◎第1話:チョコとハートの流れ星 (゚∀゚)
安野モヨコ・著、なかよし掲載作品のアニメ化。
OP、『魔女っ子メグちゃん』を思わせるような、ちょっと古い感じのする曲。だが作風には合ってるし、覚えやすいメロディ、ダンナの庵野秀明が絵コンテを担当したOPの出来の良さと相まって、良い印象を受ける。EDもわりと良い。
キャラデザ、美術等、作画面は全般的になかなか良好。原作は、アクの強いデザイン、斬新過ぎるコマ割(というか割ってない)のせいで非常にごちゃっとした印象を受けるのだが、そのへんがみんな払拭され、すっきりと見られるのは非常に良い。これだけでもアニメ化して成功だったと言って良いんじゃないか。
ストーリー、魔界の次のクイーン候補として人間界にやってきたショコラ(松本まりかさん)とバニラ(井端珠里さん)。人間が抱く驚きや恋心の感情が形となって表れる"ハート"を集めるのが修行。
というわけで説明的なカットが多いものの、よくまとまってる。ただ演技がスゴイ…orz 特にショコラ役の松本まりかさん、慣れてないのは分かるがあまりにも…。『ケロロ軍曹』での井端珠里さんが非常にアレだったのだが、この作品では井端さんの演技がマシに聞こえちゃう。声優オタとしてはなかなか厳しいのだが、アニメ自体の出来としては悪くない。原作だと少々ストーリーが分かりにくく感じたことだし、ちょっと続けてみよう。
◎第2話:かえるとねずみのラブバトル
井端珠里さんが名声優に思えてきてしまった件。
というわけで相変わらずビミョーな演技です、松本まりかさん@ショコラ。
で今回は、謎の美少年・ピエール(小西大樹さん)についてと、彼のファンクラブ=メンバーズ登場。それから使い魔のデューク(八十田勇一さん)とブランカ(横山智佐さん)の登場。それにしてもメンバーズの顔は怖すぎる。昔の西洋人形みたい。
◎第3話:新聞部とつげき☆インタビュー
新聞部の西谷くん(中川玲さん)はショコラのことが気になる様子。でもショコラはピエールのことが気になっている。…と、しっかりラブコメ風になってるんだが、キャラと声のせいでどうにもショコラに萌えられず、作品自体にも入り込めにくい感じ。
この作品、男の子がたとえ純粋な気持ちで好きになったとしても、当の女の子はほとんど躊躇せずにハートを奪ってハイさようなら、な流れが自分には少々厳しい。でも今回「なぜか西谷のハートは取れない」って言うから、ほんとに好きになってくれたコだと別みたいな感じで別の流れが発生してくれるのかと期待してしまったが…それはもう一歩かな。
まあ友情話ということで、きれいにまとまっていたのでいいんじゃないでしょうか。
◎第4話:魔法のリップは恋の予感
クラスで「ロミオとジュリエット」の演劇をやることになった。真部カレン(伊藤実華さん)は燃えているが、思っていることをつい口に出してしまい、うまくいかない模様。魔界の通販カタログで「真実の唇」を買ったシュガー。
「がんばりました」というバニラのセリフがなかなかかわいかった…と思ってたら、うわ!バニラって裏でそんなこと考えてた黒いヤツだったのかー!女ってコエー!
さて、代役でヒロインをやることになったカレンだが、相手は好きな男の子=ハヤト(寺井沙織さん)。お芝居でも恋を語るなんてできません。シュガーは、悩むカレンに真実の唇を使って本音をしゃべらせる作戦に。…ってそりゃひでえな!衆人環視の中で告らせるなんてスゲー晒し者だ。あとみんなの前で粗相をバラされたハヤトも相当惨め。ひどい話だなあ。まあ最後にちゃんと告白できてハッピーエンドになったから救われたが。
で男心をよく分かってる魔性の女=バニラはメイドコスでハート大量ゲット。コエー!
