わがまま☆フェアリー ミルモでポン!ちゃあみんぐ

1

離れて、出会って、新学期

2

恋のケンカ屋パピィ

3

恋のかけ引き教えまチュ

4

ボクたん、ユーレイですっち

5

腹黒ストライク

6

ラベンダー色の恋

7

ラベンダー色の恋・妖精編

8

はるかと摂

9

タコパンタパートナー

10

マツタケぼっちゃまの逆襲

11

大混戦!ヒヨコウォーズ

12

ユーレイだぞ!ワルモ団!!

13

夏祭り!ゆかたの大決戦だぞっ!!

14

おもろいマンガの描き方!!

15

結木VS住田!恋のラストターン!!

16

恋の嵐が吹き荒れて…

17

恋心、揺れてます

18

南楓、がんばります!

19

パンタを救え!

20

それぞれの決断

21

楓の願い、ミルモの想い

22

みんないっしょにミルモでポン!


◎第1話:離れて、出会って、新学期 (゚∀゚)

 ミルモの第4シリーズ。OPは今回もパーキッツで、なかなか良い。EDも良い曲ですね。キャラデザ…はなんか変わったような気がする。少々雑になったというか。まあでも作画面のクオリティは相変わらず全般的に良好。
 クラス替えでみんなと別のクラスになってしまった楓。新たにクラスメイトになった住田光一(吉野裕行さん)くんに告白されてしまい、恋の行方は大変なことに。
 ミルモシリーズはラブコメ部分が好きだっただけに、この路線は嬉しい。初っ端から告白まで行ってしまうとは予想外だったが、楽しそうではある。しかし楓が告白されたときの演出が激し過ぎて笑った。住田くん悪役かよ(笑) まあある意味敵かもしれんが。
 それにしても結木くんのキャストが徳本恭敏さんから浪川大輔さんに変更になったのには驚いた。今回の結木くんはちょっと軽い感じがするなあ。前の徳本さんのほうが、演技は下手だけど、しゃべり方とか声質が結木くんのキャラクターには合っていたと思うので残念。とはいえ、前作の路線が好きじゃなかっただけに、ラブコメシフトは嬉しい限りだし、相変わらずの中原さんの鼻歌=にゅにゅにゅーも聞けて満足。この路線ということは、結木くんと無事くっついて、お役御免のミルモは妖精階へ戻り、楓たちは中学卒業…という結末かな?一年間、楽しみです。

◎第2話:恋のケンカ屋パピィ

 ムルモのそばにいたいパピィ(間宮くるみさん)が、結木くんのアドバイスにより住田くんのパートナーになることに。
 オイオイ、妖精同士は既に知り合いなわけだし、話筒抜けになっちゃうじゃん。結木は何も知らないからしょうがないとしても、それを聞いて実行しちゃう楓も罪な女だなあ。というかバカ過ぎるだけか。それにしても、楓が近づくと敏感に察知する安純、松竹くんに笑った。ニュータイプかよ。

◎第3話:恋のかけ引き教えまチュ

 やっぱりいつものようにムルモとけんかしてしまうパピィ。成り行きで住田の恋がうまくいくかの勝負になってしまった。だがムルモは、楓が好きなのは結木だと知っている。結果が分かってる勝負をしてまで自分を追い返そうとしてるのかとショックなパピィ。でもまあなんだかんだと仲直りというか、最後にはいつものような感じに戻った。
 しかしミルモとヤシチ、なんでエアロビ勝負なんだ。この作品の妖精の好みはわからんな(笑) あと、昔の少女まんが−『ガラスの仮面』とか『王家の紋章』とかみたいに、ショックを受けて白目になってる楓に笑った。

◎第4話:ボクたん、ユーレイですっち

 音楽室で幽霊が出るという噂が。忘れ物をして放課後の学校に行くと、結木くんとばったり。問題の音楽室に入ってみると、幽霊の正体は、幽霊妖精のパンタ(高木礼子)だった。もっと遊びたかったというのが心残りだったため、幽霊が苦手なミルモがパンタの成仏のために一緒に遊んであげ、無事天国へ。
 あれれ?OPにも出てきてるから、パンタは当然レギュラーキャラになるんだと(しかももう一人の新キャラの女の子のパートナーになるもんだと)思ったんだけど…天国なんか行っちゃっていいの?生き返ったとか言ってまた出てくるのかな?
 それにしても今回は楓タンの作画が妙にエロかわいくて良かった。

