◎第1話:新しい制服 (゚∀゚)
PS2ソフトが原作で、あの『To Heart』の続編。1はプレイしましたが、2は未プレイです。なんか「タマねえ」っていう人気キャラがいるらしいってことしか知らない。
OP、EDとも良い曲だなあ。キャラデザはもうひとがんばりほしい感じ。雑誌等で見るゲーム画面のキャラデザがかなり良いだけにちょっと残念。美術、作画は特に問題なし。
ストーリー、河野貴明(福山潤さん)が1と同じ学校を舞台にいろんな女の子と出会っていくってことになるのかな。まずは幼馴染の柚原このみ(落合祐里香さん)。中学の卒業式で貴明が迎えに来たりともう周知の仲の様子。両親が出かけるからこのみは貴明の家にお泊り。新しい制服が嬉しくて着て見せたり、手料理作ったり、ホラー映画見て抱きついたりと、のっけからべたべたです。夜は一人で寝るのが怖くって添い寝したりって、いくら幼馴染だからってここまでするもんかあ?なんともギャルゲなノリですなあ。このみのしゃべり方も頭弱そうだし。
次回は例のタマねえがメインの回のようですが、こんな感じで主人公が毎回違う女の子にモテモテになるという感じなんだろうか。この手のはどうも苦手なんだが、他にどんなキャラがいるのか知りたいし、とりあえず見てみるかあ。
◎第2話:おさななじみ
友達の向坂雄二(鳥海浩輔さん)の姉、タマ姉=環(伊藤静さん)が還ってきた。でタマ姉も同じ学校に編入することに。
ほー!これが噂のタマ姉か!お嬢様っぽいと思いきや、弟にアイアンクローして脅したり、勝手に部屋に入ってエロ本物色したりと、暴君っぷりに笑った。うん、確かに良い姉だ。なるほどこういうのが姉萌えなのかー。なんか納得。うむ、もっとタマ姉エピソードを見たいが、もうほとんどコレっきりに近いんだろうなあ。だからこういう1話1ヒロイン形式のは…。
◎第3話:小さなお茶会
今回のヒロインは委員長キャラの小牧愛佳(力丸乃りこさん)。図書委員じゃないのに書庫の整理をしてたところ、貴明が手伝うことに。愛佳は男の子が苦手なのだが、貴明とは話せて、書庫の奥での秘密のお茶会にも招待。図書委員長(浜田賢二さん)から、もう書庫の整理はしなくて良いと言われるが、意を決し図書委員会で、やっぱりやりたいので続ける発言。
動機はどうあれ、図書委員長の発言は至極もっとも。なのに完全に悪者になってるし、部外者に仕事を任せきっちゃう他の委員も適当過ぎ。さらにそれに甘えきって部外者のままやり続け、しかも書庫を私物化しちゃうとはいったいどうしたものか。いまいちキャラがはっきりしないし、どいつもこいつも行動が適当だし、なんだかなあ。キャラデザ的には可愛いんだけども。
◎第4話:自転車
今回のヒロイン、十波由真(生天目仁美さん)はなんだかものすごいお嬢様。祖父の後を継ぐため家では英才教育を受けているが、閉塞感を感じている模様。自転車で登校したら衝突したり、貴明が打ったボールがぶつかったりしたせいで、貴明が勝負を挑んできてると思い、勝手に怒ってる。が、一緒に映画を見たりゲーセンで勝負するうちに打ち解けてきた。
うーむ、なんだかイタいキャラだなあ。これは多分ツンデレ系キャラなんだろうけど、ツンデレってこういうもんなのか?だったら、こんなのがそばにいたらヤだなあ…。ツンデレっつーか、ただのアホの子じゃないの?あと、そこまでの金持ちのクセになぜか下校だけ車で登校は自転車っていうのも意味分からんし、リムジンを運転してるのが運転手じゃなくて当主自身ってのも、なんかテキトーな描写に見える。今回はイマイチだなあ。
それにしても生天目さんの演技の幅は広い。エンドロール見るまで分からなかった。
◎第5話:勧誘
今回のヒロインは笹森花梨(中島沙樹さん)で、ミステリー研究会の部長。ミステリーと言いつつ、ミステリー小説ではなく、怪奇現象が対照。間違えて話聞きに来てくれるからってオイ、そりゃひでぇ。そんなだから新入生にも逃げられて、他の部員はなし。貴明がカモになりそうと見た花梨は、わざとぶつかって病弱な感じを装ったり、アンケートと偽って活動届に名前を書かせたりとやってることが相当ひどいな。これはまた、イタいキャラが出てきたなあ。