◎第5話:ドキドキハラハラ!!家庭訪問
担任の望月先生(中川里江さん)がショコラ、バニラの家に家庭訪問に来ると言う。先生はロッキンロビン(津田健次郎さん)のファンであり、ねらいはそこだった。だがロビンはCM撮影の仕事が長引いて遅れる。代わりにデューク、ブランカをロビンの姿に変身させて乗り切ろうとするが…
なかなかおもしろい展開ではあったが、これでキャラ萌えができればもっといいんだけどなあ…。バニラは黒い子だし、ショコラは演技がアレで性格的にもナニだし、ここは一番おとめちっくな望月先生に萌えておくしかないんだろうか。ラストのデュークがやったお詫びのサインプレゼントは余計だったなー。ロビンもあそこまでやってあげるんだから、サインくらいあげればいいのに。せっかく舞い上がってた望月先生が落とされてなんか不憫だった。
◎第6話:ハートをねらえ!恋のフェンシング
魔界から来たフェンシング選手がそのプレイで観客のハートを集めるのを見て、自分もフェンシングをやることを思い立つショコラ。しかしフェンシング部の部長はピエール。自分と勝負して1ポイントでも取ったら入部していいと言うピエール。そして一週間の特訓を経て迎えた、ピエールとの試合。だが力のさは圧倒的。全然歯が立たないが、諦めずに立ち向かう姿にハートを出す男の子たち。
しかしなぜいきなりフェンシング。シブいところをついてくるなあ。フランス語で専門用語言われても分からんよねえ。デュークに言われて、もしかしてピエールのこと好きかも?とショコラが意識しだしたところがポイント。
◎第7話:ショコラ、女王候補失格!?
ブランカに母親のことをバカにされたので、調べようと魔界に戻ったショコラ。だがクイーン候補が審査官=ロビンの許可なく魔界に戻った場合は失格となる決まり。審問会にかけられ失格の危機。そこへもう一人の候補であるバニラも、ショコラをかばうために魔界に戻ってきてしまう。この行為に心を動かされたクイーンのキャンディー(島本須美さん)の提案により、二人はいったん失格の後、再びクイーン候補として選ばれた。
今回は作画クオリティも高かったし、話も動いたので良かった。ピエールの謎の一端も明かされたし、もっと本筋が進んでほしいな。
◎第8話:レディな気分のバカンスデート
ピエール+メンバーズの方々とお泊り会。海に行っても泳ぐわけじゃなく、パラソルの下でご歓談。ってこんな中学生やだ(笑) ショコラは、魔法のアイテムのミュールで大人に変身してピエールとデート。が、外見が大人になっただけなので、ボロが出まくる。ピエールには既にバレバレなんだろうから、痛々しくて見てらんない。
それにしても、締めくくりが流しそうめんなのに笑った。それまであれだけセレブできたのに流しそうめんって!どういう感覚なんだ。
でついにピエールに対してハートを出しちゃったショコラ。+今後の焦点になりそうな黒いハートが登場。これは嫉妬心か?
◎第9話:緑のハートがくれたもの
アキラ(菊池こころさん)の飼い犬:ひろしがいなくなった。学校を休んで探しているアキラと一緒にみんなで捜索。ひろしは帰りが遅れたアキラパパを迎えに行ったのだった。協力してくれたみんなに対して友情の緑のハートを出すアキラ。
今回は作画が良くなかったが、この作品は重要な回=前回&前々回と、つなぎ=今回で、脚本、作画ともクオリティに差があるなあ。今回は抜けてもまったく困らなそうだが、バニラの行動がいちいち計算づくで、なかなかな黒さを見せたところがポイントか。それにしてもショコラはアキラに対してまでハートを出しそうな勢いだ。
◎第10話:ロビンに学べ!ラブラブ大作戦
ロビンのCM撮影現場に紛れ込んだショコラとバニラ。ロビンが女の子のハートを次々ゲットするのを見て研究。自分たちも同じ方法で男の子のハートをゲットしようとする。
入るときに魔法を使っているようでもなかったが、こんなに簡単に中に入れちゃうなんてなんてセキュリティの甘いTV局なんだ(笑) しかしハートを取るために研究熱心だったり、ちゃんとハートを取れてたり、実にバニラの真実面が出ていたなあ。ギャグとかロビンのヘンなセリフはおもしろかった。
◎第11話:恋より大切!?友情魔法
クラスメイトの白鳥美月(那須めぐみ)がバニラに恋の相談。ショコラ以外で初めて友達ができたと美月に協力する。だが2人だけの秘密と約束したのに、ショコラが知っていることが分かり、美月は怒ってしまう。で魔法の力で仲直り。美月と先輩も良い感じに。
うわー!バニラさん、男の気を引くアドバイスが的確すぎてコエー!なんて計算高い女なんだ。美月ちゃんは先輩にかわいいところを見せようとして失敗しちゃうわけだが、でもこういうのも、ていうかむしろこっちのほうがかわいくて良いよねえ!ドジっ子かつ元気なコということで、美月ちゃんはそのままでも十分ステキだと思います。ていうか、なんだか美月ちゃんがやたらかわいかったんですが!