◎第5話:腹黒ストライク

 楓、安純、結木、住田の4人でボウリング。楓の服、気合入っててかわいいな。
 ボウリングを指導させることによって楓と住田くんをくっつけようという作戦でした。ヤシチたちの動きが空回りだったのでうまく行かなかったけど、これは確かにうまい作戦だ。そういうイベントで親密度が上がるってあるもんねえ。
 で最終兵器のチュッチュッシールが発動して住田くんとキスーッ?!おー、いきなりの急展開。いやしかしいくらなんでもこれはかわいそうだなあ。初めてなわけだし、好きな人の目の前だったわけだし、そりゃショックだわ。次回以降は重い展開になりそうですな。

◎第6話:ラベンダー色の恋

 大好きな結木くんにキスしたところを見られたショックで涙する楓。あぁ、そりゃ辛いわなあ、ファーストキスはやり直しが効かないわけだし。でミルモたちが励まそうとするが浮上せず。楓はファーストキスに夢を抱いていたのでショックだった模様。いやーこりゃ相当照れくさい夢だなあ。いくらなんでもファンタジー過ぎるのではないか。でもそのへんが楓らしいのかもなあ。
 でミルモの力で楓の夢の風景が出現。結木くんも意を決してキスをするのかと思いきや、楓の口をゴシゴシこすってなかったことに。うっひゃー!なんだこの青春っぷりは!見てるこっちが赤面しちゃうな!なんとも微笑ましくて良いねえ。

◎第7話:ラベンダー色の恋・妖精編

 妖精界は今恋人週間。キスをしたカップルは永遠に結ばれるという伝説があるんだとか。リルム、パピィはキスをしようと追いかけるが、ミルモ、ムルモに逃げられてしまう。
 結局キスしてあげるムルモ、花をあげたミルモ。どちらも実は相手のことを想っている、でも照れくさいという感じが出てて、見ているとなんともニヤけてしまいますなぁ。

◎第8話:はるかと摂

 転校生の森下はるか(雪野五月さん)は結木くんの幼馴染。自分が知らない結木くんを知ってるし、すごく仲が良いしで、楓の心はフクザツ。幼はるかがエラクかわいいな!そんでお互いの夢を知ってるなんて、そりゃ強いわ。しかも同人女!(笑)
 仲の良い二人を見ていたたまれなくなった楓は逃げ出し、川辺で「ずるいよ」と泣いちゃう。そりゃずるいって思いたくなるよなあ。かないっこない感じがしちゃうもの。このシーンは見てるこちらの胸がチクチクするくらい、的確に描かれてて良かった。恋においてほんとに怖いのは、安純みたいに敵対心むき出しのコじゃなくて、はるかみたいにナチュラル路線なコなのかねえ。

◎第9話:タコパンタパートナー

 安純と楓、はるかが結木と仲良くするのを阻止するため協力。というか楓が協力させられる。なんだかんだと息が合ってていいコンビじゃんかと思ってしまった。そして安純の言葉にもまったく動じずに言い返すはるかタン、ステキ過ぎる。それにしても今回の作画では安純タンのきょぬーっぷりが大変よろしい。
 で天国に行ったパンタは人間界に戻りたい。日が沈むまでにパートナーを見つければOK、見つけられなければ永遠に間を彷徨うという条件で人間界にきた。パンタは学校で出あったはるかのパートナーになりたいと言う。パンタは昔にもはるかに声をかけようとしていたのだった。タコスの協力もあり、めでたくはるかとパンタはパートナーになれた。
 タコ釣とか苦しい言い訳だが、ちゃんとついて来て釣しちゃうはるかの付き合いのよさにビビった。まさかほんとに海に来るとは。タコスの再登場は蛇足感があるが、まあおもしろかった。こうなるとほんとにパンタ=幽霊ってのが余計な気がするが、どう活かしてくれるのか。はるかも恋のライバルになってくれるのか。いろいろと今後が楽しみです。

