュワルツェネッガー

近未来の2010年。パイロットのアダムは、ある日仕事を終えて家に戻ると、自分にそっくりの人物が家族と過ごしているのを発見する。驚くアダムを襲う謎の襲撃者達。「人間のクローン化」というタブーを破る陰謀に巻き込まれたアダムは、家族を取り戻すために謎の組織に立ち向かっていく。

大きな可能性と共に多くの倫理的問題を抱えるクローン技術の発達が、ストーリーの背景となっている。知らないうちに作られた自分のクローンによって、幸せな生活を奪われた主人公。誰が敵なのか?その目的は何なのか?先の読めないスリリングな展開によって、予想外の結末まであっという間に引っ張られるストーリーは、理屈抜きで楽しめる。不安や孤独に苦しめられながらも、愛する家族のためにたった1人で巨大な敵に挑んでいくシュワちゃんを、ただひたすら応援してしまう。究極の近未来SFアクション大作。オススメです。

おすすめ度 ★★★★

 

ダイナソー

6500万年前。卵の時にさらわれて、その後キツネザルに育てられたイグアノドンのアラダーは、思いやりと勇気にあふれた若者に成長した。そんなある日、巨大隕石の衝突によって、恐竜達は絶滅の危機に瀕する。アラダーは育ての親のキツネザル達と共に、伝説の楽園を探す旅に出る。途中で他の生き残りの恐竜達と出会い、友情、争い、そして恋愛を経験していく。

驚異のCG映像で描かれる、恐竜達の愛と冒険のファンタジー。ディズニーらしい、友情や優しさが感動的に描かれたエンターテインメントである。処理された実写の背景とCGで生みだされたキャラクターの融合は、驚きと興奮を感じさせる。飛躍的に高まったCGのクオリティは、単純な骨格モデルの上に解剖学的に想定される恐竜が実際に持っていたであろう弾性のある筋肉をかぶせ、その上にバネ構造の皮膚を貼り付けていくという作業により、恐竜にこれまでにはない重量感を出すことに成功したのである。恐竜達の力強い生命感が体感できる。

おすすめ度 ★★★

 

キッド

出演:ブルース・ウィリス
   スペンサー・ブレスリン

40歳の誕生日を数日後に控えたラスは、独身の有能なイメージ・コンサルタント。成功者として立派な生活を送る彼の前に、突然、8歳の自分「ラスティ」が現れる。彼にとって子供時代はイヤな思い出ばかりであり、「ラスティ」を見て自分の過去を思い出し、不愉快な気分になる。一方「ラスティ」も40歳になった自分が、自分の夢見ていた「結婚して犬を飼ってるパイロット」じゃないという事実にショックを受ける。「ラスティ」を消す方法を考え始めたラスは、あと数日後に迫った「8歳の誕生日」当日に原因があると突き止めるが…。

仕事で成功をおさめ立派な生活を送っている男の前に現れた、8歳の頃の自分。この不思議な体験を通して、彼が過去と現在の自分をも見つめ直していく様を、笑いと感動を交えて描くファンタジー。8歳の「ラスティ」が現れる前、彼女から「あなたはもうすぐ40なのよ。大きくなったらなんて言えないのよ。もう大人なのよ」と言われてしまうラス。けれども、8歳の「ラスティ」と過ごすことで、彼は忘れていた子どもだった頃の想いを取り戻していく。「人間は何歳になってからでも夢を実現できるんだ」「人生まだまだこれから」という勇気を与えてくれるエンディングは最高。子役の「ラスティ」が可愛い。元気の出る1本です。

おすすめ度 ★★★

 

宗家の三姉妹

出演:マギー・チャン ミシェル・ヨー
   ヴィヴィアン・ウー

20世紀初頭の中国で、古い因習に囚われず育てられた三姉妹。彼女たちは孫文や蒋介石など、後に国を動かすことになる人物と結ばれる。そして、過酷な中国の激動の時代を生き抜いて行く。「1人は金を愛し、1人は権力を愛し、1人は祖国を愛した」と言われる三姉妹の壮大な大河ドラマ。