◎第12話:ショコラ、ネコになる!?
猫がかわいいと言う男子の言葉を聞いて、猫に変身したショコラ。ピエールに拾われて洗われちゃったり。
いかにも繋ぎのネタだから恐れていたのだが、やはり絵、脚本ともダメダメだった。なにより致命的なのは、猫語でしゃべるショコラがちっとも可愛くないことだな。
◎第13話:輝けハート!女王候補試験
女王選びの中間試験てことで、どちらがより多く女の子のハートを集められるか勝負。
バニラはクッキーを女の子に配る作戦。ってそれってワイロじゃねえか。クッキー持っていってみたら騒ぐのは男ばかりということで、女の子からは受け取り拒否。そりゃそうだよなあ。バニラは男心は非常に良く分かる計算高い女だが、女の子の気持ちは分からない、というか同姓から嫌われるタイプだよね。ショコラなんか何もしなくても女の子に人気が高そうだ。
◎第15話:あべこべマカロンで大混乱!?
第14話は、RD-X5クラッシュのためロスト。第15話は、通販で買ったあべこべマカロンのおかげで、ショコラとバニラの中身が入れ替わってしまった。
それぞれのキャストがいつもとは逆の演技をするのはおもしろかった。井端珠里さんがだいぶ演技力が上がってきたのも分かったし、松本まりかさんのバニラもなかなか。むしろこういう役のほうが合ってるのかもしれない。ネタとしてはありきたりだが、ハートを集めるには外見だけじゃダメだと気づかせたのは良かったかな。
◎第16話:ショコラ、アイドルになる!
なんか唐突な出だしだけど、みんなでどっかに買い物に行っている模様。そこでヒーローショーを見る。ツテでスタジオ見学できることになったのだが、ショコラが感じたとおり、ココ(清水香里さん)も魔界からきた魔女だった。ホームシックにかかったココはショコラに身代わりを頼んで撮影を抜け出す。で撮影開始。アクションシーンもショコラの魔法で何とかなるが、最後にマスクを外すところでピンチ。だがロビンの説得でココが戻り、ぎりぎりで入れ替わった。そしてココも両親に会うことができたのだった。
特撮も主演女優の手品(魔法)任せって、なんてムチャクチャな現場なんだ(;´Д`) いつものようにやっちゃってよ、じゃねえよ。ありえなさ過ぎ。つなぎの回という感じなので、やはり話も絵もイマイチだった。
◎第17話:おじい襲来!恋のダンス対決
ショコラのおじい=コルヌ(岩崎征実さん)がやって来た。一緒に遊んだりしてるが、パーティでおじいとハート集め勝負。おじいは勝負を通じて「力を抜いてやれ」というアドバイスを送ったのだった。
テディベアに囲まれて寝る不良ジジィって、良いキャラだな!なんか普段より簡単にピンクのハートがどんどん集まってるのはちょっとどうかと思ったが、楽しいお話ではありました。
◎第18話:超こわ!ハロウィン肝試し!?
ハロウィンパーティ。ショコラが実行委員になるが、行ってみると委員になっているのはメンバーズばかり。だがショコラの提案で肝試しをすることに。メンバーズのリーダー=剣城百合香(樋口智恵子さん)は、ハロウィンパーティ成功のため、ショコラを家に招待して相談。なんでいきなり百合香の態度が豹変してるんだ、と思ったけど根は良いやつってことなのか?
