銀盤カレイドスコープ

1

100億ドルの女

2

キーワードはトマト

3

トリプル・トラブル

4

驚愕のフリープログラム

5

一人でデート

6

チェンジ!

7

氷上のウエイトレス

8

マスコミ戦争

9

トライアングル・ラブ

10

タイムリミット

11

キス・アンド・クライ

12

シンデレラ


◎第1話:100億ドルの女 (゚∀゚)

 原作は小説で、まんが版はマーガレットに掲載される模様。
 OPはまずまず。うわっ、短っ!第1話だからか?EDはまあまあ。キャラデザ、いまひとつ上手くないんだが、まあいいんじゃないか。崩れやすそうだけど。
 ストーリー、フィギュアスケートのオリンピック強化選手でありながら、愛想が悪いためマスコミ受けの悪い桜野タズサ(川澄綾子さん)。タズサは代表選考の試合で着地に失敗。ちょうど同じ時にアクロバット飛行に失敗して墜落死したピート・パンプス(吉野裕行さん)の幽霊が憑依してしまう。ピートは100日経たないと天界にいけないらしい。
 幽霊が憑依して…というのは特に斬新ではないが、フィギュアを題材にしているのはおもしろい。タズサとピートのスピンが同期して憑依したようだから、ピートの何らかの力もタズサの助けになったりするんだろうか。どう組み合わせてくれるのか楽しみ。
 ピートを追い出そうと奇行に走るタズサがおもしろいし、それを支える川澄さんの演技が素晴らしい。ワタシ的には妹のヨーコ(斎藤千和さん)の活躍にも期待。というわけで、悪くないんじゃないでしょうか。

◎第2話:キーワードはトマト

 第2話からOPが通常の長さに。まあ良い曲なんじゃないか。
 ピートの弱点がトマトであることが判明。で、大事な試合で失敗したタズサは記者会見を始め、記者たちから質問攻めに会う。だがその中でフリーライターの新田一也(千葉一伸さん)はフィギュアのことを分かってる質問をする。その新田の計らいでタズサとライバル=至藤響子(村井かずささん)と対面。
 作画は早くも崩れてきているが、話はおもしろいし、タズサが可愛いなあ。ンコするときの音をiPodでごまかしてるのには笑った。でも音より、あの出るときの感覚を共有されちゃうほうがよっぽど恥ずかしい気が…。

◎第3話:トリプル・トラブル

 期末テストはピートの英語力+記憶力で乗り切ったが、迫るHNK杯はプレッシャーに苦しみ、イメージトレーニングもできない状態。そしてタズサはまた失敗してしまう。
 うーん、ピートがパイロットで元々くるくる回ってたとかそういうのは活かさないのかな?とりあえず今のところフィギュアの描写では幽霊付きっていう設定が全然活かされてない感じなのが残念。

◎第4話:驚愕のフリープログラム

 HNK杯のショートプログラムが失敗に終わり、残るはフリープログラム。控え室に来た至藤響子はプレッシャーをかけに来たのだと感じるタズサだが、ピートは響子も緊張してるのだと言う。ピートのアドバイスによりフリープログラムは勝負に出ることを決意。高島コーチ(小杉十郎太さん)にも「成長した」と言われるようになる。なんかピートがいきなり選手を上手く乗せる名コーチっぷりを発揮しているのにビックリした。
 そして演技開始。ピートのアドバイスに乗って、最初にちょっと失敗しただけで後は成功。大技も決めて会場を沸かせることもできた。試合後のパーティでは三代雪江監督(鈴木弘子さん)もタズサを推す発言。代表入りの望みをつないだ。
 なんかピート異様にフィギュア詳しいのな。「知らない」とか言ってたけど、フィギュアの経験あるんじゃねえか?それもなくてこんなに的確なアドバイスができるなんて嘘っぽ過ぎる。アクロバット飛行してたから演技についてはまかせとけーっとか言うんじゃねえだろうな。フィギュアとは根本的に違うだろうに一緒にすんなよー。杞憂に終わることを祈る。
 ピートの言葉に乗って演技するタズサが良い笑顔を見せていたのが、グッと来るほど良い展開でした。でも作画が悪かったなー…

◎第5話:一人でデート

 脚の疲労により、練習が休みとなったタズサは、街に買い物に出る。ピートの好きなものを食べ、見たかったと言う映画を見て、フライトシミュレーターをやって、離着陸する飛行機を見たりと、デート状態。ロシア人の迷子の女の子をほっとけないというピートの言葉を聞いたり、事故の話を聞いて、今まで厳しく当たってたのをちょっと反省するタズサだった。
 デートは、途中ではタズサもしっかり楽しそうな感じを見せたりして、すごく良い感じ。映画の趣味が合わなくて途中で寝ちゃって、ピートも見れなくなるのには笑った。ロシア語が分からなくたってフリープログラムのつもりでやれば大丈夫とか、アクロバット飛行とフィギュアは似てるから分かるとか、なんかピートの言ってることはムチャクチャなんだけど、他の心理面の描写が良かったのでまあ良いかね。それにしても、パイロットに指示されながらのフライトシミュレーターって楽しそうだ。そんときだけパイロットの霊にとりついてもらいたいとか思った。

◎第6話:チェンジ!