単館系の映画館で超ロングランして話題になった映画。波乱万丈な人生を、懸命に生き抜く女性の強さにただ感動。国民の為、社会の為に生き抜く人生。人生の目的が大きければ大きいほど、人は強くたくましくなれるのかもしれない。立場は違ってしまっても揺るがない三姉妹の愛情には、感銘を受ける。また共産党と国民党との対立の根深さがわかり、世界史の勉強にもなる。

おすすめ度 ★★★

 

サイダーハウス・ルール

出演:トビー・マグワイア
   マイケル・ケイン

孤児院で育った青年、ホーマーの初めての恋と、彼が社会に出て成長していく姿を、美しい自然を背景に描き出す感動作。旅立ち、家族の絆と愛情、人々との出会い、初恋、そして生きていくこと。「サイダーハウス・ルール」は、大人になる過程で誰もが経験する道のりを、優しく爽やかに描いている。第72回 アカデミー賞(1999年)では、主要7部門にノミネートされ、助演男優賞(マイケル・ケイン)、脚色賞を受賞するという快挙を成し遂げた。

独特の作品世界で知られる米現代文学の巨匠ジョン・アーヴィングが、自身の同名ベストセラーを脚色。主演のトビー・マグワイアの繊細な演技、助演男優賞を受賞したマイケル・ケインの存在感、頑固ながら知性とユーモアを身に付けたドクター・ラーチを表現した確かな演技力などが、格調高い作品に仕上げている。ラストはとても感動的。見終わった後も、ドクター・ラーチのあの名セリフが浮かんでくる。

おすすめ度 ★★★★

 

スチュアート・リトル

弟を欲しがる1人息子のジョージのために、リトル家のやさしいパパとママは、養子をもらいに出かける。そこで、言葉をしゃべるネズミのスチュアートと出会う。スチュアートを気に入った2人は、彼を養子にもらい受けることを決める。しかし家に帰ると、新しい弟に不満なジョージと、スチュアートを敵視するリトル家の飼い猫のスノーベルが待っていた。ジョージはガッカリするし、スノーベルも自分がネズミのペットになることが気に入らない。だがスチュアートは持ち前の明るさと、誠実な心で家族とも打ち解けていくが…。

理想的な一家のリトル家にやって来た新しい家族、スチュアートはネズミだった。果たしてスチュアートは、本当のリトル家の一員となれるのか?人間の言葉が話せるスチュアートは、とびっきり可愛くて愉快。家族との触れ合いや、リトル家の飼い猫との対立。そして始まる大冒険。高度な技術を駆使して作られた、リアルなスチュアートは、必見。家族みんなで観て、家族の絆を深めよう。

おすすめ度 ★★★

 

ロミオ・マスト・ダイ

出演:ジェット・リー

何代にも渡り黒人ギャングとアジアギャングの抗争が続くオークランドで、アジア組織トップの息子が殺された。 香港の刑務所に服役中の彼の兄・ハンは、脱獄してアメリカへ舞い戻る。事件の真相を追うが、彼は黒人だけでなく、謎 の殺し屋一味からも命を狙われ出す。身内にも裏切られ、彼は孤独な戦いを続けていた。そんな時、意外な協力者・トリシュが現れる。だが彼女は敵対する黒人組織首領の娘だった!

「リーサル・ウォポン4」のジェット・リーがアメリカ映画初主演した作品。ギャングの抗争と許されぬ恋の行方と親友との仁義なき闘いを描く、傑作アクション。ジェット・リ−の、切れのある動きはめちゃめちゃカッコ良くて最高。それに、ジェット・リーの笑顔は可愛くて、ハイパー・カンフー・アクションがすごいだけに、そのギャップがまたいい。アメフトをする場面は、面白くてオススメ!!ジェットリーの強さと純粋さは感動もの。

おすすめ度 ★★★

 

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