ハロウィンパーティは無事成功。だが「あのコのおかげってことになてる」と他のメンバーズは面白くない。いや、実際そうだろ。おまえら全然働いてなかったし。
で、腹いせにショコラを体育用具室に監禁。魔法の使いすぎで出られなくなってしまったところ、ピエールが助けに来て、密室で二人っきりという状況に。そこへ外から戸を開けた百合香がやってきて目撃。百合香に嫉妬の黒いハートが表れた。
魔法が使えないってのはちょっと苦しいような気が。だって今までそんな回数とかの制限の描写は全然なかったからなあ。百合香はあとで良い人に戻ったようだけど、わざわざ黒いハートを見せたってことはあとでまた一悶着あるんだろうか。
◎第19話:使い魔・ブランカのちっちゃな恋
ブランカがチーズ屋さんのお兄さん=良之(宮本充さん)に恋してしまった。ブランカは人間の姿になってチーズ屋でバイト、そして念願のデート。だが良之はいつも哀しそうな眼をする。フランス留学中の瑞枝(中川玲さん)と離れているからだった。良之に笑顔でいてほしいブランカはシュガーと一緒に魔法で良之をフランスに連れて行き、再会させるのだった。
切なくも良い話でした。それにしてもブランカって人間に変身できるのか!なかなか可愛いじゃんかー。しゃべるネズミだーとか言われて怪しまれるんだから、いつもその姿でいてくれよ!しかし良之ちゃまもただの遠恋かよ。死んだりしたのかと思ったのに。ヘタレな良之ちゃまより、ブランカにはもっといい人が現われるよ、きっと。
◎第20話:ショコラピンチ?かわいい魔女志願
魔法を使ってるところをソフィア(宮本侑芽さん)に見られてしまった。ソフィアは魔法を教えてほしいと言い出し、家にも来る。最初は適当にあしらって追い返そうとするショコラだが、魔女コスで遊びに来たりするうち、ちゃんとつきあってあげるように。ソフィアはクラスメイトのクリス(寺井沙織さん)の妹だったのだが、クリスによるとソフィアが魔女になりたい理由は、置き忘れて離れ離れになった熊のぬいぐるみの"くーちゃん"とお話して謝りたいからだとか。だが既に川の底に沈んでしまったくーちゃん。ショコラは、魔法で熊のぬいぐるみを作り出し、ソフィアをくーちゃんとお話させてあげるのだった。
ショコラはビアンカの発言のせいで魔法を見せる羽目になってしまったのだが、いくらライバル女王候補の使い魔だからって軽率過ぎないかビアンカ。あと、普段ハートを奪ってるときは、人目を気にせず魔法を発動させてるから、魔法使用時は時間が止まったり別次元に行っちゃってるとかで、常人には見えてないのかと思ってたから驚いた。実際どうなのか気になるなあ。
◎第21話:魔法のティーカップは夢気分
夢の中を覗けるティーカップを購入。クラスメイトの夢を覗いてハートを奪う糸口を見つけるため、青空カフェを開店。ショコラは最後に現われたピエールの夢を覗こうとお茶を出す。夢の中では、ピエールは雪の中で一人寂しそうにしていた。ピエールの心の中の孤独感を見て、いっしょにスケートをしてあげるショコラ。だがピエールはショコラを帰したくないと言う。なぜか戻れないショコラ。カップを割ることによって助けられたのだが、魔界の匂いがするのでピエールには近づくなと忠告されるのだった。
冒頭、寝起きのシーンで髪を下ろしているショコラはなかなか可愛かった。いつものヘンな髪型じゃなくて、こういうのののほうが似合うと思うんだけどなあ。しかし、カップで見られるのは「将来の夢」なのか「夜に見る夢」なのか、ハッキリしてないというかごっちゃになってた感じがするのが気になる。
◎第22話:ショコラ&バニラ 恋の三角関係?
バニラは10万エクル達成。対抗しようとショコラは人気の生徒会長=篠原(甲斐田ゆきさん)を狙う作戦に。だがそれを聞いていたブランカの進言で、バニラも篠原狙い。篠原もバニラが気になるようで、最初はショコラにはつれないが、だんだん気になるように。ついにはハートを出すようになる。
あくまで計算高く、男好きするような行動によりハートをゲットするバニラに対して、自分は自然体で行けば良いというのを学んだだろうか。最後の夕陽の見える海岸は、反則なくらい雰囲気に流されそうなシチュエーションではあるけど。それにしても強引な魔法の使い方だったなあ。記憶はあのままでいいのか?しかしああいう男は小学生女子にはあそこまで人気が出ないと思う。