 ロシアの誇りとも言われるリア・ガーネット・ジュイティエフ(能登麻美子さん)がタズサと同じ曲を選んだことが判明。ここの三代監督とのシーンでは、監督はただイヤミを言ってるだけじゃなくて、タズサの性格をちゃんと分かってるんだなあと思った。うまく炊きつけられて再び闘志を燃やされてるよなー。良い監督さんじゃないですか。
 でもピートと相談してプログラムを変更。衣装も変えるようで、タズサは怯むが、これを着たら可愛いよとピートに言われて赤くなる。そして時間がないが、練習に励む。
 赤くなるタズサタンがかーわーいーいー!ウェイトレス風の新衣装もすっげーイイナ!それにしてもピートがタズサにとってどんどんかけがえのない存在になってきてしまったねえ。期限が来て別れ、しかも永遠の別れをするときにはかなりドラマチックになりそうだ。

◎第7話:氷上のウエイトレス

 新コスチュームでショートプログラムに臨むタズサ。またも至藤響子のすぐ後の演技でプレッシャーがかかるが、ピートと共に自分の力を思い切り出して演技は成功。感情をありのままに出すことの気持ち良さを感じるのだった。そしてフリープログラム。タズサはまた失敗してしまうが、でも笑顔で完全燃焼することができた。変化したタズサの演技を見てプレッシャーに感じたか、その後の至藤響子はミスを連発。タズサがオリンピック代表に選ばれた。
 やっぱり新コスはかわいいな!すんごく滑りにくそうだけど。しかも高飛車ウエイトレスって!「僕なら毎日でも通っちゃうよ」というピートに激しく同意。肝心の演技が、『ジャぱん』なんかで言う"リアクション"世界に入ってしまったのは残念。実際にどう滑ったのかが分かんなかったなあ。あんなに直接ウエイトレスやらなくても、リズムに合わせてステップ踏んだり、ひらひらくるくる回ってるだけでも十分可愛い姿が描けそうなのに。演技が成功して次のステップに登ることができたタズサには素直に感動しました。
 ED後、「リアとタズサのフィギュア教室」があったのには吹いた。なんで今更。こういうのは第1話からやってくれよ。まさか今後もリアの出番はこれだけじゃないだろうな。

◎第8話:マスコミ戦争

 タズサの代表入りを喜ばない者がいるようで、なにか企んでる様子。その者の依頼で、タズサを責めるように取材するマスコミ。マスコミ相手に暴言、と報じられて代表の座が危うくなる。釈明記者会見でも記者に責められ、両親の離婚話まで持ち出されてめげかけるが、フリーライター・新田の質問で浮上。堂々とした態度で巻き返した。新田の取材により、黒幕は副会長だったことが判明し、副会長は失脚した。
 マスコミの質問攻めのシーンは見ててほんとにストレスがたまった。今時オリンピック代表にここまでやって、全然同情論が出ないなんてことあるのかなあ?旧に凹んだタズサにはグッと来た。この際、一泣きしちゃったほうがこれまでのイメージも崩せるし、国民の支持も集められて良かったんじゃないかと思ってしまった。