で無理やり入会となった貴明と二人で、裏山でUMA探し。持ってきたお弁当はタマゴサンド。小学校のときみんなでツチノコ探しに来たときに食べた思い出の味なんだとか。でも中学になると自分だけUMAを追い続け、友達にはソッポを向かれてしまったという寂しい想い出でもあった。貴明は同情したか、流されてか、そのままミステリー研究会に所属し続けることにした。
花梨の元気が良いところは可愛いと思うし、タマゴサンドが関わる想い出は悲しげで、花梨の明るさの裏にあるものを見せるようでぐっと来る。んではあるが、やっぱりちょっとイタいコだよなあ…。というわけで、好きになりきれないのでした。
◎第6話:七輪と少女
今回のヒロインはるーこ(夏樹リオさん)。道で倒れたのを貴明が助けて餌付け。同じ学校に転校してきた。るーこは自分を宇宙人だと言い、すごい力を使ったりする。
宇宙人ってなんだそりゃ。そりゃ初代だって超能力者とかアンドロイドとかいたわけだから、リアリティは求めないけどさ。それにしたってこのぶっ飛びかたは…。キャラが強過ぎる上に、突然過ぎてどうにもこうにも作品世界に馴染まない感じがしてしまう。少なくともワタシは受け入れられないなあ。常にマッチ棒で買い物できてるってあたり、るーこは地域的にはもうすっかり"カワイソウな子"なんだな。実はホントは宇宙人なんかなじゃくて普通の人間で、「あっちの世界に行っちゃってたって別に良いんだよ!」という感じで貴明が広大な心で受け入れる、っていう展開ならまだマシかな。でもやっぱりヤダけど。
それにしても委員長の愛佳は第3話同様、良い人そうに見えて自分のことしか考えないヤツだな。「るーこ係」とか言って、なついてるからって一人の生徒に押し付けるなんて。うーむ、アニメ版を見てる限り、どうにもこういう浅いキャラ設定が気になってくる。
◎第7話:UFO ↓(´・ω・`)
るーこ話の続き。ミステリー研で天体観測会をするということで、生徒集めをする花梨と貴明。メインキャラがみんな集まって観測会…と思いきやUFOを呼ぶのだという。ベントラベントラやってると、るーこ登場。ついにUFOが現われた!と思ったら流星群だった。
だまして人集めて、しかもやることがあんなんてホントにひどいな(;´Д`) 平気でこういうことを言ったりできたりしちゃう花梨はやっぱりちょっと苦手だなあ。結局るーこの正体が分かるわけでもなく、何なのかどこに行き着くのか良く分からない回だったなあ。作画も悪かったし。ちょっと評価下げておこう。
◎第8話:すれちがう想い
今回のヒロインは双子の関西弁娘=姫百合珊瑚(石塚さよりさん)、瑠璃(吉田小南美さん)。珊瑚は天然系のようで、猫を助けたら自分が降りれなくなったり。そこを貴明に助けてもらって惚れてしまった。瑠璃はツンデレ系か?珊瑚にべたべたする貴明(実際は逆だが)に怒り、いろいろ嫌がらせ。そんな瑠璃も貴明の良い所を感じたか?でもお互い、今まで双子でいつも一緒に過ごしてきたのに、別の存在が現われ、戸惑っている様子。
珊瑚を抱きとめた貴明、「わー、女の子!」とか言ってるけど、この作品は時系列が前後しているようなのでいつのことかは分からないが、見ているこっちとしては「何を今更ふざけたことを!」という感じでしかなくて笑った。しかしまあこの双子、キャラデザ的には良いかもと思ったけど、性格的にはどっちもアレだなあ。珊瑚はいきなりキスしたりとか電波過ぎる。瑠璃はいくら珊瑚を守るためといったってやり過ぎ。金的もあんまりだが、黒板の悪口は酷すぎるよなあ。あと、珊瑚があそこまでべたべたしてきてるのに、まったくやきもちやかないこのみもどうなのか。そういう描写を加えるだけでラブコメものとしては良くなるのになあ。
それにしても雄二が貴明に言ったセリフ、「恋愛帝国主義の独裁者」に笑った。まったくもってそのとおり!