◎第23話:走れ走れ!友情リレー
ショコラ、リレーの選手に選ばれる。最初はやる気ないが、一位になったらハートをゲットできるかも?ということでやる気に。だが、選手の一人である佐紀子(中川里江さん)が脚を怪我してしまう。同じく選手の綾乃(水野理紗さん)と佐紀子は昔からのライバル。今年のクラスで初めて一緒に走れることになった上に、佐紀子が転校するのでこれが最後のチャンスということで、どうしても一緒に走りたい。ショコラは佐紀子に一緒に走ろうと言い、魔界通販で買ったギュンギュンシューズを「たっぷりおまじないしといた靴」として佐紀子に渡す。だがその靴は男の子用で女の子には効果がない。しかしみんながんばって、優勝はできなかったものの、2位。選手も他の生徒たちも感動に包まれる。しかも転校しなくて済むことになり、来年の再挑戦を誓うのだった。
ショコラが人間のすごい力、そして友情を知る、ということで良い話でした。でもショコラのようにサッパリしてて、表裏なく、がんばっちゃう子って同性に人気出そうだね。バニラのほうがもっと人間とか友情のことを知るべきだと思った。ところでワタシは綾乃ちゃんのほうが好みです。
◎第24話:バイバイ、ハートの髪飾り
魔界通販で買った"もてもてバレッタ"で24時間だけのモテ期なショコラ。次々と男の子からハートを奪うが、取り過ぎたせいで男の子たちはすっかり体力を消耗、人の心を無視して取りまくる態度も問題視されていた。そんな中、いくらハートを奪っても次々ときれいな色のハートを出す=ショコラのことが本当に好きな守山(伊藤実華さん)が現われる。ショコラは、守山と触れ合ううち、ハートをもらうときの心構え、相手を想う気持ちという、大切なものを学んだ。
あくまで戦略的に、狡猾にハートを奪っていくバニラに対し、"愛"をもってハートをいただくことを学んだということで、いよいよクイーンへの道を歩み始めたか?"オグル"の一族かも?というピエールの正体が明かされつつあるし、これからはメインストーリーがどんどん進むかな?この作品はメインとサブで出来の差が激しいからなあ。
しかしあれはずるいっていうか、反則なアイテムだよなあ。ピンクのハートが1000エクルだから、30人=2クラス分程度の男の子からハートを奪えばバレッタ(3万エクル)買えちゃうもんな。どんどん増産していけるよ。使ってると悪い印象を与えるようだからクイーン試験では使わないほうが良いようだが、魔女の普段の生活においては全然関係ないもんなあ。
◎第25話:ピエールの秘密、手帳の秘密
ピエールがオグルかも?という疑いが出てる中、ショコラはピエールにランチに誘われた。すっぽかしたものの、メンバーズのやっかみは受けるし、せっかく仲良くなった百合香もノワールのハートを出しちゃって決別。ピエールに再度ランチに誘われ、ショコラは行ってしまう。するとそこでは、ショコラに言われたことを気にしてるような感じで苦手なニンジンを食べているピエールが。またもショコラはハートを出してしまう。
ニンジン食べてみせるパフォーマンスはあまりに狙い過ぎてて笑ってしまったが、ショコラもそれに乗っちゃうんだもんなあ。二回目の誘いのときも「こっちからしかけてやる」とか言ってるけど、なにをどう仕掛けるつもりなのかさっぱりだし、実際何もしてないし。もう行きたくて行きたくてたまらないけど、無意識のうちに自分に言い訳してるような感じしかしないな。
◎第26話:クリスマスには恋するハート
ショコラ、バニラの家でクリスマスパーティをすることになったが、部屋が汚いので呼べない。魔界通販でお掃除グッズを買おうと思ったら、ロビンからハートを無駄遣いしたらプレゼントをあげないと言われる。そこで、ハートをゲットする作戦。男の子は好きなコに意地悪するという話をバニラから聞き、自分のことを「タイプじゃない」と言った森田ケンジ(斎賀みつきさん)に狙いを定める。だが石田マユ(樹元オリエさん)は森田のことが好き。そのせいでパーティが中止になりかけるが、パーティに男子も読んで、女の子たちが協力して二人をくっつける作戦。勇気を出して想いを告げられたマユ。森田もマユに好きだと答え、2人は手をつないでショコラ、バニラの出したオーロラを見るのだった。