◎第10話:マツタケぼっちゃまの逆襲

 ファンのコに追われてしばらく戦線離脱していた松竹クン、久々に合流してみると見知らぬ顔が。楓のことが好きで、しかもキスまでしちゃったと知って焦る。パンタの歓迎パーティを松竹邸で開催し、自分の魅力をアピール作戦に出た。
 …ってオイ!テメーどこに入ってやがるんだ、パンタこのクソヤロー!なに貴様そんなはるかタンの谷間から出てきてやがああQWFTRGYふじこ
 まあともかく今回はギャグも効いてて非常におもしろかった。松竹クンの妄想内でハァーンとなってる楓タンもエロくて非常によろしかったし。しかし実際あんなことでうっとりしちゃうコもどうかとは思うが(笑)
 そして最終兵器を使って楓に松竹を刷り込ませる作戦に出たムルモ。だがパピィも同じアイテムを使ったので大変なことに。松竹−安純、住田−はるかの2組は相性的にもけっこういいんじゃないの?で結木−楓か…ラスト近くの総まとめはこのカップリングで決まりかな?と思ってたら、結木が惚れちゃったのはリルム!これは意外で笑ったなあ。さーどうなる?と思ったらこの話次回に続くのか!こういう状態は楽しゲなので、じっくり見られるのは嬉しい。次回が楽しみです。

◎第11話:大混戦!ヒヨコウォーズ

 前回からの続きということで、舞台は松竹邸。事態を収拾しようと、楓、はるか、安純もヒヨコを使うが、やはり最初はかえって騒ぎが大きくなる。楓ヒヨコの説得でみんな卵に戻ったのだった。
 ヒヨコたちが何をしゃべるときも「っぴ」とつけるのがなんかおかしかった。ヒヨコのせいではるかLOVEになった住田くんが尽くすタイプになってたのがイイ。サッパリした感じのはるかタンとお世話させてくださいッの住田くんのカポーはうまくいくかもよ?

◎第12話:ユーレイだぞ!ワルモ団!!

 パンタを怖がるミルモを見て、ユーレイになったワルモ団。作戦は成功し、ミルモを怖がらせることができた。だが、元の体に何かが起こると元に戻れなくなってしまうのが弱点。ヤシチたちに遊ばれてた体を取り返し、ミルモにとどめをさそうと思ったら、もはやユーレイでないワルモ団をミルモが怖がるはずもなく、やっぱりやられちゃう。
 ままごとをしてるヤシチたちがおかしかった。で、はるかが描いてるまんがが画面に出てきたのだが、これはスゴイな!何年前の少女漫画だよ!って感じ。最近の漫画も含めてあれだけ読んでるのにどうしてああいう作風になるのか(笑)

◎第13話:夏祭り!ゆかたの大決戦だぞっ!!
◎第14話:おもろいマンガの描き方!!

 「ドッキドキの急展開」らしいが、時間変更に気付かずロスト_| ̄|○
 作画が悪そうだったのがせめてもの救いか。
 アバンだけ見ることができました。消しゴムに変身してはるかの失敗原稿を消すパンタ。今回は感謝されてたけど、パンタがやり過ぎちゃって、はるかの努力が台無しっていうシチュエーションにもなりそうだ。

◎第15話:結木VS住田!恋のラストターン!! (*´Д`)

 水泳大会のリレーのアンカーとして出場することになってしまった楓。自由形に出る住田くんは、一位になったらデートしてほしいと楓に言ってきた。住田はそのことを結木に告げる。気にしてない風を装う結木だが、やはり負けられない気持ちになってくる。珍しく熱くなってるのを見て、結木の気持ちに気付いてしまったはるか。でレーススタート。良い勝負をする二人だが、住田くんは足がつってしまいリタイア。勝負を捨てて沈む住田を助ける結木。住田も楓のことを諦めることにしたのだった。
 ラブ模様が盛り上がってきて良い感じですなあ!住田くんは良いヤツだし、住田くんを励ますパピィもすごく良い。だがやはり今回のハイライトは、ベッドの上でジタバタと水泳の練習をする楓タン!そんな練習法かよ!かわいいなあ、もう!