◎第9話:ふたり
貴明、雄二、姫百合姉妹の4人で遊園地デート。絶叫系が大好きな珊瑚に対して、瑠璃はそういうのもお化け屋敷も苦手。貴明にしがみついたり、腰が抜けたのでおんぶしてもらったり。珊瑚はUFOキャッチャーでペンギンのぬいぐるみを取ろうとするが、失敗。買って済まそうとデパートに行くが、在庫なし。珊瑚に喜んでもらおうと瑠璃はUFOキャッチャーに挑戦。いくらやっても取れないが、貴明も手伝ってようやくゲット。瑠璃は珊瑚に、姉としてではなく好きだという想いをぶつける。
今回もアイタタだったなあ。特に瑠璃。冒頭から瑠璃の百合的表現があっておやっと想ったが、ほんとにそういう設定なのかー。珊瑚以外はみんな敵、それ以外の人間はいらんって、まあ若いまっすぐな想いらしいんではあるが、さすがにこれは引いちゃうなあ。しかし、100円で取れないからって簡単に金で解決しようとするなーっ!UFOキャッチャーで取る楽しみってそういうもんじゃないだろう?ましてや若いもんが!どんなオッサンたちの集団だよ。
それにしても今回も雄二の言った「恋愛資本主義の勝者」の言葉どおり、貴明はジゴロっぷりを発揮してました。悪態をつく瑠璃を「はいはい」と軽くあしらう、なにこの余裕っぷり。これで女嫌いってよく言うわ!ほんとに貴明ばっかり良い思いして、ダシに使われる雄二は可哀想だ。
◎第10話:約束
今回のヒロインはイルファことメイドロボのHMX-17a(萩原えみこさん)。高校入学前に珊瑚も開発に携わっていたようで、完成後は姫百合家でメイドロボとしてモニター。だが瑠璃は受け入れてくれない。イルファは貴明に相談、このみの母=柚原春夏(本多知恵子さん)の必殺カレーを食べに行き、愛情というスパイスが大事と教えられる。そして貴明も呼んでカレー再挑戦。まだイルファが今のボディじゃなかったとき、瑠璃が無理に外に連れ出したときに外の世界を知ったことを感謝していることを伝える。瑠璃は美味しくないと言いつつ、珊瑚の好みを教えると告げる。少しずつ受け入れ始めたのだった。
ヘッドギアついてるのいないなーと思ってたら、ちゃんといましたね。それにしてもマルチの頃より大分進化してるなあ。ここまで来ると人間と区別つかないねえ。マルチとかセリオくらいの外観のほうがロボらしいし、なんか愛着も沸く気がする。性格的にもあっちのほうがいいな。昔はサッカーロボだったっていうけどどんなだったんだろう。声が萩原さんのままだから女の子型みたいに思えるけどもっと違うロボロボしたフォルムなのかなあ。だとしたらそっちのほうがいいかも。
それにしても瑠璃は相変わらず困ったちゃんだなあ。すぐ拗ねて切れるし、ついていけんわ。あと、いくらモニター中とはいえ、研究員が常にイルファの目を通して見ていることにビックリ。プライバシーも何もありませんな。
◎第11話:満開の八重桜
タマ姉は、貴明をとりまくヒロインたちに声をかけ、野点に誘う。子供の頃の思い出話をしながら、貴明のひざでひざまくらしたり。そして迎えた野点、このみと共に和服でお客様を迎え、みなさんに挨拶。
なにこれ?と思ったが、タマ姉の妙に大人びた話しっぷりと言い、「うちの貴明」とか言っちゃうところと言い、これはライバルに対する先制所有宣言なのか?終盤に修羅場が見られるのか?だとしたら楽しみだ。
◎スペシャル:特別編
総集編だからスルーするつもりだったけど、たまたま生で見ちゃったから感想も書いておきます。
今時珍しいほんとにフツーのお手本のような総集編でビックリ。タマ姉とこのみの語りで進むけど、前回のこともあるし、なんかタマ姉のほうがヒロインみたいだ。それにしても野点はどうなったんだ?前回ああいう引きなのに続かないのかな?
◎第12話:春風
他の女の子が現われたために貴明に近づけなくなり、寂しく感じているこのみ。貴明、雄二と姫百合姉妹が遊園地デートに向かうところを目撃し、やきもちをやく。このみはタマ姉に相談しようとするが、野点での発言が気になり相談できない。そんなとき、貴明がこのみを「妹みたいなもの」と言うのを聞いてしまい、泣いて走り去るのだった。
ようやくこのみがヒロインっぽくなってきて良い感じだなあ!急激に貴明を意識して、これまで平気だったことを恥ずかしがったりする様がなんとも可愛い。やきもちっ娘っぷりも良いし、ここにきてこのみの好感度が急上昇です。
◎第13話:はじまりの朝
妹発言により、このみと顔を合わせづらくなった貴明。修学旅行は近づくし、親には一緒に住もうと言われるしで揺れ動くが、迎えに行っても学校でもすれ違い。タマ姉にビンタされてすっきり→このみに会って仲直り。
あんまり劇的な仲直りじゃなかったなあ。一気にこのみエンドに向かうのかと思ってたけど、結局結論を出さずにハーレムエンドということなのか?でもまあギャルゲーアニメならこんなもんかあ。
というわけで最終回。聞くところによると『SHUFFLE!』ではブレイクスルーがあったようだけど、ギャルゲーアニメらしい構成でした。未プレイだからキャラを知りたくて最後まで見たけど、ちょっとガッカリ目だったかなー。
なんと言ってもキャラにおかしなヤツが多過ぎじゃないか。1作目も相当個性的なヒロインたちだったが、2はそれに増して個性的な上に、性格に問題があって、どうにも好きになれるヒロインが不足。第11話のタマ姉の"領有宣言"にはワクワクさせられたけど、その後プッツリ。第12話のこのみは可愛いかったけど、終盤にちょっとだけだからなあ。多過ぎるヒロインを短い話数で全部使い切ろうとして手を広げ過ぎ、消化不良になってしまった感じ。ゲームをやってから結論を出すべきかもしれないけど、とりあえずアニメ版はイマイチでした。
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