女の子たちの共謀する様が、なんともラブコメしてて楽しかった。しかし森田くんはショコラに対して気があるようなそぶりが見えたが、ほんとはどうなんだろう?ああいう感じを見せてるから絶対ショコラのことがすきなのかと思ったんだけどなあ。雰囲気に流されてマユの想いに応えてしまったのか?いや、それも男には十分あることだが。
◎第27話:小さなハート、まっ赤なハート
お正月なのに魔界に帰れないショコラたち。小さな男の子=ミハル(竹内順子さん)と出会い、家に行ってみるとアキラの家。ミハルはアキラの従弟だった。ショコラたちは、アキラの家で日本のお正月を体験。ミハルは真っ赤なハートを出すくらい、すっかりショコラに懐いてしまう。小さい子でもちゃんと純粋な思いでハートを出すことを知ったショコラだった。
ショコラがハートを出す人のことをきちんと見つめるというエピソードですが、お正月スペシャル回という感触が強過ぎたためにボケてしまったのは残念。でもショコラ、「小さい子から取るのは云々」と悩んだわりに結局最後にはハート取っちゃうのな。まあそうすることでミハルのショコラに対する思いが薄らぐなら良いことかもしれないけど。
◎第28話:危ない!水族館デート
ピエールがバニラに接近し、魔法を見せて"プリンセス"と呼ぶが、バニラは警戒。一方、ショコラは水族館デートに誘われ、あっさり乗る。そして水族館、偶然居合わせたメンバーズが嫉妬の黒いハートを出すが、ピエールがゲット。ピエールが本性を現した。自らの結界に引き込み、魔法でショコラにやきもちを妬かせ、ピンクになったハートを奪う。だが、バニラが持たせた香水のおかげで救出に成功。
子供好きなところを見せて女の子の好感度アップなんてベタベタ過ぎる手を使ったのに爆笑したけど、そんな頭の悪い話には終わらず、急に事態が進展。ピエールはバニラをダークサイドに誘ってたけど、OPで黒いハートを出してたことだし、やはり今後はそういう展開になるのか。元々が黒いバニラさんだけにありそうだ。そして黒い表情を見せたピエールがムチャクチャかっこいい。良いなあ、実に楽しみだ。そしてなんかすごい秘密がありそうなデュークも良い。呪いが解けてものすごい美少年になったりするんだろうか。笑っちゃうな。
◎第29話:魔界創世記、オグルの秘密
クグロフ先生(田中しげ美さん)の結婚式に出席するため、魔界に帰ることに。ショコラはパーティを抜け出し、クイーン・キャンディーに直接オグルのことを聞きに行く。魔界は7人の魔法使いによって作られたのだが、唯一の男である魔法使いは、他の6人の魔女すべての夫であった。魔女たちは、どうせ独り占めできないならと魔法使いを地の果てに閉じ込め、その一族も迫害されるようになった。それがオグルの始まりだと言う。
6人の魔女すべての夫って、一夫多妻もいいとこだ。なんだそのすごい設定。しかもその話だと、オグルが一方的に可哀想に思えてならないんだが。そんなことより、ショコラだけがクイーンに会ったことにバニラがショックを受けていたのがポイント。どういう風にノワールハートを出すようになるのかと思ったらこういう線だったか。まあこれは、一言も言わないで独断先行なショコラが全面的に悪いと思うよ。魔女ってのはこんなのばっかなのか。
◎第30話:オグル宣戦布告!ハート工場危機一髪
ハート工場で一日工場長となる中間試験。部下に厳しく命令するショコラに対して、気遣うバニラ。そこへピエールらオグルの一行がやってきて、ドラゴンを放つ。ロビンらが迎撃して決着するが、中間試験は中止せざるを得ない状況に。だがショコラはその時点での成績での判定を望み、バニラの勝ちとなった。
戦うロビンと
がかっこいいなあ!幹部クラスにはなんだかステキなおねーさんもいたりして、彼らが大活躍して魔法バトルが展開されてくれるといいなあ。それにしてもオグルのクイーン、という話が出てきたけど、バニラが暗黒面に落ちてこれになるわけか。まあバニラには元々その素質があったわけだけど、重い展開になるんだろうな。楽しみだ。
で、今回からいはたじゅりさんの曲にEDが変更。バック絵がおもしろくていいけど、ヘンな曲だなあ。
◎第31話:お騒がせ魔女・ワッフル登場!