◎第9話:トライアングル・ラブ

 タズサの代表決定により、記者もファンも増えた。新田が学校まで送ってくれたのだが、そこを写真に撮られて熱愛報道。同時に高島コーチを含めた三角関係疑惑まで報じられる始末。ますます記者が増え、夜も自宅を取り囲む記者を逃れ、新田の家に避難。新田の言葉に赤くなるタズサだが、新田は至藤のことが好きなようで、タズサは純粋に選手として注目している模様。新田がタズサに見せたのは「銀盤カレイドスコープ」とタイトルがつけられた取材ノート。最後の白紙ページには、メダル獲得後のタズサのインタビューを書く予定と言い、タズサを激励する。
 なんだー、新田は至藤だったのかー。ピートとの三角関係にはならないのねー、残念。コーチという身分を超えてなぜか同性状態の高島コーチも結婚するとか言ってるし。ラブコメ分はタズサとピートだけなのねー。まあ短い話数だから仕方ないか。ピートが消えた後の何らかの救済があれば良いんですが。
 それにしても今回のタズサは可愛いし、セリフも良かった。ピートに告白されたりでドキドキの演技も良いし、高島コーチ告白?で「聞きたくなーい!」と叫ぶあたりもなんかグッと来た。そして最高だったのはやはりクラスメイトの本城ミカ(井上麻里奈さん)ですな。ピートに向けた罵詈雑言を自分に向けられたものと思い、スローモーションで泣きながら走り去るのには爆笑した。しかも3回やってくれるし!つか、あんなこと言われてよくまた会いに来てくれるなあ。良い子だ。
 そういえば第8話であった「リアとタズサのフィギュア教室」はもうやらないんだろうか?つか、今後リアに出番はあるのか?

◎第10話:タイムリミット

 タズサは、オリンピック本番はピートが消える日だったのを思い出した。今ではいるのが当たり前になっていたのにいなくなってしまうこと、ピートは「二度死ぬ」ということを思うと、気になって練習に身が入らない。話しかけるなと言い、ケンカになってしまうが、ついに耐え切れずにピートに聞く。怖くないはずがないというピートの話を聞き、最後の時を好きなように過ごしてもらおうと、オリンピック代表を辞退すると言い出すタズサ。だがピートは、一緒にトリノに行きたいと言う。自体撤回の条件として、タズサはピートにキスを求めるのだった。
 タズサの切ない気持ち、悩んでるのに素直に出せない感じがとてもよく出ていて、タズサが愛しく感じられました。まあそりゃ期日指定でもう一度死ぬなんて、想像するだに怖いよなあ。ましてやこれまで自分の態度はあんまりだったんじゃないか?という思いがあるなら一層辛くなるだろう。こりゃ、オリンピック本番で演技が成功→大喜びでピートに話し掛ける→でももう消えてた→勝利の喜びでなく、別離の悲しみで号泣…という感じになるのかな?切ないけど良い結末を見せてくれそうだ。

◎第11話:キス・アンド・クライ

 結局キスはしなかったが、"私といけるところまで生きるのが条件"として、2人でトリノでの勝利を目指すことに。オリンピック用のプログラムはピートが構成し、そしてトリノに出発。滑走順1番をひいてしまい、ナーバスになるタズサ。だがそんなタズサをピートが支え、いよいよ本番のショートプログラム。最高の演技を見せ、祝福のキスをする2人だった。
 すっかりピートがかけがえのない存在になっているのに、確実に"別れ"が近づいている…という状況で、見ていてとても切なくなってくる良い構成でした。特にピートのモノローグがなんとも切ない。それにしても、リアに続いて、ライバルとなるドミニク(岡本麻弥さん)が初登場となったけど、もうこれっきりなんだろうなあ。

◎第12話:シンデレラ

 最終回は、OPがタズサのウェイトレスコスでの演技でした。
 ショートプログラム終了後の順位はリアがトップ、タズサが2位と上々。フリーに逆転の望みをかけるが、その日はピートの最期の日でもあった。タズサはピートに自分の想いを伝えようとするが、言えないまま本番を迎えてしまう。見事に"ラストフライト"を成功させた2人だが、最終結果は4位、メダル獲得ならず。そしてついに迎えた最期の瞬間。やはり好きという気持ちを伝えられなかったが、ピートの望むとおり笑顔で別れられたのだった。
 って、えっ、ええっー?これで終わり?演技が終わる瞬間に消えて劇的な展開になるのかと予想してたけどそれもなく、なら力いっぱい哀しんで視聴者号泣な別れのシーンを演出してくれるのかと思ったら、割とあっさりめ。しかも別れたあとの余韻とかもなくてガッカリ。ううむ…、これだけタズサにとってピートが欠かせない存在になってきたと描いた割には、"いなくなったその後"の描き方が足りなくて物足りなさ感が残りました。

 というわけで最終回だったわけですが、全体的には惜しい作品だったなあ。全般作画がいまいちで、フィギュアのシーンが迫力不足とかどんな演技かよく分からないという欠点はあったものの、基本的なストーリーは悪くない。反発しながらもだんだんピートに傾いていくタズサの心情描写もなかなか良かったです。でもそれだけに最後の盛り上がりが「もっともっと!」という感じになってしまいました。もっと感動的な、号泣できるような結末になると期待してたんだけどなあ。まあでも、タズサのキャラにも惹かれたし、楽しめた作品でした。


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