◎第16話:恋の嵐が吹き荒れて…

 松竹アイランドでバカンス。一人みんなのもとを離れた結木は、大事なペンダントを崖に落としてしまう。かろうじて木にひっかかってたので取ろうとするが、転落。怪我をして気を失ってしまう。そのうち雨も降り、結木が帰ってこないのでみんなで捜索。はるかが発見して、パンタがみんなを呼びに行く間に、結木を連れて洞窟まで避難。結木とはるかは洞窟で二人っきりになってしまう。結木がうなされて「南…」と言うのを聞き、自分の気持ちに気付いてしまうはるか。目を覚ました結木に想いをぶつけてしまう。思わずはるかを抱きしめてしまう結木。そして幼い頃過ごした日々を思い出し、思いが揺らいだか。結木くん、楓を呼び出しふっちゃった!
 うわー、すごい展開だー。思わず抱きしめちゃったとこにみんなが飛び出してきてガーンとかそういう流れなのかと思ったら、事態はより深刻でした。こういう場合、誰も見てないところでやられるほうがより「深い」感じがするもんなあ。うまい。このあたりのシーンは、特にはるかの感情が非常に良く出ててすばらしかった。
 それにしてもOPをちゃんと見るとこういう流れが描かれてたのねえ。いずれは元の鞘に戻るんだろうけど、どういう風にこの修羅場を収めていくのか。非常に楽しみです。

◎第17話:恋心、揺れてます

 追いかける楓が見たのははるかと一緒にいる結木の姿。決定的な失恋となってしまうのでした。失恋でショックの楓。住田はそんな楓を元気付けようと動物園に誘う。一方、相変わらずやってくる安純にもはるかと交際していることを告げる結木。安純はショックを受けながらも、楓に一緒に戦おうと言うが断られる。そんな楓を見て安純は怒る。
 モノクロの絵で安純のショックをあらわしているところはとても良い。安純の悔しい気持ちも痛いくらい伝わってきて、珠玉でした。これでライバルが一人減ったと喜ぶのではなく、怒るあたり「同志」という感じで良いよなあ。
 ミルモは楓に、アイテムを使って結木への気持ちを捨てろと言うが、やはりそんなことはできなくて決意。住田をふる。だが住田は、楓に元気が戻ったことを喜ぶ。
 うわぁ、住田くん良いヤツ過ぎるよ…。登場する男性キャラの中で一番良い男なんじゃないか?それにしても酷いのは結木だな。楓をふるのはともかくとして、見せ付けるかのようにすぐにはるかに会わなくてもいいじゃんねえ。このままだと酷い男まっしぐらだ。

◎第18話:南楓、がんばります!

 結木とはるかのところに明るく挨拶しながらやってくる楓。最初は驚くはるかだが、しっかり結木の隣に立って立場を主張しているのが良かった。実に女の子らしい。楓は相変わらずな安純を妨害したりと、結木とはるかの仲を応援することにしたのだった。だが上の空な結木。はるかは、これは自分の姿を結木に印象付けようとする楓の作戦?と疑う。自然と険しい表情になるのだが、パンタが泣いちゃったことでハッと気付きます。
 すげー、女子同士のドロドロした感情が出てて素晴らしい。今まで良い人過ぎた感じで弱みが見えなかったはるかのここ何回かのキャラの立ち方はよろしいですな。特に今回のブラックはるかが良かったなあ。
 それにしても楓はやり過ぎだ。いくら安純のことがあるとはいえ、目の前にちょろちょろ現れ過ぎ。気を引くためにしか見えないよなあ。そりゃ嫌がらせと思われても仕方ない。それにあまりにもあっさり過ぎるふられかたをした松竹クンが哀れ。そりゃ曖昧にしていつまでもズルズル気を持たせるのも酷いけど、これはあんまりだ…。
 それから、本編とは関係ないけど、ヤシチがやってたヨガの「溶けたアイスクリームのポーズ」に笑った。

◎第19話:パンタを救え!

 結木の本当の気持ちが気になるはるか。そんなはるかを心配してパンタは妖精天国へ。「あやしい門」で願い事をすれば叶うという。だがそれはアモン(中村秀利さん)のワナで、パンタは捕まってしまう。みんなでパンタを探しに行き、救出に成功。
 結木は「確かに楓が気になってた。でももうしません、ゴメン」みたいななんか信用ならない感じで謝ったけど、そんなんで納得しちゃダメだよはるかちゃん!と思ったら決着を付ける決意をしたみたいでよかった。それにしても妖精化したはるかがカワイイ。