ウー(木村良平さん)に会いにワッフル(齋藤彩夏さん)がやって来た。ショコラをウーから離れさせようと、ピエールを近づけさせる作戦。ワッフルのラブラブエッセンスにより、ショコラはピエールに傾きかけるが。
ピエールがまずショコラにオグルのクイーンになってくれと頼んだのはちょっと意外だった。ショコラのハートを取ることはとるけど、あくまで敵軍の将を討っておくということで、ピエールが目をつけてるクイーン候補はバニラ以外ありえないと思ってたから。まあ実際バニラは素質があるから、いずれそうなるんだろうけど。
◎第32話:ショコラ、チョコにこめた想い
バレンタインを知らなかったショコラだが、ピエールのことを考えて悩む。ピエールへの想いを封印するためにチョコを作ることにした。そしてバレンタイン当日。チョコをもらおうと必死な男子のせいで、ショコラのチョコは割れてしまう。ショコラはチョコを魔法で星くずチョコにしてばら撒くが、最後に残った1個がピエールの頭の上へ。ピエールはショコラの想いのこもったチョコを食べるのだった。
魔女のたった一つのハートをあげる代わりにチョコをあげたのがバレンタインの由来で、人間界のバレンタインはそれを真似したも、というのはおもしろい説明だ。しかし男子ども、あんなに必死にならなくてもお前らもうチョコもらえてるんじゃんか!1個ももらえないという可能性はないんですか?しかも人のチョコ踏んづけて割っておいて「俺が直すから、その直ったのくれよ」って、人としてどうなんだ。上から落っこちてきたチョコを何の疑問も抱かずに口に入れるピエールもどうかと思う。
◎第33話:友情のハート、大切な想い
ピエールのことを考えると苦しいショコラだが、三村(三橋加奈子さん)といると楽しい。三村に誘われて、昔よく行ったという遊園地に行くことに。だが既につぶれていた。ショコラは魔法で一日だけ遊園地を復活。二人で楽しく遊び、三村はきれいな緑色の友情のハートを出すのだった。
ピエールとの"苦しい恋"との対比で三村との友情を出したわけだが、楽しそうだし三村とのほうがうまくいきそうだよ?気楽に付き合いつつ、お互いを大切に思えるパートナーになれそうで、すごく良い感じなんだけどねえ。それでもやっぱり恋のほうを選んでしまうものなんだろうか。
◎第34話:ショコラとバニラと夢の星
ショコラが子供になればウーは自分を好きになる?と考えたワッフルは、ばあや(並木のり子さん)に頼んで魔法のりんごを作ってもらう。だがばあやは魔法をかけ間違え、ワッフルがショコラとバニラの小さい頃に飛んでしまう夢を見る。
どういう間違え方をしたらそうなるんだ、ばあや。「星細工師」とか「雲の綿菓子」とか、ファンタジックで楽しげなお話でした。でもショコラ、バニラになにか変化があったわけでなく、アホの子なワッフルが過去を知っただけなので、ストーリー上は特に進展がなさそうで、ワタシ的には今ひとつ。ただ、ショコラが小さい頃にピエールに会っていたかも?というのはなかなか興味深い。それにしてもオグルでも簡単に入ってこれちゃうんだなあ。いいのかこれで。
◎第35話:ワッフル、女王様になる
なんとかウーに好かれたいと思ったワッフルは魔界通販に頼ろうとするが、お金がない。だがジョー(木内秀信さん)が落とした「女王様ティアラ」を拾い、装着。だがそれは不良品で、効き目があり過ぎ、しかも外れないというものだった。
道具を使って好きと言われても嬉しくも何ともない、というあたりは良い描写だった。まあいつもウー様ウー様とうるさいが、まあこれでちょっとは大人になったか。しかしこのティアラ、バニラも注文しようとしてたのか!男共を傅かせようとしてたのか!さすが腹黒いな。そういう意味ではクイーンの素質は十分にありか。
◎第36話:おじいを止めろ!ばあやの(秘)大作戦
コルヌが来たので、みんなで海へ。ショコラもばあやも、ナンパばっかりするコルヌが気に入らない。そこで二人が協力して、ぎゃふんと言わせる作戦。ばあやが美女に変身してコルヌを逆ナン。だがパワフルなコルヌは全然疲れてない。ばあやは騙していたことを謝るが、最初から気づいていたという。
ばあや役の並木のり子さんの美女演技はさすがハマってて良かった。序盤の展開はシーンごとのつながりが不自然とか唐突に感じるところがあったりしてイマイチだったが、最後のおじいはかっこよくて良かったな。このままばあやとおじいがもっと仲良くなればいいのに。
◎第37話:黒いハートとオグルの罠
オグルの調査のため、グラシエ(前田剛さん)がやってきた。ロビンとグラシエはピエールの屋敷に行くが、罠だった。一方、ショコラはピエールの元に。ピエールは、クイーンになるために力を貸すのでオグルのクイーンになってくれと言う。ショコラは拒否し、魔法の力で脱出。その夜、ショコラはクイーンに報告。だがその姿を見たバニラはショックを受ける。
「魔女が育てるのは愛の力」というセリフは、この作品の世界観を上手く言い表しているようで、なかなか良かった。ピエールとグラシエは謎の黒猫の力によって助かったわけだが、これはもしかしてショコラのママの変わり果てた姿だったりするんだろうか。
◎第38話:ピエールの誘惑、引き裂かれた友情
このままではショコラにハートの数を追い越されると焦るバニラ。そんなとき、クラスの女の子たちが、自分が男の子に媚びを売っていると話しているのを聞く。その後ショコラが怒るのを聞かないままショックを受けたバニラに、ピエールが接近。バニラとショコラは共に生徒会長選挙に立候補し、ピエールの力でバニラが当選。
まあ確かに、普段のバニラの態度は女の子には受けないわなあ。しかもそれがハート狙いでほんとにある程度意図的に行われてるのなら、黒さも染み出てくるわなあ。しかしバニラが黒くなって楽しくなってきたー!こういう、コンプレックスとか劣等感から出てきたものだと根深いよなあ。井端珠里さんのトゲのある口調の演技がいい。
◎第39話:誕生、オグルのクィーン
言葉巧みにバニラを誘惑するピエール。追い詰められたバニラはショコラを敵視するようになり、ついにピエールにノワール・ハートを埋め込まれてしまう。迎えにピエールの家に来たショコラは、バニラと対面。バニラが自らの意思でオグルのクィーンとなったことを知る。
ショコラは何も言ってないのに、バニラが勝手にどんどん追い詰められてる。このへん、負のスパイラルに陥る人の思考過程がうまく描かれていて、非常に説得力あるな。こういうときに、「この人なら私のことを分かってくれる」という人がいたら、そりゃあなびいちゃうよなあ。井端珠里さんの黒い演技も素晴らしい。
◎第40話:嫉妬の黒い針
ショコラはフェンシングの試合に来た篁(増川洋一さん)を魔法の力でラブラブにさせる。一方、ノワールを集め始めたバニラは、篁に魔法をかけて、嫉妬心を抱かせる。バニラは篁の嫉妬心をさらに煽り、ノワールハートをピックアップ。ホルダーに入りきらないほどの大きさにまで育ててから出させる作戦だった。
しかしカップルだらけの小学校ってありえねえ。この年頃なら、そんなことできないか、やってたとしてもコソコソじゃないか?このへんがドリーミン過ぎるというかリアリティないんだよなあ。しかしショコラの作戦はあまりにもリスクが大き過ぎるんじゃないか。もし嫉妬心が足りなくてホルダーにノワールハートが入っちゃったら、みんな不幸な結果になるじゃないか。クィーン候補という立場でありながら軽率だ。これまでもそういうところは多々あったけれども。
◎第41話:バニラと対決!秘密のスパイス
振り掛けるだけでやせられるというスパイスを持ってきた謎のセールスマン。クラスの子たちは喜んで使うが、みんな無気力状態に。セールスマンの正体はピエールの部下のジルウェット(内藤玲さん)で、ノワールハートを出させるための作戦だった。
かけるだけでカロリーゼロってむちゃくちゃ過ぎるな。ちっとは疑えよ。っつーか、小学生のクセにカロリーとか気にするな。しかも男まで。まあそこはどうかと思ったが、バニラの育てた木苺の実を食べて正気を取り戻しかけるっていうのは良かった。これからはバニラが苦しんで葛藤しつつ…という展開になるのかな。良いドラマを見せてくれそうだ。
◎第42話:ショコラ・ピエール、ふたりきりの冒険
ショコラとバニラが、イアン(時田光さん)のハートをかけて対決。バニラは魔法で海を出し、みんなを招待。だが魔法の使い過ぎのため、溺れてしまう。ショコラが助けるが、今度はショコラが溺れる。とっさにピエールが助けに飛び込むが、バニラが気を失ったため魔法の効力が消滅。ショコラとピエールは出られなくなってしまった。双方の陣営の助けにより脱出できたが、その「忘れられた通路」で、2人は過去の記憶を見る。
海っぽいプールじゃなくて、海そのまんまってやり過ぎだ。つか、ちっとは疑えよ、あきらかにおかしいだろう。と思ったが、それを疑問に思わないことも含めて、魔法をかけられてたって事なんだろうか。ショコラとピエールが幼い頃に知り合いだったというのは、前にも提示されていたように思うが、興味深い設定ですな。ピエールも、オグルとしての立場を離れた場では、ショコラのお礼に顔を赤くしてたりと、このあたりから大団円の結末に持っていってくれそうです。
それにしても、バニラの男を釣る術が実に堂に入ってるというか、黒さに磨きがかかってて実にイイ感じ。やっぱりバニラには向いてるんじゃないか?
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