◎第20話:それぞれの決断

 結木はやはり楓のことが気になる。そんな、前回謝っておいてなんて勝手なヤツなんだ!そんな結木を見てはるかは、「諦める」と伝え結木をフッてしまう。だが楓に対しても引き気味な結木にリルムが怒る。そりゃそうだわな。みんなおまえが悪いんだ。
 一方、どちらが本当に結木のことが好きか、安純と楓は黒ひげ危機一髪で勝負。結果、楓が勝利し、安純は楓を励ます。ほんとに安純ってまっすぐうで良いコだよねー。行き過ぎるところが問題だけど。この二人の友情は良い感じだなあ。
 そして結木は楓に電話をかける。と、ミルモのマグカップが光るのだった。うわ、これは楓の願いが叶いそうってことなのか?え、まさかもう終わっちゃうの?

◎第21話:楓の願い、ミルモの想い

 ミルモと別れたくないという楓に対し、そのことを忘れさせる魔法をかけるミルモ。楓は結木と会い、告白される。楓の願いは叶い、ミルモは帰らなくてはならなくなる。残された時間は1時間。その間に別れを告げようと楓を探すが、見つからない。さらにはワルモ団に捕まったりして、楓に会えないまま時間切れ。ミルモは消えてしまった。
 ほうほう、消えたミルモを探すシリーズに突入するのね…と思ってたら予告で次回最終回と聞いてビックリ。えー、もう終わっちゃうのかー。話を膨らませられそうなイベントが起こったのにもったいない。
 なんと言っても今回良かったのは安純ですな。川辺で一人涙してるのも実に安純らしくて良い。自らを犠牲にして一つだけ願いを叶える魔法を使ったヤシチに対し、ヤシチを元に戻すという願いをして、自分の恋よりも妖精との友情を取ったりしてね、ほんとにすごーく良いコなんだよなあ…
 そしてそして住田くんとはるかがくっついてしまいそうなことに!まあこの二人はどっちも良いヤツだし、お似合いだからねえ。

◎第22話:みんないっしょにミルモでポン!

 ミルモは消えてしまったが、やがて楓も思い出す。ミルモは罰を受けて人間でない何かに変わっているという。妖精であることを思い出させたら戻れるが、時間がたつと人間側も妖精のことを忘れていってしまうと言う。ミルモはウサギになっていたわけだが、楓も気づき、自分の部屋で飼いながらミルモに思い出させることにした。
 ちょっとこの罰の話は都合が良過ぎるなあ。だんだん忘れていくという設定はおもしろいが、やはりもっと何話か引っ張って緊迫感を高めていってもらいたかったところ。
 で、どじな楓を見て思い出してきたミルモ。妖精に戻ることができたのだった。うわ、ウサギ姿のまま人語をしゃべるミルモの姿が怖すぎる。

 というわけで『ちゃあみんぐ』とともにこのシリーズ自体が最終回となったわけですが。
 ラブコメ路線を押し出した今シリーズの狙いは非常に良かった。マンネリ感が強かった「わんだほう」に比べると緊迫感があったし、結木が楓をふるというこのシリーズの根幹を揺るがすような展開をさせたのも素晴らしい。だが、せっかくの良い展開、魅力的な新キャラも、少ない話数、終盤の駆け足な展開が殺してしまった。3年もやってきたこのシリーズにしては余韻もなくあまりにもあっさり終わり過ぎた感が強い。ミルモとの別れ→絆を取り戻すなんて重要なイベントはきっちりもう1クールくらいかけて描いてほしかった。あるいは、シリーズ全体を終わらせるなら、いっそのこときっちりミルモと別れさせても良かったんじゃないか。妖精との生活はいつまでも続く…!みたいなのを見せられると「えっ、じゃあ見せてよ」というふうになってしまうなあ。どちらにせよ、ミルモシリーズが好きだっただけに、最後はきっちりとけじめをつけてほしかった。それにラス前にくっついた新キャラ2人も、あまりにもやっつけ仕事のように見えてしまう。
 というように今シリーズ単体で見ると、初め大コーフン→尻すぼみ、という感じになってしまうなんとも「惜しい」作品でした。Dめおラブコメとしては楽しめたかな。ギャグの要素が弱かったために、ミルモシリーズの中では印象が薄くなってしまうのは残念なところ。やはりワタシ的には「ごおるでん」が傑作でした。


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